龍ケ崎市
りゅうがさきし
Ryugasakishi
牛久沼は「龍ケ崎市」
茨城県龍ケ崎市
JR東日本(2021年)約9,000人
常磐線
上り
我孫子・上野・
東京・品川方面
下り
土浦・石岡・
水戸方面
特別快速
普通
龍ケ崎市に位置する駅。2020年春にJRは「佐貫駅」から「龍ケ崎市駅」への改名が決まった。これは龍ケ崎市の知名度を向上させ市の活性化を図るためとされている。
JRは2面3線ホーム。特急ときわ停車駅であり、朝の上りと夜の下り一部が停車する。下り本線の3番線はカーブがきつく乗降口に大きな隙間が生じるため中線の2番線発着が多い。また特急の通過待ちに使われる。ただし2番線はかなり手前から徐行して入線しなければならない構造のため、スピードが求められる特別快速や特急は3番線に停車する。
関東鉄道竜ヶ崎線「佐貫駅」は駅名が異なるものの同じ駅。龍ケ崎市駅の東口に駅舎がある。関東鉄道が龍ケ崎市駅にならなかった理由は不明だが、恐らく龍ケ崎市駅になると龍ケ崎市始発竜ヶ崎行きと言うややこしい事になるため改名しなかったと思われる。
当駅周辺にある「牛久沼」は牛久市のものではなく龍ケ崎市のもの。龍ケ崎市は牛久市に隣接していながら牛久沼全域が龍ケ崎市に位置しているため誤解されやすい。
路線
常磐線
日暮里起点
45.5km
駅構造 地上駅(橋上駅)
ホーム 2面3線
開業日 1900年(明治33年)8月14日
運営形態 直営駅(管理駅)
設置場所 | 改札窓口 |
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龍と白鳥、筑波山。龍ケ崎という地名の由来の一つとして、龍が降ってきたという言い伝えの地の先というものがある。白鳥は市の鳥であり、駅から近い場所としては牛久沼の「牛久沼水辺公園」に多くいる。また龍ケ崎市駅3番線の発車メロディーは「白鳥の湖」になっている。筑波山は牛久沼水辺公園からよく見える。
設置場所 | 改札外 |
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備考 | 土浦・水戸エリア駅キャラスタンプラリー(2023)による限定設置 |
龍ケ崎市駅キャラクター「りき坊」。当時の当駅の若手駅員により生み出されたキャラクター。頭は龍ケ崎市のご当地グルメ龍ケ崎コロッケ、両手足は龍ケ崎トマト。スタンプではわからないが、洋服は常磐線のラインカラー青と緑で構成されている。名前は「り」ゅうがさ「き」が元だろうか。
設置場所 | 改札外 |
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備考 | JR東日本スーパートレインスタンプラリー(2024)による限定設置 |
クハ415-1901。2024年1月12日(金)〜3月4日(月)に開催された「スーパートレインスタンプラリー」で設置。50駅中10駅のスタンプを集め、ゴール店舗で税込600円以上の買い物をするとスーパートレインアクリルスタンドなどがプレゼントされた。50駅全て集めゴール店舗に行くと50駅コンプリート証をプレゼント。
設置場所 | WEBアプリ「TRAIN TRIP」で入手 |
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撞舞(つくまい)。龍ケ崎市の八坂神社が毎年7月下旬に斎行する神事。龍を表しているとされる高さ14mの「つく柱」の上から矢を放ったり逆立ちしたり、柱に張られた綱から両手を広げ滑空するなどの軽業を披露する。命綱はしない。舞男はカエルの面、唐草模様の衣装という出で立ち。龍ケ崎は水田地帯なため、雨ごいや五穀豊穣等を祈って行われる。雨蛙の出で立ちなのは、洪水のときには水をのみ込み、日照りの時には水を吐き出して雨を降らせるという「雨蛙のフク伝説」に関係していると言われている。
