荒川沖

あらかわおき

Arakawaoki

"荒川"と呼ばれた乙戸川が氾濫し"沖"のように見えた場所

所在地

茨城県土浦市

1日平均乗車人員

JR東日本(2021年)約5,810人

Train line

常磐線

上り
我孫子・上野・
東京・品川方面

下り
土浦・石岡・
水戸方面

特別快速

普通

どんな駅?

JR東日本


常磐線(日暮里起点)57.2km


開業日 1896年(明治29年)12月25日

 

特急ときわ停車駅。朝の上りと夜の下り一部が停車する。

 

東口の前に日立セメントのサイロがあり2006年まではセメント荷役設備と専用線が常磐線と繋がり、日立駅から発送されるセメントが到着していた。1985年までは東に約6kmの場所にある土浦駐屯地へ向かう専用線が存在し、年に数回貨物列車が走っていたようだ。

 

その他

 

地区内にある乙戸川が氾濫を繰り返し荒れていた様子を「荒川」と呼び、年中水に浸かっていた場所を「荒川野」と呼んでいた。その荒川野の沖に見えた場所を「荒川沖」というらしい。

Stamp

設置場所 改札窓口

900本の桜と白鳥が飛来する乙戸沼(おっとぬま)公園がある駅。乙戸沼公園は当駅から約2.5km、沼を囲む桜が美しい公園で桜の名所。沼は昔「乙」という形をしていたらしい。毎年、コハクチョウが越冬のため飛来してくる。

設置場所 改札窓口

水戸支社初の橋上駅。荒川沖駅は1978年2月15日に橋上駅舎が完成し、水戸支社管内初の橋上駅となる。土浦駅は1983年2月17日、牛久駅は1984年7月10日、佐貫(現龍ケ崎市)駅は1985年3月10日、藤代駅は1987年3月2日橋上化と、周辺の駅と比較しても一足早くなっている。

Gallery

駅名標。近くに沖と呼べる程の川はないが、由来を調べれば納得するはず

駅名標の後ろ。旅行のことなら荒川沖駅へ。以前は駅に旅行代理店でもあったのだろうか?

縦型駅名標

縦型駅名標2

ホーム。荒川沖駅、土浦駅、神立駅の土浦市3駅の発車メロディーは「きらきら星変奏曲」「風の贈り物」

2番線上り(上野方面)ホーム外側にある日立セメントのサイロ。当駅にはセメント荷役設備と専用線があり、2006年まで貨物列車で日立セメントの荷役が当駅にて行われていた。1500t収容可能なサイロが2基あり、合計3000tの貯蔵能力があった

2025年2月24日訪問時、日立セメントのサイロはなくなっていた

待合室。2番線上り(上野方面)ホームややひたち野うしく寄りにある。1番線ホームはなし

改札。改札外にニューデイズ、みどりの窓口

改札内のトイレ

東口(阿見町方面)、西口(つくば方面)。つくば方面はまだつくばエクスプレスがなかった頃を想起させる

バス行先案内。東口は土浦駅と阿見町方面、西口はつくば方面

東口側から眺める日立セメントの専用線。跡地をどのように活用するのだろうか

大きなマンションのある西口。つくば方面への路線バスが発着し、つくばエクスプレス開業以前はひたち野うしく駅と共につくばへの玄関口だった

西口に古い案内図がある。目が不自由な方のための案内板ですと書かれている。上野方面じゃなくて東京方面とあるのがまた良い

広めな東口ロータリー。鉄道のない阿見町への路線バスが発着しており、土浦駅と共に阿見町の玄関口としても機能している

東口の出入口一つが駅前の先に続いている

国鉄が消された跡のある注意書き

東口の公衆トイレ

駅の看板

Spot

乙戸沼公園

おっとぬまこうえん

荒川沖駅から約2.5km


その昔「乙」という形をしていたという乙戸沼を中心とした自然公園。白鳥が越冬地として飛来してくる。園内は沼を囲むように約500本の桜が植えられており、土浦市の花見の名所のひとつとして知られている場所。

桜咲く園内を歩く。2025年4月6日時点では満開

沼に架かる橋

桜咲く園内を歩く2

桜咲く園内を歩く3

遠くに筑波山が見える

桜咲く園内を歩く4

桜咲く園内を歩く5

児童広場

ニワトリが放されていた

 

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