那古船形
なこふなかた
Nakofunakata
2つの地名を合わせて生まれた駅名
館山市に位置する無人駅。1面1線の棒線駅。那古地区と船形地区の間にあることから「那古船形」という駅名になったのだろう。ちなみに駅名は「なこ」だが地名は「なご」である。
当駅は元々駅舎とホームが跨線橋が結ばれた1面2線のホームだった。2019年3月16日に棒線化、さらに同年4月には有人駅から無人駅となる。ホーム棒線化に伴い駅舎とホームを結ぶ跨線橋が撤去され、階段を上り下りする必要がなくなったためバリアフリー化した。
路線
内房線
蘇我起点
82.1km
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業日 1918年(大正7年)8月10日
運営形態 無人駅
駅名標。駅名は「なこ」地名は「なご」。国鉄(JR)が間違えた
縦型駅名標
名所案内。当駅は那古観音、船形崖観音、延命寺、房州うちわの生産地、那古海水浴場、船形海水浴場
棒線化前のホーム。1面2線、1番線が上り(千葉方面)、2番線が下り(館山方面)
待合室。なにも語ることはない
1面2線ホームだった頃は駅舎から跨線橋を渡ってホームに移動していた
棒線化に伴い駅舎とホームが跨線橋ではなく直接結ばれた。駅舎側1番線を撤去し、2番線下りを新たに上下兼用の1番線とした
駅舎の中。2019年4月1日より無人化。券売機がない
駅前。那古寺まで徒歩約13分、大福寺まで徒歩約15分。コンビニは近くにない
駅の看板。ローマ字は字数が多めでややギチギチ
那古寺
なこじ
那古船形駅から約1km
元正天皇の病気平癒に、奈良時代の日本の僧である「行基(ぎょうき)」が海中より得た香木で千手観音菩薩像(せんじゅかんのんぼさつぞう)を刻み祈願したところ、たちどころに病気が治った。この「那古寺」はその報謝で建てられたと伝えられている。
館山市指定天然記念物「那古の大蘇鉄」。市内一の蘇鉄の大樹で樹高は6mに達する
仁王門
手水舎
多宝塔
阿弥陀堂
浜木錦。沖縄県宮古島産と書かれている
大黒堂
大福寺
だいふくじ
那古船形駅から約1km
奈良時代の僧である「行基(ぎょうき)」が地元漁民の安全と豊漁を祈って観音像を刻んだことが始まりと伝えられる寺院。境内の船形山の中腹に建つ観音堂(崖の観音)からは館山市や館山湾が一望できるため、絶景スポットとしても人気を集めているようだ。
本堂
延命地蔵尊
ツツジ
鯉之池
お不動さま
観音堂内。十一面観音菩薩像(崖の観音)は格子の中にある
観音堂の天井。南房総の植物を中心に全108枚が描かれている
観音堂内に十二支の彫刻がある
観音堂から見る景色。館山市と館山湾を一望
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