日立
ひたち
Hitachi
工業都市、日立市を代表するガラス張りの駅
茨城県日立市
JR東日本(2021年)約8,210人
常磐線
常磐線上り
水戸・土浦方面
水戸線上り
下館・小山方面
下り
いわき・原ノ町方面
普通
JR東日本
常磐線(日暮里起点)146.9km
開業日 1897年(明治30年)2月25日
「水戸」〜「いわき」間の主要駅の一つ。特急ひたち・ときわは全て当駅に停車する。途中駅としては利用客が多く、ホーム常陸多賀寄りに平日のみ開く臨時改札が設けられているほど。
折り返し運転可能な2面3線ホームを備える。以前までは定期列車に当駅折り返しがあったが、現在は臨時のみ。
1番線の外側に貨物駅を持ち、フォークリフトで作業する様子が見受けられる。以前は日立製作所日立事業所からの特大貨物列車、日立セメントからのセメント輸送が行われていたがいずれも廃止されている。
発車メロディーは日立市出身の作曲家「吉田正」の楽曲を採用している。1・2番線は「寒い朝」、3番線は「いつでも夢を」。
2008年3月14日まで常磐線は当駅がSuica首都圏エリアの北端だった。
2011年4月7日より地元の建築家によって新しく建て替えられたガラス張りの橋上駅舎は2012年にグッドデザイン賞、2014年に第12回ブルネル賞駅舎部門で優秀賞を受賞した。海を一望できる展望スペースやカフェが設けられた芸術性溢れる美しい駅として知られている。
駅周辺
茨城県県北地域の中心都市で工業都市、日立市の中心部。中央口は市街地、海岸口は大平洋と海上を走る国道6号が織り成す特有の絶景が眼前に広がる。
JR常磐線
構造は2面3線ホーム。1番線の外側に貨物ホームを持つ。2番線は上下兼用の中線で下り方面の特急と待ち合わせを行う列車が使用する。朝・夕・夜にあり途中駅でありながら特急と普通列車の対面乗り換えができる。また折り返しが可能であり、2020年3月まで上野東京ライン日立行きがあった。たまにだが当駅発着の臨時列車が運行されることがある。
出典「配線略図.net」https://www.haisenryakuzu.net/
設置場所 | 改札窓口 |
---|
海と山と桜の駅。日立駅から見える海と国道6号線(旭高架橋)、日立かみね公園の観覧車と桜が描かれている。旭高架橋は一般道としては珍しい海上橋梁である。日立かみね公園は当駅から徒歩約30分、動物園や遊園地などのある公園。日立市の花である桜の名所として知られている。
設置場所 | WEBアプリ「TRAIN TRIP」で入手 |
---|
日立駅。2011年に完成したガラス張りの橋上駅舎。地元出身の建築家による設計。海の見えるカフェ、シーバーズカフェの部分をスタンプデザインに採用。ガラス張りの構造で改札階のどこからでも東に海が見え、特に改札外の展望イベントホールから眺める海は絶景。
駅名標。常磐線を代表する駅の一つ。全ての特急が当駅に停車する
茨城デスティネーションキャンペーン開催に伴い地域の特色を生かした駅名標になった。当駅は日立かみね公園と日立シビックセンター
縦型駅名標
縦型駅名標2
ホーム。茨城県県北の中心都市の駅という事で利用客は「水戸」〜「いわき」間の中間駅でトップ。2019年までは1日の乗車人員が1万人を超えていた
各種乗車口。当駅は臨時列車の始発・終着駅になる事があるが、大半は勝田駅かいわき駅がその役割を担う
1番線の外側に貨物駅がある。業務は泉駅と小名浜駅を結ぶ貨物路線を営業する福島臨海鉄道が受託。取り扱うのは12ftコンテナ、臨時車扱貨物、産業廃棄物
ホームの最も常陸多賀寄りにある臨時改札。平日の一部時間に開く。1・2番線ホーム、3番線ホームどちらにも設けられている
臨時改札営業時。営業時間は平日の7時30分〜19時。階段のみでエスカレーターやエレベーターはない
臨時改札はICカード乗車券しか使えない。また無人で精算機や券売機も設置されていない。定期利用の通勤者向けか
臨時改札の外。日立駅の南側、駅を東西に結ぶ跨線橋内。風通しが悪く、夏場に来たら蒸し暑くてしょうがなかった
臨時改札口、跨線橋西側。日製正門通り。日立駅中央口から常磐線に沿って南に向かう会瀬洞門通りまでの道路
臨時改札口、跨線橋東側。この南側に飲食店多め
跨線橋はエスカルロードというようだ。エスカルとはフランス語で「寄港」の意味。因みにここの臨時改札の営業時間は2021年4月1日以前だと7時30分〜8時40分と、平日の朝だけしか開かなかった
