岩間

いわま

Iwama

天狗伝説が伝わる愛宕山への玄関口

所在地

茨城県笠間市

1日平均乗車人員

JR東日本(2021年)約1,050人

Train line

常磐線

上り
土浦・上野・
東京・品川方面

下り
友部・水戸方面

普通

どんな駅?

笠間市に位置する駅。岩間地区にある標高306mの「愛宕山」は桜の名所として名高いだけでなく、天狗が住んでいたという伝説が存在する。

 

発車メロディが「幸せなら手をたたこう」「レットキス(ジェンカ)」と誰もが聞いたことのあるフレーズ。これは歌手「坂本九」の母親の実家が笠間にあったことに因む。戦時中の空襲を逃れるために坂本九は笠間に疎開し、普段は川崎で働き週末に笠間へ戻っていていたという。

JR東日本
 

路線

常磐線

日暮里起点
91.9km

 

 

駅構造 地上駅(橋上駅)

 

ホーム 2面2線

 

開業日 1895年(明治28年)11月4日

 

運営形態 業務委託駅

 

Stamp

設置場所 改札窓口

愛宕山の天狗伝説と吾国山(わがくにさん)ハイキング。愛宕山は笠間市にある標高306mの山。天狗達が住んだという伝説が伝わる。吾国山は笠間市と石岡市にある標高518mの山。愛宕山から難台山、吾国山とハイキングコースが続いている。吾国山には日本古来のすずらん群生地があり、5月上旬になると花を咲かせる。

設置場所 WEBアプリ「TRAIN TRIP」で入手

愛宕山。愛宕山の十三天狗という天狗伝説が伝わり、愛宕山が岩間山と呼ばれていた頃に12人の天狗が住んでいた。葉のうちわを持って雲に乗り、空を矢より早く飛び回って魔物を倒し、術を使って重い病人を救うなど信者に幸せをもたらしていた。13人目の天狗は天狗に憧れた石岡市の長楽寺のお坊さんが天狗のもとで厳しい修行を積んだ結果、本当に天狗になってしまったと伝わる。

Gallery

駅名標

駅名標2

縦型駅名標

縦型駅名標2

名所案内。愛宕山ハイキングコース、藤原藤房卿の遺跡、難台山城後、小田五郎藤綱の碑

ホーム。ご当地メロディーの駅なのだがワンマン運転開始により、車両のスピーカーから音を鳴らすようになったため聞ける回数が減っている

改札外。駅東西自由通路「あいろーど」としての役割もある。「土浦」〜「水戸」間では高浜駅に次いで利用客が少なく、その内1000人を割りそう

「愛宕の桜」というレリーフ。愛宕山や桜、川、稲穂をイメージしたもの

ようこそ吾国山・愛宕山ジオサイトへ。地域の価値ある地形・. 地質の見どころをジオサイトと呼ぶ。ハイキングコースで奇岩や巨石などを見ることができる

改札階にある待合室。改札内から入る。ホーム上に待合室はない

笠間の栗。「かさましこ〜兄弟産地が紡ぐ“焼き物語”〜」祝 日本遺産 認定。茨城県笠間市と栃木県益子町を合わせて「かさましこ」。製陶(せいとう)を通じて繋がった東日本屈指の窯業地(ようぎょうち)。2020年に日本遺産に認定

笠間・吾国愛宕ハイキングマップ。あたご天狗の森、南山展望台、団子石など

陶芸品の展示。笠間市には笠間焼という陶芸品があり、関東ローム層から出土する笠間粘土によって作られている。その歴史は古く、江戸時代中期から始まったとされている

西口の駅舎のガラスに笠間市の山の位置関係。左から鐘転山(かねころばしやま)、愛宕山、難台山、吾国山、館岸山。通称「笠間アルプス」と呼ばれているとか

西口。すずらんロード商店街。愛宕山などのハイキングコースの玄関口

岩間地域 観光・歴史探訪 案内図。ハイキングコースは岩間駅起点、17.1kmの吾国・愛宕コース。花園地区起点、5.5kmの館岸山城跡コースなど

西口駅舎。岩間の古民家の瓦をイメージした濃いグレー色の外観。デザインコンセプトは「岩間に受け継がれてきた自然・歴史的要素と、次世代につなげる要素を加え未来へつなげる駅」

東口ロータリー。綺麗な駅前で静かな場所。近くに目立つ場所はない

みかげ石のオブジェ。駅舎の一部外壁や床、ベンチの脚などにもみかげ石が使われている

時計

西口東口共にある駅前の公衆トイレ

合気道開祖「植芝盛平(うえしばもりへい)」の銅像。岩間駅の笠間市東、旧岩間町には植芝盛平が創建した合気神社と道場があり、合気道に縁の深い地。笠間市は世界各国から合気道の修行者が訪れる聖地である

岩間駅の文字。笠間市章、自由通路の名前も刻まれている。あいろーどの由来は調べてもわからなかった

Spot

愛宕山

あたごさん

岩間駅から約2km


笠間市の南西にある標高306mの山。ハイキングコースや桜の名所、天狗伝説として知られる他、山の山頂付近には遊具やスカイロッジなどのある「あたご天狗の森」、日本三大火防神社の「愛宕神社」がある。また愛宕山と連なる形で標高552.8mの難台山(なんたいさん)、518.2mの吾国山(わがくにさん)があり、愛宕山から続けてハイキングに挑むことができるようになっている。

岩間駅から愛宕山へ

中腹ぐらいにある展望台

展望台からの景色

山頂付近にある愛宕神社の鳥居

愛宕神社。日本三大火防神社の一つで、火災から守ってくれるという火防の神様がいる

手水舎

愛宕神社境内にある展望台

展望台からの景色

愛宕神社はあたご天狗の森と隣接している

あたご天狗の森のスカイロッジ

ハイキングコースはアップダウンが多く健脚者向き

見晴らしの丘

見晴らしの丘からの景色

南山展望台

南山展望台からの景色。前の山は愛宕山

団子石

獅子が鼻。約6000万年前に地下でマグマが固まってできた花崗岩(かこうがん)でできている

獅子が鼻を横から見るとマグマの流れでできた縞模様が見られる

屏風岩。大きく白いカリ長石を含んだ花崗岩で、難台山の主要部をつくっている

難台山山頂

難台山山頂からの景色

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