新地
しんち
Shinchi
常磐線の福島県最北端、JR東日本水戸支社も北端
常磐線福島県エリアおよびJR東日本水戸支社最北端の駅。震災の影響で以前の駅舎は全壊し、新しい駅舎は300mほど内陸部に建設された。
震災前は2面3線ホームだったが復旧後は1線廃止され2面2線。行き違いがない時は上下線共駅舎側1番線を使用する。特急停車駅ではなく有効長は6両分だが10両同士の列車交換に対応するため、列車交換設備は10両分ある。少数派だが仙台方面から当駅止まりがあり、2番線で仙台行きとして折り返す。
路線
常磐線
日暮里起点
315.6km
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業日 1897年(明治30年)11月10日
運営形態 簡易委託駅
設置場所 | 改札窓口 |
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福島県 北の玄関口・新地町。新地町は福島県浜通りの最北端にあって宮城県と接しており、常磐線も南北を貫く形で福島県と宮城県を結んでいる。鹿狼山(かろうさん)は新地町と宮城県丸森町に跨がる標高は429.3mの山。海を見ながら登れる山として知られているようだ。右近清水(うこんしみず)とは名水の事で、菅ノ沢溜池を取り囲むように桜の回廊がある桜の名所。あんこ地蔵とはこの地に移り住んだ「家山(かざん)」和尚が平和の願いを込めて建立した地蔵。8月下旬に家山和尚の命日に好物だったあんこを口元に塗って供養する。
駅名標
縦型駅名標
ホーム。以前の駅舎は東日本大震災の津波により全壊し、2016年12月10日から旧駅舎から西側(内陸側)に約300m移動した新駅舎となる。因みに津波は当駅停車中の原ノ町行きのE721系2両+2両を飲み込み、飲み込まれたE721系は廃車された
跨線橋に大きなガラス窓があり、そこから海が見える。新しくなった新地駅は約4m盛土された場所に立地している
跨線橋の窓から海を眺める。現在の新地駅から海までは1km未満の距離。以前の新地駅はもう少し海側にあった
駅舎の中。有人駅。新地町が駅業務を委託しているためか、JR東日本新地駅のページに駅員はおりませんとの表記がある
当駅の上下線の発車番線は上り下り関係なく異なる
図書スペース
駅前。ホテルや商業施設などが建設され、復興工事が着々と進んでいる。新地町役場まで徒歩約10分
新地駅の文字。被災した新地町は、新たなJR新地駅を中心とした「観海タウンしんち」という地産地消型エネルギーを核とする環境、エネルギー、にぎわいが共生できるまちづくりを行っている
駅前にある白くて清潔感のあるトイレ
地下自由通路を通れば駅の反対側、海側に行ける
駅の反対側。ドーム状の青い建物は新地駅前フットサル場「スマイルドーム」。他には県道38号「相馬亘理線」、釣師浜海水浴場
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