日立市は日立製作所の創業の地、日立グループの企業城下町なためか日立グループの広告がよく見られる気がする
当然とも言うべきか、当駅のエスカレーターやエレベーターは日立グループがメンテナンスを行っている
日立駅周辺地区整備事業概要の説明文とジオラマ。都市づくりの目標は「おもてなしの心が感じられ、多様な人々による交流が育まれるとともに、市民がふるさと意識を感じ日立の顔として誇れる都市拠点の形成」
常磐線全線運転再開。2011年の東日本大震災により被災した常磐線は、2020年3月14日のダイヤ改正と同時に全線で運転を再開した
列車のペーパークラフト。ずらりと並んだ電車たち。東日本の顔だけではない
改札の外。ガラス張りの駅舎でコンコースから眺める海は絶景の一言。ホームは周辺より低い位置にあるのでホームから海を見ることはできない
みどりの窓口、隣には待合室。みどりの窓口の営業時間は8〜18時。待合室は冷暖房完備でイートインスペースを設けており、カウンターテーブルにコンセントがついている
待合室の中に表彰楯などが展示されている。日立駅に関するものだろう。2014年ブルネル賞駅舎部門優秀賞、いばらきデザインセレクション2011知事選定、第8回まち交大賞まちづくり効果賞など
いくつものベンチ。日よけのカーテンがかけられている。美術館の中にでもいるみたいな駅
どこまでもガラス張りの駅構内。だいぶ前だが訪問時、写真展と思わしきものが開催されていた
海とまちを繋ぐ東西の自由通路。中央口方面には動く歩道がある。自由通路は天井、ガラス、床全てに反射性の高い素材で仕上げられており、海や街の景色が映り込んで外部と内部がゆるやかに繋がる開放的な空間を演出する
当駅には太陽光発電が取り入れられていてエスカレーター・エレベーター・動く歩道の運転に利用されている
駅構内から日立セメント本社と工場が見える。常磐線から工場に向かって専用線が延び、セメント輸送が行われていたが2006年3月に廃止された模様
茨城デスティネーションキャンペーンの企画の一環としてガラスにデコレーションが施された。テーマは「Welcome to Hitachi City」
ようこそ、日立市へ。体験王国いばらき。茨城アフターデスティネーションキャンペーン期間2024.10.1〜12.31
中央口駅舎。当駅の表玄関。動く歩道は外方向、駅方向両方ある
中央口に観光案内所およびお土産屋さんの「ぷらっとひたち」。正式名称は日立駅情報交流プラザ。営業時間は2025年現在、9〜19時。年中無休
中央口。日立市中心部。広い駅前広場を備えている。駅前に文化センターの日立シビックセンター、商業施設のヒタチエ、東横イン。日立市役所と日立かみね公園はやや遠くバス利用したほうが良い
「空へ」という銅像。説明板などはない。長い髪を羽ばたかせて空へ飛ぼうとしている?
平和の鐘。戦後50周年を記念し、永久に戦争のない平和な世界の実現を願う日立市民の心の表象として建設されたもの。早朝夜を除くおよそ2時間ごとに、時期に応じた曲をカリヨンで奏でる
早朝の展望イベントホールから見る日の出。何名か撮影者がいた。美しいガラス張りの日立駅で、素敵な朝が訪れようとしている
展望イベントホールから見る景色は、どこまでも広がる大平洋。素晴らしいオーシャンビュー
日立駅絶景天空カフェ。コンセプトはリゾート地のような、非日常の空間でお食事ができるお店
シーバーズカフェカウンター席。大平洋が眼前の席。優雅なひととき
シーバーズカフェテーブル席。海の上を走る国道6号が見える
本日のコーヒーM
ロイヤルミルクティー
アイスカフェラテ
カプチーノ
キャラメルマキアート
クラブハウスサンド
オリジナルパンケーキ
フレンチトースト
ハニーキャラメルパンケーキ
ベーグルサンド
2025年7月20日撮影
高台で見張らし抜群の海岸口のロータリー。高台の下に国道6号線がある
オシャレな形のベンチはフラワーチェアと言う。日立駅新駅舎を手がけた建築家ユニット「SANAA(サナア)」による作品
駅周辺にあるひときわ大きなビルは「日立ライフ本社」。不動産事業、ホテルやスポーツ施設の運営、介護サービスの提供などを行う日立グループの企業。2020年に日立アーバンインベストメントと合併して、日立リアルエステートパートナーズとなった
夜の日立駅。夜になるとガラスが輝き、美しい夜景を生み出す
日立駅の文字
日立シビックセンター
日立かみね公園
日鉱記念館
←NEXT→