友部
ともべ
Tomobe
常磐線と水戸線が利用できる笠間市の代表駅
茨城県笠間市
JR東日本(2021年)約2,570人
常磐線
上り
土浦・上野・
東京・品川方面
下り
水戸・日立方面
普通
水戸線
上り
下館・小山方面
下り
常磐線直通
3面5線ホーム。特急ときわは全て停車するがひたちは停車しない、石岡駅と同じパターン。1・2番線が常磐線、3〜5番線が水戸線で水戸線内発着、常磐線からの水戸線直通は主に3番線を使用。また3番線は常磐線の待避線としても使われる。水戸線からの常磐線直通は4番線を使う。
4・5番線は有効長が8両しかなかったが、後に常磐線のダイヤ乱れを想定し10両に延伸される。5番線は定期列車の設定がない。現在は廃止されたが内原寄りにある引き上げ線の先には駅と隣接する日本たばこ産業への貨物線、さらに隣にある大平洋セメントにも駅からの専用線があり貨物取扱が行われていた。
笠間市の代表駅。茨城県は栗の生産量、栽培面積が全国一位であり中でも笠間市が代表的な栗の産地とされている。
路線
常磐線
日暮里起点
98.8km
水戸線
小山起点
50.2km
駅構造 地上駅(橋上駅)
ホーム 3面5線
開業日 1895年(明治28年)7月1日
運営形態 直営駅(管理駅)
設置場所 | 改札窓口 |
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ようこそ笠間市へ。笠間稲荷神社、笠間の栗、つつじ公園、菊まつり、笠間焼と笠間市の見所を詰め込んだスタンプ。笠間稲荷神社は水戸線「笠間駅」から徒歩約20分。京都市の伏見稲荷大社、愛知県豊川市の豊川稲荷と日本三大稲荷の一つに数えられている。
設置場所 | 改札外 |
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備考 | 土浦・水戸エリア駅キャラスタンプラリー(2023)による限定設置 |
友部駅キャラクター「栗田友兵衛(くりたともべえ)」。当駅のある笠間市は栗の日本一の栽培面積と経営体数を誇る栗の産地。そのためキャラクターも栗モチーフ。日本男児に憧れたねじりハチマキがチャームポイント。キツネと石の親友がいる。特技は早く転がること
常磐線駅名標
水戸線・常磐線駅名標
水戸線・常磐線駅名標2。笠間市には水戸線の笠間駅があるが、東京都心直結かつ特急ときわ停車駅の当駅が市の玄関口と中心地的立ち位置。市役所も当駅周辺にある
茨城デスティネーションキャンペーン開催に伴い地域の特色を生かした駅名標になった。当駅は北山公園とゴルフ場。水戸線は当駅以外だと結城駅、下館駅、岩瀬駅、笠間駅の4駅が伝統工芸と伝統文化をテーマに装飾されている
縦型駅名標。旧友部町の駅。笠間市は友部町と岩間駅周辺の旧岩間町と合わせて新設合併されている。その後市役所は旧友部町に置かれることになる
水戸線の縦型駅名標。沿線に輝く稲穂をイメージしたゴールドをベースに結城紬・ひまわり・桜・栗・酒・筑波山をあしらい、枠は懐かしの赤電カラー。E531系によるワンマン運転開始の2021年3月のダイヤ改正に合わせた沿線価値向上企画「輝け水戸線!磨くプロジェクト」に伴うもの
縦型駅名標2
縦型駅名標3
ホーム。常磐線は特急ときわ停車駅で笠間市の玄関口を担う。水戸線は路線上当駅が終着駅で当駅発着が多く水戸に行かない水戸線状態になっている。水戸線は最長高萩駅まで乗り入れる
乗車口と5両編成最前部。この辺りの常磐線の日中の普通列車は全て5両編成。ホーム中程で待機するように
JR東日本発足一周年記念 昭和63年4月1日 友部駅。2・3番線ホーム岩間・宍戸寄りにある
1・2番線、3・4番線ホームやや内原寄りにある待合室
ホームの壁。常磐線・水戸線の乗り換え駅である当駅は交通の要。それを帯の交差で表現している。帯の色はE657系のピンク色
ホームの壁2。こちらの帯の色はE531系の青色
帯の背景には水戸線沿線の名産品や特色をモチーフしたデザイン。こちらは笠間市の栗。笠間市は栗の栽培がとても盛ん。年間を通じて穏やかな気候と保水性と通気性に優れた火山灰土壌が、ふっくらとして薫り高い栗を育む
笠間市の菊。市の花でもある。笠間稲荷神社をメイン会場に開かれる「笠間の菊まつり」というものがあり、始まりは1908年と古く日本最古の菊の祭典として現在も続いている
