浪花
なみはな
Namihana
駅名に残る浪花村
駅舎から跨線橋を渡った先がホーム。当駅と三門駅のホームは8両編成までにしか対応していないので、上総一ノ宮駅以南は8両を超える普通列車の運行が行われない。
いすみ市の大原漁港沖合には器械根(きかいね)と呼ばれる日本最大級の岩礁群や海中林がある。120平方キロメートルの面積と20メートル程度の水深は魚介類の生息に向く適度な深さ。さらに親潮と黒潮がぶつかる地点であるため、多種多様な海産物の宝庫である。宝の海とも呼ばれているそうだ。
路線
外房線
千葉起点
60.5km
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
開業日 1913年(大正2年)6月20日
運営形態 無人駅
駅名標
縦型駅名標
名所案内。当駅は岩船海岸、釣場
跨線橋で出入口が結ばれる島式ホーム。屋根なし
浪花駅
駅舎の中。簡易Suica改札機と乗車駅証明書発行機が設置されている。無人駅で券売機がない
静かな駅前。近くに国道128号線がある。特に目立つ場所はない
駅の看板。駅名に「花」が付くからなのか、花の模様がある
岩船地蔵尊
いわふねじぞうそん
浪花駅から約2.5km
日本三岩船地蔵(下野岩船・越後岩船・上総岩船)のひとつ。御本尊はいすみ市の文化財であり五殻豊穣、海上安全、所願成就の守り本尊として信仰を集める。また、海に突き出る形で立地しており願望に優れている。
由来は不明だが、ママ岬というらしい
岩船港
釣師海岸
つるしかいがん
浪花駅から約3.5km
高さ60mの切り立った断崖の上から見る景色は外房随一とも言われる景勝地。700年前、藤原兼貞が3隻の船で大海を航行中台風に出会い岩船海岸に漂着する。12人は船の中で亡くなってしまったが63人は助かり地元漁師にもてなされた。台風が鎮まると漂着者達の船は不思議な印が現れて大きな岩に変わり、不思議な出来事から流れ着いた人びとを神に祭るようになったという言い伝えがある。
断崖絶壁から見る景色は素晴らしいの一言。柵がないので足元注意
ママ岬側を眺める
大自然を感じる断崖絶壁
←NEXT→