駅名標
縦型駅名標
佐貫駅だった頃の駅名標
龍ケ崎市駅に改名前の駅名標
茨城デスティネーションキャンペーン開催に伴い地域の特色を生かした駅名標になった。当駅は牛久沼
佐貫駅だった頃の縦型駅名標
佐貫駅だった頃の縦型駅名標2
龍ケ崎市駅に改名前の縦型駅名標
ホーム
2番線は上下兼用かつ常磐線は10両と15両があるので乗車口がややこしい
グリーン車乗車口
特急・臨時乗車口
待合室
ホームから見える「2020年春 JR常磐線佐貫駅は龍ケ崎市駅に変わります」
改札外
みどりの窓口とスーパートレインスタンプラリーの台座
西口・東口の案内
関東鉄道への乗り換え案内
かつてはマザー牧場の最寄り駅である内房線「佐貫町駅」と間違えないように注意書きがされていた
龍ケ崎市駅誕生までのカウントダウン
龍ケ崎市
地域団体商標龍ヶ崎コロッケ
オイラたちにも、やさしい龍ケ崎「龍ケ崎市=子育て環境日本一」応援プロジェクト・たつのこアクション。妖怪人間ベムとのコラボ
牛久沼に近い西口
西口駅舎
龍ケ崎市駅の文字
佐貫駅だった頃の文字
東口のレリーフ
龍ケ崎市駅東口からコロッケを辿っていくと、関東鉄道「佐貫駅」に行ける
のぼり口・おり口
東口のイラスト。龍ヶ岡公園(たつのこやま)
関東鉄道方面の東口
佐貫駅から龍ケ崎市駅になった時の階段アート
龍ケ崎市観光案内
関東鉄道に乗り換え。こちらは佐貫駅である
関東鉄道からJR佐貫駅へ
関鉄佐貫駅
駅前のモニュメント
駅の看板
佐貫駅だった頃の看板
龍ケ崎市駅・佐貫駅
きっぷいろいろ
路線図が佐貫だった頃
駅一覧が佐貫だった頃
駅一覧が佐貫だった頃2
佐貫駅だった頃の東口出入口
2020.3.14 JR常磐線佐貫駅は龍ケ崎市駅に生まれ変わります
駅名が変わってもここは・・・・・
牛久沼
うしくぬま
龍ケ崎市駅から約1km
全域が龍ケ崎市に位置する沼。牛久沼ではあるが牛久市のものではない。平均水深は1mと浅く、龍ケ崎市の鳥である白鳥が飛来する。古来から河童伝説が伝えられており、「河童松」「河童の秘薬」「小貝川の主」などがある。因みに牛久沼はうな丼発祥地と言われており、牛久沼周辺にはうなぎ料理店が数件立地している。
静かな水面をたたえている
筑波山が見える
国道6号線の近くにある「龍ケ崎市牛久沼水辺公園」。龍ケ崎市駅から約1km
広場
白鳥。幼鳥は灰色らしい
龍ケ崎市牛久沼水辺公園の水辺にたくさんいる
船の上でリラックス
シナガチョウ
動物園みたい
道の駅を建設する構想があるようで、2020年度開業予定
2023年になっても道の駅はできないまま。どうも地盤が悪く難航しているとのこと
牛久沼は「龍ケ崎市」
遊歩道の牛久沼かっぱの小径
龍ケ崎市駅から約3,5kmの「牛久市住井すゑ(すみいすえ)文学館」。牛久に移住してきた作家「住井すゑ」の文学の軌跡について紹介する。展示館の撮影は不可
住井すゑがかつて公開学習会を開いた「抱撲舎(ほうぼくしゃ)」
抱撲舎には様々な人が訪れ、牛久沼ほとりの文化交流の場であった
住井すゑ文学館は高台にあり、庭の木々の間から富士山が見えることも
住井すゑ文学館近くにある「雲魚亭」。日本画家「小川芋銭(おがわうせん)」のアトリエ兼茶室。小川芋銭は河童の画を数多く描いたことから「河童の芋銭」と称される。中の撮影は不可
梅の花
竹林
カッパ松。沼でいたずらをしていたカッパを屈強な若者が退治することになり、若者はカッパを見つけて松の木に縛り付けた。カッパはあまりに泣いて詫びるので若者は二度と悪事をしないことを約束させ、カッパを解放した。それ以来いたずらはなくなり、カッパを縛り付けた松は「カッパ松」と呼ばれるようになった
牛久市指定文化財の「河童の碑」。小川芋銭の没後、芋銭を敬慕する友人の「池田龍一」の他7名の方々によって建立された
牛久駅から約3kmの「牛久市観光アヤメ園」。時期外
なんだか哀愁漂うカッパ
何を見て、何を思うのか・・・
犬と子供のカッパ
