那古船形

なこふなかた

Nakofunakata

2つの地名を合わせて生まれた駅名

所在地

千葉県館山市

1日平均乗車人員

JR東日本(2017年)約180人

Train line

内房線

上り
木更津・千葉方面

下り
館山・安房鴨川方面

普通

どんな駅?

JR東日本


内房線(蘇我起点)82.1km


開業日 1918年(大正7年)8月10日

 

館山市に位置する駅。開業当時からの築100年を超える木造駅舎を持つ。無人化されチャージ機は撤去され棒線化されたりと合理化が進行し、駅舎も立て替えられそうな駅。

 

開業当時はここが船形町だったため駅名は「船形」になるところだったが、山形県を走る奥羽本線に舟形(ふながた)駅というそっくりな駅名があったため、混同を避けるため船形町に隣接する那古町を合わせて「那古船形」という駅名になったという。

 

今でこそ1面1線の棒線駅だが、元々駅舎とホームが跨線橋が結ばれた1面2線のホームだった。2019年3月16日に棒線化、さらに同年4月には有人駅から無人駅となる。ホーム棒線化に伴い駅舎とホームを結ぶ跨線橋が撤去され、階段を上り下りする必要がなくなったためバリアフリー化した。

 

駅周辺

 

旧那古町と旧船形町。那古寺の門前町と港町が広がる。

Gallery

駅名標。駅名は「なこ」地名は「なご」。国鉄(JR)が間違えた

縦型駅名標

名所案内。当駅は那古観音、船形崖観音、延命寺、房州うちわの生産地、那古海水浴場、船形海水浴場

棒線化前のホーム。1面2線、1番線が上り(千葉方面)、2番線が下り(館山方面)

待合室。なにも語ることはない

1面2線ホームだった頃は駅舎から跨線橋を渡ってホームに移動していた

棒線化に伴い駅舎とホームが跨線橋ではなく直接結ばれた。駅舎側1番線を撤去し、2番線下りを新たに上下兼用の1番線とした

駅舎の中。2019年4月1日より無人化。券売機がない

インターホンと簡易Suica改札機

駅前。那古寺まで徒歩約13分、大福寺まで徒歩約15分。コンビニは近くにない

駅の看板。ローマ字は字数が多めでややギチギチ

青空に映える木造駅舎

Spot

那古寺

なごじ

那古船形駅から約1km


千手観世音菩薩(せんじゅかんのんぼさつ)を本尊とする寺院。通称は「那古観音」。元正天皇の病気平癒に奈良時代の日本の僧である「行基(ぎょうき)」が海中より得た香木で千手観音菩薩像を刻み祈願したところ、たちどころに病気が治った。この那古寺はその報謝で建てられたと伝えられている。寺院は那古山の中腹に位置しており館山湾(鏡ヶ浦)に近い場所にあるため海の景色が素晴らしい場所でもある。本堂の裏には山頂へ繋がる遊歩道があり山頂に登ればよりよい景色が楽しめる。

館山市指定天然記念物「那古の大蘇鉄」。江戸の力士が奉納したもの。市内一の蘇鉄の大樹で、樹高は6m(通常の蘇鉄は3〜5m)に達する。樹齢は150年以上と言われているが詳細は不明

石段または坂を登った先にある仁王門。寺院を守る金剛力士像を安置する。石段の方が古くからの参道

手水舎。読み方は「ちょうずや」「ちょうずしゃ」「てみずや」「てみずしゃ」といろいろあるが、どれも正しい

江戸時代中期に建てられた多宝塔。千葉県指定有形文化財。中に多宝如来と釈迦如来を安置する。拝観は行っていない

阿弥陀堂。落石の危険があるということで祀っていたが阿弥陀如来を本坊に移動した

浜木錦。沖縄県宮古島産と書かれている

大黒天を祀る大黒堂(一番手前)。龍王堂(上左)、地蔵堂(上右)もろとも2023年に崖崩れの被害を受ける

観音堂と多宝塔の間に展望台の潮音台へ通じる道。那古寺の裏山、那古山で結構階段を上る

潮音台(ちょうおんだい)に着いた。那古山は標高82.7m、ここは中腹

潮音台からの景色。鏡ケ浦(館山湾)がエメラルドグリーンに輝いている。天候が良ければ富士山も見えるらしい。駐車場からここまで徒歩5〜10分ぐらいか

洲崎灯台。国の登録有形文化財登録の白い灯台。洲崎は房総半島最先端の地にして東京湾最南端

沖ノ島。島とあるが陸続きになっている「歩いて渡れる無人島」。黒潮の影響を受けるため南国にいるような生物が息づいている

渚の駅たてやま。さかなクンが名誉駅長を務める交流拠点施設。館山駅からも近し

館山駅。南米風の駅舎が頭を覗かせている

丘陵地に建つ館山城。本物の城ではなく館山市立博物館の分館として再建されたものである。とはいえ館山の町を見守るような佇まいは風格がある

 

大福寺

だいふくじ

那古船形駅から約1km


奈良時代の僧である「行基(ぎょうき)」が地元漁民の安全と豊漁を祈って観音像を刻んだことが始まりと伝えられる寺院。境内の船形山の中腹に建つ観音堂(崖の観音)からは館山市や館山湾が一望できるため、絶景スポットとしても人気を集めているようだ。駐車場から観音堂までは約130段の階段を上っていくことになるが、それなりに運動した体で観音堂から見る風景は良いものである。

本堂。崖の上にあるのは観音堂で本堂ではない

延命地蔵尊。無病息災と延命長寿にご利益あり

境内に咲いていたツツジ

鯉之池。境内図で見ると魚のような形をした池。鯉は龍の現世での姿、龍は金運を運んでくる神獣。何の変哲もない池だが海と山のエネルギー、観音様の加護もあって金運パワーが長い年月をかけて溜まっているらしい

観音堂へ向かう階段の途中にあるお不動さま

観音堂内は土足禁止。十一面観音菩薩像(崖の観音)は山の岩肌の自然石を彫って浮き彫りにしたもので、格子の中を覗くと見ることができる。千葉県内最古の磨崖仏と言われている

観音堂の見どころの一つである天井絵。南房総の植物を中心に全108枚が描かれている。見入ってしまうほど豪華絢爛

観音堂内に十二支の彫刻が刻まれている。十二支のうち一つだけ隠れている動物がいるらしい

観音堂から見る景色。館山市と館山湾を一望。海上安全と豊漁を祈願する寺院としてふさわしい景色が広がっている

 

 

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