牛久

うしく

Ushiku

所在地

茨城県牛久市

1日平均乗車人員

JR東日本(2021年)約9,410人

Train line

常磐線

上り
我孫子・上野・
東京・品川方面

下り
土浦・石岡・
水戸方面

特別快速

普通

どんな駅?

牛久沼及び牛久という地名は以下のような説がある。怠け者の小僧が牛になってしまい、沼に身を投げた。その様子は沼が牛を食うかのように見え、そこから「牛食う沼」に転じ、後に「牛久沼」と呼ばれるようになった。

 

2001年11月まで2面3線ホームであり特急の通過待ちが行われていたが、その役割は2面4線である隣のひたち野うしく駅に譲っている。それ以降当駅の3番線は柵が設けられて旅客用から保線基地になり、牛久駅は2面2線ホームになった。

 

特急ときわ停車駅。朝の上りと夜の下り一部が停車する。

Stamp

世界最大の大仏とワイナリーの街。牛久市の牛久大仏は全高120mとブロンズ立像としては世界最大である。大仏の中は、5階建てで展望設備などがある。牛久駅から遠いのでバスに乗る。牛久駅から徒歩約6分の牛久シャトー(シャトーカミヤ)は日本で最初の本格的ワイン醸造場である。旧醸造場施設3棟は国指定重要文化財に指定されている。園内は自由に見学可能だが、飲食店及び物販店は業績悪化のため2018年に閉鎖している。

カッパ伝説が潜む沼。牛久沼には「カッパ松」をはじめとしたカッパにまつわる伝説が伝わり、牛久市のキャラクターがカッパだったり7月には「うしくかっぱ祭り」が開催されたりする。牛久沼とあるが全域が龍ケ崎市に位置しており、アクセスも隣の龍ケ崎市駅からの方が断然近い。

牛久沼とかっぱの碑の駅。かっぱの碑は牛久沼と稲荷川の接点付近の高台にある。牛久沼を愛し、河童の絵を多く残した画家「小川芋銭(おがわうせん)」の数々の偉業を讃え建てられた。近くには芋銭のアトリエである雲魚亭があり、小川芋銭記念館として一般公開されている。

Gallery

駅名標

龍ケ崎市が佐貫だった頃の駅名標

茨城デスティネーションキャンペーン開催に伴い地域の特色を生かした駅名標になった。当駅は牛久大仏

縦型駅名標

ホーム

常磐線特急のE657系のイラスト

待合室

体験王国いばらき

ペットボトルキャップアート

ペットボトルキャップアート2

改札

常磐線・牛久大仏・牛久シャトーが描かれた顔出しパネル

茨城と千葉の顔出しパネル

牛久シャトーの顔出しパネル

商業施設の入る牛久アステア

複合商業施設「エスカード牛久」のある西口。通称「かっぱ口」

西口とエスカード牛久を結ぶペデストリアンデッキ

西口「かっぱ口」の看板。牛久沼のかっぱ伝説に基づいたものであり、牛久市の「キューちゃん」が描かれている

「シャトー口」の通称を持つ東口

東口「シャトー口」の看板。牛久シャトーに近い

東口に茨城県の「いばラッキー」のポスト

テラコッタの甕(かめ)。平成25年にイタリアのグレーヴェ・イン・キアンティ市と牛久市が友好都市になったことを記念して、常陽銀行から創立80周年事業として寄贈された

稀勢の里が横綱に昇進したことを記念した手形の碑

東口のイルミネーション

うしくカッパあまびえ

東口駅舎

牛久駅の文字

Spot

牛久大仏

うしくだいぶつ

牛久駅から約8.5km


高さ120mの世界最大のブロンズ(青銅)製大仏で、世界最大120mの青銅製の大仏としてギネスに認定されている。立像としての高さは世界3位。大仏の中には入ることが可能であり内部は5階に分かれている。中は「光の世界」といった幻想的な空間、高さ85mの展望、展示スペースなどがある。また大仏の足元には四季折々の姿を見せる庭園や、ウサギやリスなどがいる小動物公園がありそちらも見所。