桜川市の桜。笠間市の西、桜川市の市の北は桜。磯部桜川公園の丘陵地一帯約に桜川のサクラというヤマザクラやソメイヨシノなどの桜の植栽地があり、国指定の天然記念物
笠間市の笠間焼。自由で多彩な作風から「特徴がないのが特徴」。代表的な形やデザインがないため型にとらわれず、作家それぞれの自由な作風が表現されている
結城市のユリ。市の花でもある。絹織物の結城紬の生産地、紬の里結城市に独特の風情をかもし出し、花姿の謙虚さは結城市を象徴する
水戸市の梅。市の花ではなく木である。日本三名園の一つ偕楽園には本園だけで100種3000本の梅が植えられており、梅の名所として有名
太平洋セメント荷役設備へ続く専用線があり、かつてはセメント輸送が行われていた。加えて当駅には日本たばこ産業の工場へ続く専用線もあり、貨物輸送が行われていた
Welcome to Kasama City。笠間稲荷神社、笠間焼、石切山脈、笠間の栗、ETOWA KASAMA(エトワ笠間)
体験王国いばらき。茨城県の魅力を伝えるべく立ち上げられたデスティネーションキャンペーン。JRグループ6社が一体となって行う国内最大規模の観光キャンペーン
笠間の栗。茨城県笠間市は年間を通して穏やかな気候と、花崗岩質の土壌や黒土を多く含む土壌が香り高い栗を育み、生産量全国第一位を誇る茨城県の中でも代表的な栗の産地です。
改札内のトイレ。駅の外にもトイレはあるので一度改札を出ても安心
友部駅キャラクター「栗田 友兵衛(くりた ともべえ)」。笠間市のとある栗畑出身、趣味は熱い湯で入浴
改札。乗り換え駅だが石岡駅や赤塚駅を下回る利用客の数。みどりの窓口は2024年2月29日に閉鎖
笠間焼。日本三大稲荷の一つである笠間稲荷神社の参拝みやげとして古くから用いられてきたらしい
改札外コンコース。ニューデイズがある。駅の南北を結ぶ自由通路としても機能している
笠間の栗2。もっと便利に、もっと快適に。スマートトレイン常磐線
改札外にある四季をイメージした陶壁
自由通路の待合スペースにあるベンチ
北口への通路。まるでギャラリーのようになっている。桜と常磐線、笠間つつじ公園など
かさまのいいとこ見っけ。かさま美っ景というハッシュタグで笠間の素敵な写真がインスタグラムに投稿されている
北口通路からいくつもの側線が見える。5番線の外側に5本あり、大平洋セメントや日本たばこ工場への荷役設備に繋がっている。セメント輸送は2006年、日本たばこのコンテナは2012年に廃止された模様。今はただ、線路があるだけ
北口ロータリーを見渡す。日本たばこ産業友部工場、太平洋セメント友部サービスステーション。特に目立つ場所はない
北口の広場。2つの犬のようなオブジェのタイトルは「阿吽(あ・うん)」。2体の狛犬が「阿吽の呼吸」を表現している。意味は2人以上で物事を行う際に、互いに息が合っている状態を表す
北口のモニュメント。タイトルは「花咲くつぼみ」。薔薇のつぼみが開花する様子を石で表現している
南口。旧友部町、現笠間市の中心市街地。笠間市役所まで徒歩約10分
不思議な形のモニュメント。タイトルは「くっくっくっ、くつ」。人の顔を靴の形をした石で構成している作品。タイトルも人の笑いと靴を掛けたもの
こちらのオブジェのタイトルは「頭隠して尻隠さず 頭出して尻隠す」。頭だろうが尻だろうが隠すことには変わりは無く、どちらも一緒という意図がある
笠間市民憲章。わたしたち笠間市民のねがい。笠間市は、豊かな自然に恵まれ、先人たちが育んできた歴史や文化の薫るまちです。わたしたちは、このふるさとを愛し、市民相互の交流につとめ、住みよいまち 訪れてよいまち 笠間」をめざします。
笠間市イラストマップ・市内の主な観光施設。北山公園、笠間城跡、笠間つつじ公園など
北口南口両方にある駅前の公衆トイレ
南口駅舎。各ホームへの階段室を3本のタワーに見立て、地域の新たなランドマークとなるようデザイン
友部駅の文字。自由通路でもあるようだ
友部駅の文字2
筑波海軍航空隊記念館
つくばかいぐんこうくうたいきねんかん
友部駅から約2.5km
