山下

やました

Yamashita

所在地

宮城県亘理郡山元町

1日平均乗車人員

JR東日本(2021年)約490人

Train line

常磐線

上り
原ノ町・いわき方面

下り
岩沼・仙台方面

普通

どんな駅?

震災前は地上駅で2面3線ホーム。津波で浸水し当時の駅舎は全壊しなかったが、西に約1km移設されて高架化されている。ホームは1線廃止し1面2線の1線スルー式。行き違いがない時は1番線を使用する。有効長は6両だが10両の特急の列車交換が可能。数は少ないが仙台方面から折り返しがある。

 

山元町に位置する駅。山元町は穏やかな気候と風土がイチゴの栽培に適しており、東北地方で一番の生産量を誇っている。

Stamp

伝統を継ぐ郷土料理と希望をつなぐ駅。震災後再建された山下駅とホッキ貝を使用したほっきめしが描かれている。ほっきめしは宮城県の郷土料理。ホッキ貝の煮汁で炊き込んだご飯の上にホッキ貝をのせたもの。ホッキ貝は山元町の特産品でもあり宮城県内でも有数の漁獲量を記録する。この理由から山元町のキャラクターはホッキ貝がモデルの「ホッキーくん」となっている。

 

 

Gallery

駅名標

縦型駅名標

ホーム。震災の影響で浸水し高架駅となった

乗車口。2023年現在2両で走る常磐線はない

駅舎の中

待合室

駅の出入口。東西に出ることができる

西側にはロータリーのある新興住宅地

西側に「Happy やまのもと」という壁画。テーマは山元が元気になるアート

「つばめの杜ひだまりホール」という地域交流センターのある東側

山下駅の文字

Spot

大地の塔

だいちのとう

山下駅から約1km


震災前の山下駅があった場所に設立された東日本大震災慰霊碑。慰霊碑の高さは震災の日を表す3.11mとなっている。震災で犠牲となった多くの方々の慰霊・復興・記憶・願いなどそれぞれの思い竹の地下茎のように大きく伸長し、大地の生命力が宿る竹の成長をイメージしている。

かつての山下駅前

常磐線の線路跡だと思われる

山元町歴史民俗資料館

やまもとちょうれきしみんぞくしりょうかん

山下駅から約1.5km


山元町役場に隣接した場所に立地。山元町の歴史を縄文時代から現代まで紹介する資料館。町内の合戦原遺跡の横穴墓において、東日本大震災の復興工事に伴う調査で発見された実物の線刻壁画が移設展示されており山元町の貴重な文化財となっている。

イメージキャラクターの「せんこくん」。合戦原遺跡の発掘調査で発見された線刻壁画がモチーフ

常設展示室

合戦原遺跡 38号横穴墓 線刻壁画(実物)。東日本大震災に伴う集団移転の用地内の発掘調査で発見されたもの。修復・強化を経て2018年10月に当館に移設保存された

壁画には人の姿などが確認できる。東北地方の横穴墓でこれほど多様なモチーフを持つ壁画は稀のようだ

山元の衣食住

カンカン地蔵。小さな石を離れたところから後ろ向きになって投げて当てるとカーンと音を立てるからカンカン地蔵、というらしい

昭和30年代頃まで町や村には下駄屋・桶屋・かご屋など暮らしの中で使う道具を作る職人がいた

冷蔵庫。開け閉めできる

せんこくんグッズを販売している

Station data

JR東日本
駅構造 高架駅
ホーム

1面2線

開業日

1949年(昭和24年)
5月10日

運営形態 業務委託駅
路線
常磐線
キロ程

325.7km
(日暮里起点)

坂元
(4.9km)

浜吉田
(4.2km)

年度別1日平均乗車人員
2000年 1,160
2005年 990
2010年 850
2011年3月〜2016年12月 東日本大震災により「相馬」〜「浜吉田」間が休止
2016年 370
2019年 600
2020年 470
2021年 490

 

Track wiring

山下

※2021年8月現在の配線図です。

番線 路線 行き先 有効長 備考
1 常磐線 原ノ町方面(仙台方面) ※6 主に使用
2 常磐線 原ノ町方面(仙台方面) ※6 当駅始発。仙台方面との行き違い

※列車交換は10両編成に対応

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