磯原
いそはら
Isohara
野口雨情生誕の地、北茨城市の中心駅
北茨城市の中心を担う駅。特急ひたちはそこそこの本数が停車する。発車メロディは「か〜ら〜す〜なぜなくの〜」の歌詞が印象的な「七つの子」。これは現在の北茨城市が作詞家「野口雨情(のぐちうじょう)」の出身地であることに因む。この発車メロディは1分弱あり利用客数的にフルコーラスはあり得ない。
北茨城市の前身である磯原町は作詞家「野口雨情」の出身地。作曲家とともに「証城寺の狸囃子」や「シャボン玉」など多くの童謡を生み出した。
路線
常磐線
日暮里起点
171.6km
駅構造 地上駅(橋上駅)
ホーム 2面2線
開業日 1897年(明治30年)2月25日
運営形態 業務委託駅
設置場所 | 改札窓口 |
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詩人野口雨情のふるさとの駅。野口雨情生家資料館と磯原海岸北側にある通りゃんせの像が描かれている。野口雨情生家資料館は野口雨情の生家と資料館で構成される施設。磯原駅から徒歩約15分。生家は明治時代初めに建てられたもので、15歳に上京するまでここに住んでいた。
駅名標
駅名標2
茨城デスティネーションキャンペーン開催に伴い地域の特色を生かした駅名標になった。当駅は磯原海岸と、現在の北茨城出身の野口雨情が作詞したシャボン玉、赤い靴
縦型駅名標
ホーム
待合室
2番線のサイン
非鉄金属製品の製造・販売などを手がけるJX金属の階段アート。当駅周辺に磯原工場がある
トイレ
のりば案内
改札内の待合所
「い」っしょに対策しよう「そ」の消毒で「は」っとしたその時に「ラ」スト一回消毒を
改札
各種案内
みどりの窓口
ときわ路パス
改札の向かい側に北茨城市の名所や民謡
北茨城市の「あんちゃん」「こうちゃん」
北茨城市出身の作詞家「野口雨情(のぐちうじょう)」の作品の一つ、童謡「雨降りお月さん」
東口方面に北茨城観光案内所
のぼりがたくさん
東口。「ようこそ!北茨城市へ」
国道6号線と海に近い東口
ロータリーの中心にからくり時計
時間になるとからくり時計が作動。野口雨情が作曲した童謡が3曲流れる
北茨城市観光案内図
東口の公衆トイレ
西口。東口よりも立派なロータリー
東口に待合室と集会施設の「ステーションりぷる」
東口駅舎
磯原駅の文字
駅の看板
駅舎に「野口雨情」について書かれた看板
地面に北茨城市の木や鳥など
駅前の銅像
訪問時に「ぞうさん御興(みこし)」が設置されていた
野口雨情生家資料館
のぐちうじょうけしりょうかん
磯原駅から約1.5km
現在の北茨城市出身の作詞家「野口雨情」の生家と資料館で構成される。雨情は15歳で上京するまではここに住んでいた。木造2階建てで当時の大北川河口が現在の国道6号線付近まで広がっていたため、雨情は生家の2階から海や天妃山を眺めていたとされる。生家は「観海亭」と呼ばれているようだ。
資料館。中の撮影はできない
茨城県指定文化財の野口雨情生家
北茨城市歴史民俗資料館・
野口雨情記念館
きたいばらきしれきしみんぞくしりょうかん・
のぐちうじょうきねんかん
磯原駅から約1.5km
野口雨情の業績や遺品などを展示する第1展示室、北茨城市の歴史や民俗などを展示する第2展示室で構成される。記念館前にある野口雨情像とシャボン玉像の近くに行くと「シャボン玉」のメロディーとともにシャボン玉が吹き出す。
像に近づくと・・・?
