夜ノ森
よのもり
Yonomori
桜咲け つつじ咲け 夜ノ森
橋上駅舎に見えるがホームは切通しの中にあるため地上駅。現在の駅舎は2020年3月に供用開始したものであり、既存の駅舎は老朽化や除染後の放射線量が十分に下がらない可能性から取り壊されている。惜しむ声があったのか、同年11月には旧駅舎を模した待合室が建てられている。
ホームの両側には約6000株のツツジが植えられており、ツツジの名所として知られていた。震災後は除染作業に伴い幹を少し残して伐採されてしまったが、避難指示解除時期に合わせ新たな苗木を植える計画が検討された。
路線
常磐線
日暮里起点
253km
駅構造 地上駅(橋上駅)
ホーム 1面2線
開業日 1921年(大正10年)3月15日
運営形態 無人駅
駅名標。常磐線っぽくないフォント。ある意味新鮮
縦型駅名標。これまた常磐線らしからぬフォント
ホーム。復旧した大野駅と双葉駅が棒線駅となるも、当駅は1面2線。閑散区画とはいえさすがに3駅連続で棒線駅はきついか
ホーム両脇に咲くツツジ。特急停車駅ではないが、JR東日本のご厚意でツツジを楽しんでもらうために特急列車が徐行運転する(現在は不明)
改札。乗車駅証明書発行機、簡易Suica改札機。新駅舎に窓口は設置されず、無人駅
夜ノ森駅空間線量率。福島第一原子力発電所最寄り駅の隣の当駅、他の駅と比べて数値が高い
桜咲け つつじ咲け 夜ノ森。富岡第一・第二小学校
ようこそ!花と緑あふれる町 富岡へ。カラフルとみおかとは富岡を想う色とりどりの人々が出会い交流する場をつくり街を明るく賑やかに。富岡の魅力を広く発信し、桜並木を未来へつなぐためのプロジェクト。「桜が咲くたび、街も満開に近づいている」
モザイクアートで旧夜ノ森駅を再現。とみおかアプリとインスタグラムで桜などの写真を募集して集まった1206枚の写真が一枚のポスターになりました。
西口。常磐線全線開通時は規制が緩く、歩ける範囲が広かった
西口は旧駅舎時代になかった出入口。後に整備されたロータリー
西口から駅舎を眺める。ホームの両側には約6千株のツツジが植えられていたが、除染作業に伴い一度伐採された
東口。古くからの出入口。常磐線全線開通時は帰宅困難区域が広範囲に広がっていてあまり自由に歩けなかった。駅から正面に進むと富岡町を代表する場所夜の森桜トンネルがある
仮設トイレ。後にトイレを併設した待合室が整備される
東口に震災前の旧駅舎を思い出させるような待合室。2020年11月30日より供用開始
待合室内にはトイレが併設されている。旧駅舎を模しているということで出札口のような窓口が設置されている。イベント開催時などに使うのだろうか?
夜の森の桜並木をモザイクアートで再現。カラフルとみおかプロジェクトの一環で制作されたもの。富岡町のこども園の園児たちも制作に関わっている。モザイクアートのブロックはプロジェクトに携わる花王の製品の洗剤や柔軟剤の詰め替えパックをリユースしたもの
旧夜ノ森駅の写真。木造の駅舎だったが、老朽化や除染後の放射線量が下がらない事から解体されることに
〜おもいでをかたちに〜。富岡町の学生などによる共同制作のモザイクアート。賑わいある漁港、美しいろうそく岩、町の鳥セキレイ、とみっぴー、桜、常磐線の651系、夜ノ森駅を盛り込んだ作品
駅の看板。上の看板にはサクラとツツジと富岡町の「とみっぴー」
夜ノ森駅の文字。地名は「夜の森」。カタカナを採用するのがお好きなようで
震災後、休止中の夜ノ森駅。駅西側は立ち入ることができたが駅舎のある東側が帰宅困難区域だったため、駅を正面から見る事ができなかった
かつての駅名標。富岡駅から原ノ町方面の常磐線は進路を大きく内陸に変えるため、夜ノ森駅は津波被害を受けていない
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