東海
とうかい
Tokai
常磐線沿線唯一の村、東海村の駅
2面3線ホーム。2番線は上下兼用の待避線。しかし当駅での特急通過待ちはごく僅か。少数派ではあるが特急ひたち・ときわが停車する。1933年まで当駅から東に約4kmの場所にある「村松山虚空蔵堂(むらまつさんくうぞうどう)」への輸送を目的とした村松軌道という路線があったが、開業日は1926年で10年にも満たない生涯だったようだ。
常磐線沿線唯一の村である「東海村」に位置する駅で、東海村は日本で初めて原子力発電所が建てられた場所である。さらに太平洋側には原子力関係の施設が集まるなど日本の原子力産業の拠点として機能している。
路線
常磐線
日暮里起点
130km
駅構造 地上駅(橋上駅)
ホーム 2面3線
開業日 1898年(明治31年)4月1日
運営形態 業務委託駅
設置場所 | 改札窓口 |
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備考 | 廃止 |
日本三虚空蔵尊(にほんさんこくうぞうそん)と十三参りの駅。当駅から約4kmの場所にある村松山虚空蔵堂は伊勢の朝熊虚空蔵尊、会津の柳津虚空蔵尊とともに日本三虚空蔵尊と呼ばれている。人生で初めての厄年である13歳にここで参拝すると知恵と福徳を授けられると伝えられている。
設置場所 | 改札窓口 |
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村松山虚空蔵堂(むらまつさんこくうぞうどう)。仁王門と常磐線特急E657系が描かれている。十三参りで有名な場所であり、13歳は心身ともに大人へ成長する年齢と同時に人生最初の厄年。更なる成長と活躍を願い13歳の時にここでお参りする事で知恵と福徳を授かる。
設置場所 | 改札外 |
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村松軌道廃線巡礼記念。東海駅は開業当時は石神駅という駅名で常磐線の単独駅だったが1926年に石神駅・真崎駅・阿漕駅の3駅約4kmを結ぶ村松軌道が開業。村松山虚空蔵堂への参拝客の輸送が目的だった。しかし乗合自動車の登場、自然災害が重なり1933年に廃止。わずか7年の鉄道だった。
駅名標
駅名標2
駅名標3
縦型駅名標
縦型駅名標2
ホーム
ホームの端に松の木と灯籠
ようこそ東海村へ
改札の外。ニューデイズがある
東海ステーションギャラリー。地域の方の作品発表の場
改札の外にある待合室
待合室の中
東海村国際親善姉妹都市・米国 アイダホフォールズ市からの記念品
森に棲む2011-13。ダフネ(ギリシア神話に登場する体が樹木に変貌した人間)を造形し、人間が自然と共生するイメージを表現
東口方面に「なかよし」という銅像
東海村のイモゾーファミリー
ホッケーのまちTOKAI
東口。マンションや「イオン」がある
「新しいサービスの創造」と書かれた銅像。このキャラは東海村の「いもジイ」
西口方面にある時計
西口ロータリー
東海駅の文字
東海原子力館別館
とうかいげんしりょくかんべっかん
東海駅から約2km
東に約2km地点にある東海原子力館(東海テラパーク)の代替施設。東海第二発電所の安全対策工事に伴い2020年10月に駅から比較的近い東海村中心部にオープンした。従来の東海原子力館は規模を縮小した予約制の施設になっている模様。入館料は無料。
東海原子力館のキャラクターは電球の「ゲンくん」と地球の「テラちゃん」
ふれあいギャラリー
発電体験コーナー
手回しで発電するとラジオが流れる
うちわで風車を回すと音楽が流れる
光がソーラーパネルに当たると音楽が流れる
原子力科学館
げんしりょくかがくかん
東海駅から約3.5km
原子力や放射線に関する科学館。子供でも楽しめるように触ったり動かしたりできる展示が多く用意されている。自然に降り注ぐ放射線の飛跡を視覚化する霧箱(クラウドチェンバー)は世界最大級のもののようだ。入館料は無料。
マスコットは「アインシュタイン」。まじめで物静かだが、人を笑わせるのが好き。自分を天才だと思っていない
放射線を視覚化する霧箱。装置の中はアルコールで満たされていて、中を粒子でできている放射線が通過すると、通り道にある分子からプラスやマイナスのイオンができる。このイオンにアルコールの気体が引き寄せられ液体の粒になることで霧の線ができる
出土品や化石に含まれる放射能を測定するといつの時代のものなのかがわかる。放射能は時間経過で減っていくので、昔の放射性物質が閉じ込められた出土品や化石の放射能を調べ、大きく減っていればより古い年代であることがわかる
アトミックLABO
核分裂の連鎖反応をイメージしたドミノゲーム。制御棒を差しドミノを倒す場所をうまくコントロールする
身の回りの放射線。食べ物にも放射線を出しているものがあり、人間は食べ物から1年間に約0.3ミリシーベルトの放射線を受けている。この量の放射線なら何ともない
実際に測定器を使って放射線を図る体験ができる
村松山虚空蔵堂
むらまつさんこくうぞうどう
東海駅から約4km
三重県伊勢市の「伊勢朝熊山金剛證寺」と福島県河沼郡柳津町の「圓蔵寺」とともに日本三大虚空蔵堂の一つに数えられる寺院。虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)とは無限の智恵と慈悲を持った菩薩(悟りを求める人)の事。
仁王門
鐘楼堂
三重之塔。高さ21m
奥之院。本尊の虚空蔵菩薩が安置されている
山村暮鳥(やまむらぼちょう)の詩碑「おう土よ生けるものよ その黒さに太古のかほりがただよってゐる」
芭蕉の句碑「野を横に馬引向けよ時鳥」
佐藤佐太郎の碑「晴れし日の砂山の上濡石は みづから濡れて膏(あぶら)のごとし」
隣接する「村松大神宮」。こちらは神社
安産祈願・子孫繁栄・健康成長を願って撫でる「なで犬」
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