土産物屋などが並ぶ仲見世。ここは有料エリア外

懐かしのお菓子と牛久大仏招福まんじゅう

牛久大仏の螺髪(髪の毛)と同じもの。直径1m、重さ200kg、総数480個

牛久大仏の顔はこの模型1000個分ある

發遺門(はっけんもん)

發遺門の上にある釈迦、弥陀、二尊

現世そのものを表す群生池。「群生」とは全ての生きとし生けるもののことを指す

胴回り2m50cmの日本一の大香炉

横超の橋。南無阿弥陀仏と6歩で渡る

本願荘厳の庭。池に鯉がいて餌やりできる

正覚の滝

花の浄土庭園。四季折々の花が見られる

牛久大仏出入口。土足厳禁

慈悲を表す一筋の光が差す「光の世界」

牛久大仏右足親指先端の実物大模型

とある番組で牛久大仏にマフラーをプレゼントするという企画が行われ、幅10m、長さ100mの巨大マフラーが制作されて実際に巻かれた。これは巨大マフラーの一部で、原寸大はこれの250本分

牛久大仏の鉄骨模型。左手だけで幅6m、長さ15m、重さ約20tある

牛久大仏完成までの過程

牛久大仏の原型模型。実物はこの模型の100倍の高さ、ボリュームは100万倍になる

牛久大仏の胸の部分にあたる三つの窓。どこから見ても同じ景色で、迷わず信心を深めるため、心を一つにさせることを表現する

牛久大仏が向いている南方向は太平洋へ、遥か遠くにあるお釈迦様の故郷インドへと続いている

牛久大仏右肩から富士山が見える

同じく右肩から東京スカイツリーが見える

左肩から霞ヶ浦が見える

本堂である3階の「蓮華蔵世界(れんげぞうせかい)」。約3400体の胎内仏が安置されている

知恩報徳の世界。斜径体験が行われている

念仏の間

日曜祝日のみ動物にエサをあげる事ができる「ふれあい動物園」。こちらはモルモット

ふれあい動物園ではお猿のステージも開かれる

うさぎ

ケヅメリクガメ

ヤギ

ポニー

ヒツジ

ミニブタ

アヒル

牛久シャトー

うしくシャトー

牛久駅から約800m


実業家である「神谷傳兵衛(かみやでんぺえ)」が1903年に創設した、日本初の本格的なワイン醸造所。このころは「シャトーカミヤ」という名前だったが2017年に現在の「牛久シャトー」に改名した。2018年に飲食店や物販店などが閉店してしまったが、園内及び一部施設は見学可能。

神谷傳兵衛記念館

明治時代中期の醸造場の主要部がほぼ完全に残されており、高い歴史価値がある

神谷傳兵衛記念館2階

神谷傳兵衛。現在の愛知県西尾市出身

収穫した葡萄を破砕し、枝や茎などを取り除く除梗機(じょこうき)

除梗機に通した葡萄を入れて上の方から圧力を加えると、果汁が容器の隙間からほとばしる搾り機

ハンドルを回してワインを輸送するワイン輸送ポンプ

未開封の蜂印ワイン。神谷傳兵衛が輸入ワインにハチミツや漢方薬を加えて、日本人の口に合うようにしたもの

オエノンミュージアム。オエノンとは酒類事業を展開する企業で、ここでは様々な資料を展示している

オエノンとは全てのものをお酒に変える力を持つ女神「オエノ」と、バイオ技術をベースとしたさらなる事業展開「オン」を組み合わせた造語

酒類の展示

原料トウモロコシ

Station data

JR東日本
駅構造 地上駅・橋上駅
ホーム

2面2線

開業日

1896年(明治29年)
12月25日

運営形態 業務委託駅
路線
常磐線
キロ程

50.6km
(日暮里起点)

龍ケ崎市
(5.1km)

ひたち野うしく
(3.8km)

年度別1日平均乗車人員
2000年 21,600
2005年 17,900
2010年 14,700
2015年 13,300
2019年 12,400
2020年 9,000
2021年 9,410

 

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