成東
なるとう
Naruto
総武本線と東金線が乗り入れる山武市の代表駅
千葉県山武市
JR東日本(2021年)約2,240人
総武本線
上り
佐倉・千葉方面
下り
旭・銚子方面
快速
普通
東金線
上り
大網方面
京葉線
普通
JR東日本
山武市の代表駅。総武本線は特急しおさい停車駅であり、平日夜1本だけ当駅止まりの東京始発特急しおさい成東行きが運行されている。
千葉方面からの総武本線の約半数は当駅折り返し、総武快速線直通は当駅まで。東金線の終点、京葉線直通は1日1往復と都心のベッドタウン東端部となる駅。成東行きは千葉から総武本線と外房線・東金線の2ルートがあるが総武本線経由の方が本数が多く、所有時間も5分ほど早い。
路線
総武本線
東京起点
76.9km
東金線
大網起点
13.8km
駅構造 地上駅
ホーム 2面4線
開業日 1897年(明治30年)5月1日
運営形態 直営駅(管理駅)
JR総武本線・東金線
2面4線ホーム。上下線の行き違いがなければ総武本線は駅舎側1番線を使用し、東金線は基本的に切欠きホームの0番線を使用。有効長は0番線が6両、1・2番線が11両、3番線が8両。2番線は銚子駅から回送されてきたしおさいが夜間留置され、翌朝の成東始発しおさい東京行きになる。総武本線と東金線は松尾・求名寄りで繋がっており直通運転が可能となっている。
出典「配線略図.net」https://www.haisenryakuzu.net/
※雰囲気を楽しんでもらうために作成したものです。実際の移動に使用しないでください。
設置場所 | 改札窓口 |
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歌人伊藤左千夫が生まれて育った町。伊藤左千夫(いとうさちお)とは現在の山武市出身の歌人。政夫と民子の像とは伊藤左千夫の最初の小説「野菊の墓」の登場人物をかたどった像で、成東駅から約900mの伊藤左千夫記念公園にある。野菊の墓とは斎藤政夫とその従姉である戸村民子との恋を描く物語のことである。
総武本線駅名標
東金線駅名標
縦型駅名標。日本武尊が太平洋の荒波が押し寄せる様子を見て「鳴濤(なるとう)」と名付けた説。成田の東にあることから「成田東」、そこから訛って「成東」になった説がある
東京から76.9km。描かれているのは山武市名産のイチゴ。距離は東京駅から総武本線で当駅までの距離
ホーム。2面3線。総武本線は行き違いがない時、駅舎側1番線に発着する
総武線快速が乗り入れるのは当駅まで。1日1往復限定
1日1回しか使われないグリーン車乗車口。なくてもいいような気がするが、まあ一応
「成東」〜「佐倉」間でグリーン車が使えるのは朝の1本だけ
東金線は0番線。千葉県の北総地域には四街道駅、成東駅、佐原駅の3駅も0番線がある
画像から見て右側が0番線。東金線が発着する行き止まりの切り欠きホーム
3番線だけ総武本線じゃなくて総武線になっている。総武線だけだと都市部っぽい
0・1番線ホーム松尾寄りにある待合室。ちっちゃい
のりかえ案内。八日市場・銚子・佐倉・千葉方面。東金・大網・外房線方面
外房線の勝浦も描かれた東金線乗り換え案内
のりば案内。上から貼った外房線は勝浦が遠すぎるから、同じく東京の下は・・・成田とか?
改札内のトイレ。0・1番線ホームにある
改札。有人駅で直営駅。自動改札機、みどりの窓口
改札外にニューデイズ併設の待合室。冷暖房完備、荷物置きのついたイスがたくさん、ゴミ箱もあると個人的にかなりいい待合室。当駅は電車の本数が控えめなので助かる
開業125周年 ようこそ成東駅へ ありがとう。これまでも これからも。2022年5月1日の事
駅前ロータリー。現在の駅前は2018年に整備完了したもの。バスのりば、タクシープール、身障者乗降場所あり。波切不動院まで徒歩約10分、山武市役所まで徒歩約13分
駅前広場の屋根は山武市特産の山武杉を使用。木材は温かみがあってよい
駅舎横の公衆トイレ。改札内にもトイレがある
駅の横に成東駅前観光交流センター「さんむすび」。市内産のサンブスギを活用した木造2階建ての観光案内所
山武市のキャラクター、SUNムシくん花のモニュメント
駅前に碑が多くある
礎の碑。1945年8月13日、駅構内に停車中の軍弾薬積載貨車が米軍機の機銃掃射を浴びて炎上した。鉄道職員15人と将兵27人が消火作業を行ったが、必死の健闘空しく弾薬が爆発し全員が死亡した
「久々に家帰り見て故さとの今見る目には岡も河もよし 佐千夫」。山武市出身の歌人、伊藤左千夫の歌碑。ホーム上にあったが駅改良工事に伴い駅前に移設
緑と海と文化のまち成東。自然豊かな成東町(現山武市)に贈る、潮風や波のさざめきを形にし、まちを表してみました。
魁(さきがけ)の碑。鉄道敷設に生涯を捧げた成東下町の人物、安井理民(やすいはるたみ)の顕影碑
山武市ガイドマップ。山武市の鉄道駅は総武本線と東金線が乗り入れる成東駅を中心に、日向駅と松尾駅がある
関東ふれあいのみち。いつも1つや2つだが当駅は伊藤左千夫のみち、城跡をたずねるみち、山武杉のみちと3つもある
成東駅の文字
波切不動院
なみきりふどういん
成東駅から約700m
標高約30mの石塚山の中腹に立つ赤い本堂が印象的な寺院。海難防止に寄与する波切不動の名で親しまれている。本堂は江戸時代初期の建造物で千葉指定天然記念物の「石塚の森」に囲まれており、本堂からは山武市の街並みを一望できる。
仁王門
弘法大使
かつてのこの地にラジウム鉱泉が湧き出ており鉱泉旅館「成東館」があった
観音堂
弘法大師修行像
江戸時代に建設された本堂、26本の柱で支えられている。周辺ではあまり見られない凝灰質砂岩(ぎょうかいしつさがん)の上に建つ
本堂から山武市の町並みを見る
本堂の後ろにある石塚の森は千葉県指定文化財天然記念物。スダジイ、アラカシ、アカガシなどが自生する
伊藤左千夫記念公園
いとうさちおきねんこうえん
成東駅から約900m
小説「野菊の墓」等で有名な現在の山武市出身の小説家「伊藤左千夫」の功績を記念して作られた公園。山武市役所近くに所在する。公園内には「野菊の墓」の政夫と民子の像、アララギ派八歌人の歌碑などがある。
公園内
アララギ派八歌人の歌碑
九十九里の波の遠音や降り立ては 寒き庭にも梅咲きにけり 左千夫
たて川の茅場の庵を訪ひ来れば 留守の門辺に柳垂れたり 子規
山武市歴史民俗資料館
さんむしれきしみんぞくしりょうかん
成東駅から約1km
1階は企画展、2階は常設展であり、主に山武市出身の小説家「伊藤左千夫」の生涯や作品などについての展示を行っている。館内の撮影はできない。資料館は伊藤左千夫生家に隣接しておりそちらも見学が可能となっている。
伊藤左千夫生家
土間
中には上がれないようだ
茶室「唯真閣(ゆいしんかく)」。東京本所茅場町の居宅の傍にあったものを現在地に移築したものである
牛飼が歌よむ時に世の中の新しい歌大いに起る
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