行川アイランド
なめがわあいらんど
Namegawa-Island
フラミンゴショーで有名だった行川アイランド
1面1線の棒線駅。トイレ未設置駅である。行川アイランドを訪れる観光客のために設置された駅だったが2001年8月31日に行川アイランドが閉園、利用客が激減した。周囲に住宅などは少なく閑散としている。2001年に閉園してしまった行川アイランドは長らくの間廃墟として放置されていたが、2020年に勝浦シーサイドパークリゾートというホテルの建設が決まった。
行川アイランドとは勝浦市浜行川地区にあった動植物園を中心としたレジャー施設。1964年に開園しフラミンゴショーなどで人気を集め1970年には年間117万人もの入場者数を記録した。そして同年、外房線に行川アイランド駅が開業することになる。
路線
外房線
千葉起点
80.5km
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業日 1970年(昭和45年)7月2日
運営形態 無人駅
駅名標。「行川」と難しい読み方、アイランドと外房線唯一のカタカナ駅名でその存在感を放つ
縦型駅名標
ホーム。上下線の列車が同じホームから発着する棒線駅。出入口はホーム上総興津寄りの1か所だけ。こんな駅でも普通列車になった特急わかしおも停車する
行川アイランドが消されたご案内。ちゃんと消えていないが、月日が経って剥がれたか
駅舎の中。乗車証明書発行機が設置されている無人駅。簡易Suica改札機は外にあって雨ざらし。当駅にトイレはなく周辺にもトイレはない
駅周辺は寂れた雰囲気が漂う。国道128号線があり、車通りがそこそこ多い。行川アイランド跡、おせんころがしまで徒歩約5分。上総興津駅側に向かって少し歩くと住宅がある
行川アイランド駅の文字。施設はなくなったのに駅名がそのままなのが哀愁を感じる
勝浦市案内図。行川アイランドが描かれているが今はもうない。左にフラミンゴのレリーフがあり、行川アイランドはフラミンゴショーが有名だった
行川アイランド
行川アイランド跡
なめがわアイランドあと
行川アイランド駅から約300m
2001年8月に閉園となった行川アイランドの跡地。動植物園を中心としたレジャー施設であり、年間入場者数117万人を記録するほどの人気スポットだったが入場者数と売上の減少により閉園となる。閉園後は廃墟と化しており入口手前までしか行くことができない。跡地を利用して勝浦シーサイドパークリゾートというホテルが建設されることになったようだが・・・。
旧駐車場
旧駐車場は津波避難場所として活用されている
駐車場にある建物
駐車場にある建物2
トイレ
大破した何か
トンネルの中を覗く。鳥の形をした何かが見える
トンネル内にはハチの巣が出来てしまっているらしい
誰かが入ったような・・・気がする
枯れた木
おせんころがし
行川アイランド駅から約300m
「おせん(お仙)」と呼ばれる豪族の娘が身を投げた悲しい伝説が伝わる、勝浦市から鴨川市まで続く約4kmの崖の通称。豪族の娘のお仙は年貢に苦しむ領民を見て強欲な父を説得しようとしたが聞き入れず、ある日領民が父の暗殺を計画している事を知ったお仙は、父の変装をして身代わりとなり気付かなかった領民に断崖から夜の海に投げ込まれてしまった。
出入口前は広いスペースがあり車を止められる
途中道が二手に分かれるが、ホテル滑河とは反対方向へ
道は整備されているので歩きやすい
孝女お仙之碑
雄大なロケーション。こんな所から身を投げたら間違いなく命はない
おせんころがしにまつわる話が書かれている
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