公衆トイレ。早朝深夜は使えない
2023年6月17日時点の牛久市観光アヤメ園。ちらほら咲いている
あやめ
あじさい
ガクアジサイ
龍ケ崎市と隣接する市の位置関係
龍ケ崎コロッケ
りゅうがさきコロッケ
龍ケ崎市名物
「ご当地メシ決定戦!2014」で優勝をかざった龍ケ崎市名物のコロッケ。龍ケ崎市の商工会女性部が「大人になっても思い出に残るようなものを食べてもらいたい」という想いから誕生した。家庭的なものから本格的なものまでバラエティ豊かでありデザートコロッケなんてものもあるようだ。龍ケ崎市駅よりも関東鉄道竜ヶ崎駅周辺に食べられるお店が多くある。
「四季蕎麦」の月見そば+コロッケ
「四季蕎麦」。龍ケ崎市駅東口前
「そば居酒屋 四季亭」の龍ケ崎コロッケ(ソースは自分でかける)。サイドメニュー
「そば居酒屋 四季亭」。龍ケ崎市駅東口から約450m
「橋肉店」のおコメのクリームコロッケ
「橋肉店」。竜ヶ崎駅から約2km
竜ヶ崎駅周辺にある「まいんコロッケ(チャレンジ工房どらすて)」は数ある龍ケ崎コロッケ提供店の中でも有名。竜ヶ崎駅から約900m
コロッケフェスティバルなるものがあるらしい
※2022年6月現在の配線図です。
番線 | 路線 | 行き先 | 有効長 | 備考 |
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1 | 常磐線 | 上野・東京・品川方面 | - | |
2 | 常磐線 | 上野方面(土浦方面) | - | 主に使用、特急通過待ち |
3 | 常磐線 | 土浦・石岡・水戸方面 | - | 特急・特別快速 |
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茨城県龍ケ崎市にあるJR龍ケ崎市駅、2020年3月まで駅名が異なり「佐貫駅」だった。
なぜ改名したのかというとまず一つ。駅名が「佐貫」だと市の名前を名乗っておらず、JR唯一の鉄道駅にあたる龍ケ崎市が認知されにくいから。乗り入れる常磐線は東京都心に直結かつ、龍ケ崎市駅も上野駅から約50分となかなか近いため、駅名に市の名前を冠することで市の認知度向上に繋がると考えたのだろう。
もう一つは千葉県富津市にある内房線「佐貫町駅」との混同を避けるため。佐貫町駅は観光地のマザー牧場へのバスが出ているため、佐貫町駅と勘違いした客が間違えて常磐線「佐貫駅」に行ってしまうという事態が発生していた。
佐貫駅にこんな張り紙がされていたぐらいである。例えるならばゆりかもめ「青海(あおみ)駅」と青梅線「青梅(おうめ)駅」を間違えるようなものだろう。
そしてこれらの理由から佐貫駅は龍ケ崎市駅に変わった。因みに改名費用は約3億8000万円とのこと。駅名に市の名前があれば龍ケ崎市の認知度アップ、佐貫町駅に間違えられることもなくなり一石二鳥だ。
ここでポイント、龍ケ崎市駅になったのはJRだけであって、同じく佐貫駅に乗り入れている関東鉄道竜ヶ崎線は佐貫駅のままである。
関東鉄道が乗り気ではなかったのか、はたまた佐貫という駅名を残しておきたかったのか、真相は謎である。
関東鉄道竜ヶ崎線は「佐貫」〜「竜ヶ崎」間の4.5km、3駅しかない短いローカル線だ。ローカル線ではあるものの佐貫駅で常磐線に接続しているため通勤通学利用が見られる。
今回JRが龍ケ崎市駅になったことにより、龍ケ崎市駅から佐貫駅に乗り換えて終点の竜ヶ崎駅に行く・・・・・というややこしいことになってしまった。
関東鉄道も変えてしまうと龍ケ崎市から竜ヶ崎に行くということになり、どっちがどっちなのかわからない。これを初めて聞いて理解できるものなのだろうか。
考えてみると関東鉄道は佐貫のままで正解だったのかもしれない。因みに周辺のお店は・・・・・。
佐貫だった。
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