大野
おおの
Ono
福島第一原子力発電所最寄り駅
現在の駅舎は震災後に改修されたもの。駅舎は綺麗になったが無人化され、1面2線ホームから上り線を廃止し1面1線の棒線駅に縮小された。棒線駅がなかった常磐線だが当駅と双葉駅、坂元駅は震災後の駅舎改修や建て替えに伴って棒線化されている。廃止された上り線の用地は非常時の避難道として側道が設けられた。
特急ひたち停車駅。「大野」〜「浪江」間は特急ひたちが3駅連続停車する。
福島第一原子力発電所を有する、大熊町に位置する駅。常磐線は2020年3月のダイヤ改正で全線開通したものの当駅周辺は復興した3駅の中でも規制が厳しく、歩ける範囲が少ない。とはいえ常磐線が開通しただけでも大きな一歩を踏み出した。
路線
常磐線
日暮里起点
257.9km
駅構造 地上駅(橋上駅)
ホーム 1面1線
開業日 1904年(明治37年)11月22日
運営形態 無人駅
駅名標。大熊町唯一の鉄道駅。特急ひたちが停車し乗り換えなしで仙台や東京都心へ
駅名標2。1面1線なので矢印が両方向
縦型駅名標。旧大野村の駅。1954年11月1日に熊町村と合併して大熊町となる前に当駅が開業している
ホーム。1面2線ホームから上り線を廃止して1面1線になった
改札。乗車駅証明書発行機、簡易Suica改札機、多機能券売機、話せる指定席券売機
改札外にある待合室。カウンターテーブルが設置されている
大野駅空間線量率。福島第一原子力発電所に一番近い駅。自分が見た中では一番高い数値
西口。駅周辺は大熊町中心部。立入規制は緩くなったものの、シャッターなどで閉じられた場所が目立つ
ようこそ おおくまへ いらっしゃいました
東口。国道6号と福島第一原子力発電所側の出入口。原発まで東に約6km。西口と同様に歩ける場所が少ない
東口駅舎。震災前から橋上駅。地震により天井板が一部剥がれ落ちる被害を当駅は受けた。駅舎は取り壊されず営業休止中に改修されている
大野駅の文字。千葉県市川市にある武蔵野線「市川大野駅」は先に開業していた当駅との混同を避けるため市川の名を付けた
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