シャボン玉飛んだ♪屋根まで飛んだ♪
野口雨情。信念は「作品の名は残らなくてよい、作った詩歌が、世の人々に長く愛され唄われるなら、それで本望です。」
春風入窓。雨情は江戸時代後期の僧侶であり歌人の「良寛(りょうかん)」の書風を好み、自分自身の書の手本としていた
雨情は石についての造詣(ぞうけい)が深く、自然の石に価値を見出していた。雨情は故郷磯原の風景を愛しており、その景色を箱庭で表現したかったものと思われる
大正時代の児童雑誌「コドモノクニ」。内容は童話や音楽が中心で野口雨情は執筆者の一人だった
北茨城市大津港で使われていた約100年前の刺網。鉛製の錘(おもり)を作ることを「なまりをぶつ」と言っていた
五浦海岸から出土したサワラ族魚類化石。これはレプリカだが、年代測定により約1800〜1700万年前の海に生息していた大型のサワラと判明した
いわき市から日立市まで広がっていた常磐炭田では、3000〜4000万年前の地層である石炭層を採掘していた
風船爆弾のレプリカ。気球に爆弾を乗せて日本からアメリカの空襲を行うもので千葉県一宮、茨城県大津、福島県勿来にある基地から放たれた
横浜チョコレート「赤い靴」、焼き菓子「雨情の夢」
磯原海岸
いそはらかいがん
磯原駅から約2km
南北方向に約1.5km続く砂浜。二ツ島と呼ばれる名勝があり磯原海岸のシンボル的存在になっている。海岸沿いは堤防が整備され、絶景を眺めながらサイクリングを楽しむことができる。
二ツ島。干潮時には島の近くまで行くことできる
南側
南側にある天妃山(てんぴさん)。茨城県第2位の低山
天妃山には弟橘媛(おとたちばなひめ)神社がある
弟橘媛神社は、徳川斉昭(とくがわなりあき)が日本武尊の妃「弟橘媛」を海陸の守護神として祀った神社とされている
天妃山からの景色
北側の広場
北側にある「通りゃんせの像」。昭和35年に国道舗装の完成を祝って建てられた。建てられた当時は題名も作者も不明だったが通りゃんせのポーズをしていることからその名前がついた
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※鳥害によりレリーフが汚れています。予めご了承ください。
七つの子
鳥(からす) なぜ鳴くの 鳥は山に 可愛七つの 子があるからよ
可愛 可愛と 鳥は啼(な)くの 可愛 可愛と 鳴くんだよ
山の古巣に 行って見てごらん 丸い眼をした いい子だよ
青い眼の人形
青い眼をした お人形は アメリカ生れの セルロイド
日本の港に ついたとき 一杯涙を うかべてた
「わたしは言葉が わからない 迷い子になったら なんとしょう」
やさしい日本の 嬢ちゃんよ 仲よく遊んで やっとくれ
赤い靴
赤い靴 はいてた 女の子 異人さんに つれられて いっちゃった
横浜の 埠頭から 船に乗って 異人さんに つれられて いっちゃった
今では 青い目に なっちゃって 異人さんのお国に いるんだろう
赤い靴 見るたび 考える 異人さんに逢うたび 考える
黄金虫
黄金虫は 金持ちだ
金蔵建てた 蔵建てた
飴屋で 水飴 買って来た
黄金虫は 金持ちだ
金蔵建てた 蔵建てた
シャボン玉
シャボン玉 飛んだ 屋根まで飛んだ 屋根まで飛んで こわれて消えた
シャボン玉 消えた 飛ばずに消えた 生まれてすぐに こわれて消えた
風 風 吹くな シャボン玉 飛ばそ
兎のダンス
ソソラ ソラ ソラ兎のダンス タラッタ ラッタ ラッタ ラッタ ラッタ ラッタ ラ
脚で蹴り蹴り ピョッコ ピョッコ 踊る 耳に鉢巻 ラッタ ラッタ ラッタ ラ
ソソラ ソラ ソラ可愛いダンス タラッタ ラッタ ラッタ ラッタ ラッタ ラッタ ラ
とんで跳ね跳ね ピョッコ ピョッコ 踊る 脚に赤靴 ラッタ ラッタ ラッタ ラ
雨降りお月さん
雨降りお月さん 雲の蔭
お嫁にゆくときや 誰とゆく
ひとりで 傘 さしてゆく
傘ないときや 誰とゆく
シャラ シャラ シャン シャン 鈴つけた
お馬にゆられて 濡れてゆく
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