東浪見
とらみ
Torami
オリンピックのサーフィン会場に選ばれた釣ヶ崎海岸
JR東日本
外房線(千葉起点)46.2km
開業日 1925年(大正14年)12月15日
簡素な駅舎の無人駅。東浪見という地名は難読として知られている。
駅舎側1番線は下り(安房鴨川方面)ホーム、跨線橋を渡った先が2番線上り(千葉方面)ホーム。上りホームは鬱蒼とした森に隣接している。
当駅と上総一ノ宮駅の間は単線だが当駅から長者町駅までの間は複線。単に需要が少ないのと財政面の問題がありそうだが、単線による行き違いをなくしてスピードアップを図る国鉄方式の考えらしい。過去に自治体が資金を出して高速化事業を行ったとも。
駅周辺
当駅最寄りの釣ヶ崎海岸は年間を通じて良質な波が打ち寄せるサーファーの聖地。年間約60万人が波乗りに訪れるほどサーファーの間では有名な場所。2020年東京オリンピックのサーフィン競技会場「釣ヶ崎海岸サーフィンビーチ」として選ばれた経歴もある。
駅名標
縦型駅名標
名所案内。当駅は東上総梨の生産地。サーフィンの名所である釣ヶ崎海岸は書かれていない
ホーム。2番線上り(千葉方面)ホームは鬱蒼とした野山に隣接しており、夜になると虫が多そう。屋根はない
TOKYO 2020。当駅は2020年のオリンピックのサーフィン会場「釣ヶ崎海岸」最寄り駅。オリンピック開催時は快速終着駅の上総一ノ宮駅からシャトルバスが運行されていた
駅舎内。外房線は千葉方面から見て最初の無人駅。簡易Suica改札機と乗車駅証明書発行機があり、券売機はない
待合所のガラスに駅名標。東浪見という地名は、沖合いに砂泥が堆積し泥海(どろうみ)と呼ばれていた地が転訛して東浪見になったと言われている
駅前。ひなびた住宅街。千葉県屈指のサーフィンスポット「釣ヶ崎海岸」まで徒歩約32分
一宮町観光案内図。東浪見甚句、東浪見寺、洞庭湖など
駅の看板
釣ヶ崎海岸
つりがさきかいがん
東浪見駅から約2km
九十九里浜の南端に位置する海岸。一年を通して良い波が寄せてくるため、サーファーにとっては絶好のサーフポイントとして親しまれている。通称「志田下ポイント」と呼ばれ、その良質な波を求めて多くのプロサーファーが集まるようだ。2020年開催のオリンピックのサーフィン会場「釣ヶ崎海岸サーフィンビーチ」に選ばれた。
出入口
釣ヶ崎園地
大勢のサーファーがサーフィンを楽しんでいる
東浪見の鳥居と呼ばれるフォトスポットがある
夕焼けと東浪見の鳥居
観光案内所・レンタサイクル・コインシャワー・トイレを備えた施設「ステラ釣ヶ崎」が2022年4月にオープンした
一宮町釣ヶ崎海岸
大会記念モニュメント。サーフィン競技に出場した全選手約40人のサインが焼き付けられている
海鮮・海丸(まぐろ丼)
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