太東
たいとう
Taito
九十九里浜の最南端、景勝地の太東岬
2面3線ホーム。駅舎側3番線が上り(千葉方面)、2番線が上下兼用、1番線が下り(安房鴨川方面)。「東浪見」〜「長者町」間は複線で当駅で上下線の行き違いはない。また特急通過待ちの設定もない。当駅のホーム有効長は11両分あるが総武快速線が勝浦駅まで乗り入れていた頃の名残。しかし上総一ノ宮以南は大原・勝浦のみの停車。
いすみ市に位置する駅。当駅から東に約4kmの絶景スポット太東岬は九十九里浜の最南端である。太東岬からさらに南は少しずつ丘陵地になっており、沿岸部は外房の太東岬から内房の富津岬まで南房総国定公園に指定されている。砂浜が多く都心に近いことからリゾート地としての発展を見せている。
路線
外房線
千葉起点
49.3km
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
開業日 1899年(明治32年)12月13日
運営形態 業務委託駅
駅名標。いすみ市の前身岬町、そのさらに前身の太東町に由来する
縦型駅名標。太東という名は太東岬、太東漁港などに残る
名所案内。当駅は岬町海浜植物群落地、太東岬、上から貼られる形で飯縄寺(いづなじ)
ホーム。屋根は駅舎側3番線上り(千葉方面)ホームの駅舎部分だけ。2面3線ホームに有効長11両分、2番線は上下兼用となかなか立派。しかし現状は当駅で通過待ちしたり接続するという事はない
1・2番線ホーム中程にある待合室
ホーム上のトイレ
茂原・千葉・東京方面。当駅に特急は止まらず、唯一の東京行きだった京葉線直通列車も2024年3月16日のダイヤ改正で上総一ノ宮行きに短縮。1本で東京駅に行けなくなった
駅舎の中。簡易Suica改札機が設置されている有人駅。券売機はあるがシャッターが降りている
Book Station。地元の中学生発案。電車の本数が少なく待ち時間の長い太東駅と長者町駅において待ち時間を楽しくさせるもの
閑静な駅前。椎木商店街というローカルな商店街があり、少し歩いた先には石田ストアーというスーパーがある
駅の看板。黒塗りで重厚感を感じる。タイトーステーションはゲームセンターではない
太東岬
たいとうみさき
太東駅から約4km
「太東埼(たいとうざき)」「恋のヴィーナス岬」とも呼ばれるいすみ市の絶景スポット。リアス式海岸にある標高約60mの岬。九十九里浜の最南端に位置する。岬の後方には太東埼灯台が建っており岬のシンボル的存在。眺望に優れる事から太平洋戦争時には米軍の進行を探知するための電波探知機が設置されていた。
太東岬から望む大海原
トイレ
町並みを見る
夜
戦時中に米軍機の侵攻を探知するため電波探知機を設置していた礎石。捜査室は地下にあったが海中に崩落した
太東埼灯台は高さ16mの灯台で現在は2代目。初代は海沿いに建てられていたが海岸浸食の影響で100m後方に移された。のぼることはできない
夫婦岩(雀島)
ふうふいわ(すずめじま)
太東駅から約3.5km
大きな岩と小さな岩が並んだ海岸で「津々ヶ浦」ともいう。30年ほど前は陸続きで他にも岩があったが浸食により消失、今ある二つの岩も少しずつであるが小さくなっているといわれる。この景色は映画やCM撮影にも使われてきた。
2023年6月18日訪問時。潮が引いて砂浜に下りれるようになっていた
北側
東屋
そこそこ広い駐車スペース
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