十王

じゅうおう

Juo

十王ダムは桜の名所

所在地

茨城県日立市

1日平均乗車人員

JR東日本(2021年)約2,480人

Train line

常磐線

常磐線上り
日立・水戸方面

水戸線上り
下館・小山方面

下り
いわき・原ノ町方面

普通

どんな駅?

日立市に位置する駅。2004年3月までは駅名が「川尻」でホームも1面2線ではなく、中線を持つ2面3線だった。現在のホームは中線を廃止してホームを本線まで拡張したものであり、ホームが広めになっている。駅名は十王町が日立市に吸収合併される際、十王という町名を残したいという住民の思いから決められた。

 

「十王」の由来とはこの辺りに死者の罪を裁くという閻魔(えんま)王らの10人の王を祭った、十王信仰の仏堂「十王堂」が存在していたことが由来。

JR東日本
 

路線

常磐線

日暮里起点
156.6km

 

 

駅構造 地上駅

 

ホーム 1面2線

 

開業日 1897年(明治30年)2月25日

 

運営形態 業務委託駅

 

Stamp

設置場所 改札窓口

鵜の岬。当駅から東に約3km、鵜の岬と呼ばれる場所には全国唯一のウミウ捕獲場があり、鵜飼地へのウミウ供給場となっている。捕獲を行わない7月〜9月、1月〜3月の間に一般公開されている模様。捕獲するウミウは4〜6月に繁殖のため北上、10〜12月に越冬のため南下するものが対象。鵜の岬(伊師浜海岸)はウミウの通り道にあり海に突き出した断崖絶壁はウミウにとって絶好の休憩場所であり、捕獲に適した場所。スタンプに常磐線特急E657系が描かれているが当駅に特急は停車しない。

設置場所 WEBアプリ「TRAIN TRIP」で入手

日本唯一のウミウ捕獲場。日本の鵜飼いに用いられるウミウは日立市の伊師浜海岸のみ捕獲が許されている。海岸の高さ約15mの断崖に設置された鳥屋の外の岩場におとりのウミウを置き、休憩のため岩場にとまったウミウの足にかぎ状の棒を引っ掛けて捕らえる。捕獲場はかつて5か所あったとされるが、風雨や海食による崩落で現在は1か所のみに。

Gallery

駅名標

駅名標2

縦型駅名標

待合室

ホーム

改札

東口ロータリー

駅前の公衆トイレ

柱に「十王」こと死者の罪を裁く10人の王の名前が刻まれている

西口は改札横にある地下通路を通っていく

西口ロータリー

日立市広域案内・十王市街地案内・十王駅広場案内

西口駅舎

十王駅の文字

Spot

十王ダム

じゅうおうダム

十王駅から約3km


十王川に建設された堤高48.6mの重力式コンクリートダム。ダム湖には1時間おきに50mの高さまで水が吹き出す噴水がある。近くには十王パノラマ公園が整備されており憩いの場としても一役買っている。ダム湖での釣りは禁止。

湖畔の遊歩道

枝垂桜

遊歩道先の広場

スマホスタンドのある撮影スポット

ダムカード風の一枚

管理事務所側から見るダム湖

十王ダムは海の見えるダムである

十王ダムから見る海

高萩市のさくら宇宙公園

十王パノラマ公園、2023年4月9日現在

カリヨン(時計塔)。時報を兼ねて毎正時、音楽を自動演奏する

堤体。上は車でも通行可能

洪水吐

下からダムを見上げる

「十王ダム」の文字に刈られた草木

十王パノラマ公園

じゅうおうパノラマこうえん

十王駅から約3km


十王ダム付近の高台にある公園で、UFOの形をした展望台から太平洋など360度のパノラマを楽しめる。展望台の他公園内には広大な芝生広場、アスレチック、長さ43mのローラー滑り台がある。また35種類、約400本の桜がある桜の名所である。

高さ15mのスペースを備える展望台

芝生広場

十王ダムを眺める

北茨城方面

北茨城市の五浦海岸

アスレチック、ローラー滑り台

リスの目木道

桜咲く十王パノラマ公園、2023年4月9日現在

2023年4月9日現在では桜の見頃を過ぎており、大半が散っている

東屋

日立さくらまつり

葉桜

葉桜2

展望台と葉桜

展望台と葉桜2

伊師浜国民休養地(鵜の岬)

いしはまこくみんきゅうようち(うのみさき)

十王駅から約3km


30年以上も宿泊利用率全国第1位を記録する「国民宿舎 鵜の岬」が建つ国民休養地。白砂青松の砂浜から断崖絶壁へと続く変化に富む海岸線を持つリゾート地。断崖絶壁部分に日本唯一のウミウ捕獲場があり、全国の鵜飼地へ供給を行っている。

鵜の岬の北側にある伊師浜海水浴場。白砂青松日本百選の地の一つ。大海原と並行して緩やかな弧を描くように連なる緑の松林の姿は失われゆく風景として貴重な存在

碁石ヶ浦。2024年9月14日時点では立ち入り禁止。時代劇に適したロケーションらしい

碁石ヶ浦手前にある青い印は、2011年の東日本大震災により発生した津波の到達点を表している

愛と絆の鐘

ウミウ捕獲場。繁殖や越冬の時期ではない7月〜9月、1月〜3月に無料一般公開されている

捕獲場となる鳥屋へのトンネル

トンネルを抜け鳥屋。意外に狭く、かがまなければ天井に頭をぶつけてしまう。鳥屋は丸太とコモで作られている

天井から頭を出せる

鳥屋から頭を出すと…断崖絶壁の上。ここにウミウが飛来してくるそうだ

ウミウ捕獲の再現。おとりのウミウに誘い込まれ飛来してきた野生のウミウの大きさ等を確認。鳥屋の壁と地面の間からカギ棒を伸ばして野生のウミウの足に引っかけて鳥屋の中に引き込み、捕獲する

ウミウの足に引っかけて鳥屋の中に引き込む道具のカギ棒。ウミウが止まった位置によって長さの異なるカギ棒を使い分ける

おとりのウミウを繋ぐ「あしこ」。紐が絡まないよう「よりもどし」がついている

ウミウのくちばしを縛り攻撃を防ぐ「はしかけ」

捕獲したウミウを全国の鵜飼地に発送するための「鵜かご」。捕獲者の手作り

スイレン池

スイレン

ウミウが飼育されている鵜のパラダイス

ウミウ(海鵜)。魚を捕まえやすい先端がカギ型で細長いくちばしを持つ。水中では魚が呑み込めないのでいったんアゴを上に伸ばしてから呑みこむ

フォトスポット

国民宿舎 鵜の岬 公営国民宿舎 宿泊利用率25年連続日本一達成記念

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