1945年の太平洋戦争終戦までの11年間設置されていた「筑波海軍航空隊」の施設。筑波海軍航空隊とは大日本帝国海軍航空隊の部隊の一つで、この地で戦闘機専修搭乗員を育成していた。1938年に建てられた司令部庁舎をはじめ、号令台や正門などの遺構が多く見られる日本最大規模の戦争遺構として一般公開されている。
司令部庁舎の隣に建つ記念館。ここで入館料を払ったり、展示物を見たりミュージアムショップで買い物ができる
零式艦上戦闘機21型後部胴体。元々はニュージーランド空軍がソロモン諸島で回収したもので、ラバウル航空隊の所属器と思われる。戦後不要になり民間に払い下げられたものを大阪の個人が所有していた
筑波海軍航空隊所属の零戦52型ラジコン機。当館のオープニングイベントにて記念飛行を行った
特別攻撃隊(特攻隊)制服のレプリカ(左)。海軍飛行家予備学生制服(右)
陸海軍の将校や士官が所有した日本刀。戦闘や指揮の装備品のほか、正装・礼装や儀礼用の服装飾としても利用された
ミュージアムショップ
司令部庁舎内。廊下の床と階段は人造石研ぎ出しが使われ、2階廊下や各部屋の壁や廊下は巾木が廻され腰羽目板張りなっている。これらはほぼ全て海軍時代に作られたもの
指令室。多くの大きな扉は海軍時代から残る書庫
ロケ再現部屋。映画・ドラマ「永遠の0」の病院シーンを再現している。他にも当館は様々なロケに使用されている
カーチス・ライトR-3350。アメリカのカーチス・ライトによって開発された航空機用空冷星形エンジン
空襲を受けた柱。1945年グラマンF6F機銃掃射による弾痕とされる穴があり、厚い鉄板を打ちぬく威力であったことが確認できる
隊員達が訓練などで使用したグランドの中央にある指令台。当時は台の上部に落下防止の柵がついていた。また後部にドアがついていて中に入れるようになっている
彫刻「かえり雲」。世界的彫刻家として知られる「流正之(ながれまさゆき)」は海軍予備士官として筑波海軍航空隊に在籍し、資料の焼却など隊の終戦処理を見届けた。同期の多くを特攻で亡くした経験が作品に大きな影響を与えたと語られている
水素瓦斯(ガス)格納庫跡。タンクは今はないがその基礎部分だけが残されている
汽缶場煙突の跡。基地の北側奥には汽缶場(ボイラー)があり、当時高い煙突が立っていた
旧表門。霞ヶ浦海軍航空隊友部分隊が設立された当初の正門
当時のコンクリート塀。当時から基地の周りを囲んでいたコンクリート製の塀
かさま新栗まつり
かさましんくりまつり
9月の最終土日・10月の第1土日に開催
茨城県は栽培面積・収穫量ともに全国1位を誇る栗の産地であり、中でも笠間市は代表的な栗の産地として知られる。笠間市では特産である栗をテーマにした「かさま新栗まつり」を毎年9月の最終土曜日・次の日曜日、10月の第1土曜日・日曜日に笠間芸術の森公園で開催している。
会場となる笠間芸術の森公園は水戸線「笠間駅」から徒歩約20分とやや遠いが、祭り開催日には笠間駅と友部駅から臨時のシャトルバスが運行される
栗といったら焼き栗だろう
甘くてほくほくの焼き栗
栗のソフトクリーム
アイスマロンカフェラテ
モンブランシュー
笠間の栗のかき氷
笠間いなり寿司
かさまいなりずし
笠間市名物
笠間市には日本三大稲荷の一つである「笠間稲荷神社」があり、門前町として栄えている。稲荷神社にはお稲荷様にいなり寿司を奉納する習わしがあり、笠間市の名物にもなっている。お店によって「そば」「くるみ」「まいたけ」など様々な食材が用いられているのが特徴である。
笠間いなり寿司を提供する「いなり工房ISAGO」。いなり寿司専門店で友部駅から約1km
北山公園
きたやまこうえん
友部駅から約2.5km
宍戸駅から約1.5km
360度パノラマの展望台、長さ約161mのローラー滑り台、キャンプ場などがある公園。山の地形をそのまま公園にしており、園内には新池と白鳥湖を中心とした豊かな自然が広がっている。ソメイヨシノやシダレザクラなど1000本の桜がある桜の名所でもある。
パノラマ展望台。公園の最も高い位置にある
展望塔から見える景色。山々が美しい
水戸市街地
公園の北にある新池
休憩所・管理事務所
バーベキュー場
水車
つららができている
公園の南にある白鳥池
北山弁財天
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