佐倉

さくら

Sakura

総武本線と成田線の分岐・合流地点

所在地

千葉県佐倉市

1日平均乗車人員

JR東日本(2021年)約7,860人

Train line

総武本線

上り
千葉・東京方面

下り
成東・銚子方面

快速

普通

成田線

上り
千葉・東京方面

下り
成田・成田空港方面

快速

普通

どんな駅?

佐倉市の代表駅。千葉方面から並走してきた総武本線と成田線の分岐点となる駅。総武本線は当駅から銚子方面は単線になる。京成線「京成佐倉駅」は当駅から北に2km程離れているため、連絡には適さない。

 

2面4線ホーム。南酒々井・酒々井寄りに4本の留置線、物井寄りに総武快速線連結作業用の引き上げ線を持つ。夜に4本ある総武快速線からの当駅止まりは全て当駅の留置線に回送され、翌朝に3本は当駅始発の総武快速線直通列車、1本は成東駅まで回送されて成東始発の総武快速線直通列車になる。

 

東京方面から直通してくる総武線快速の成田空港・鹿島神宮行きと成田空港・成東行きは当駅で切り離し作業を行う。前11両が成田空港行き、後4両が鹿島神宮及び成東行きになる。この作業で佐倉駅にしばらく停車し約5分で成田空港行き、約10分で鹿島神宮及び成東行きが発車する。

 

特急しおさい、特急成田エクスプレス停車駅。平日朝に当駅始発の特急しおさい東京行きが運行されている。特急しおさいは全て当駅に停車し、成田エクスプレスは朝上りと夜下りの停車である。

JR東日本
 

路線

総武本線

東京起点
55.3km

成田線
本線

佐倉起点
0km

 

駅構造 地上駅(橋上駅)

 

ホーム 2面4線

 

開業日 1894年(明治27年)7月20日

 

運営形態 直営駅(管理駅)

 

Track wiring

佐倉

※2021年7月現在の配線図です。

Stamp

設置場所 改札窓口

水と緑と歴史の町。スタンプに描かれているのは佐倉市内にある印旛沼と国立歴史民俗博物館だと思われる。印旛沼はサイクリングロードやコスモスの名所、博物館は日本の歴史・民俗学・考古学の展示を行う佐倉市屈指の観光スポットで、いずれも京成線沿線を最寄りとする。

設置場所 改札窓口

佐倉ふるさと広場の風車とE257系。佐倉ふるさと広場は京成線「京成臼井駅」が最寄りだがそれでも徒歩約30分はかかる。そこには「リーフデ(友愛)」という日本で4基しか存在しないオランダ風車がある。春はチューリップの名所。総武本線におけるE257系は定期列車だと「東京」〜「佐倉」間の平日限定の特急しおさい。

設置場所 改札窓口

総武本線120周年、武家屋敷(旧但馬家住宅)。総武本線は1894年に「市川」〜「佐倉」間が総武鉄道の路線として開業し、1907年に国有化される。武家屋敷とは佐倉駅から約1kmの佐倉藩士の住んだ場所のことで、スタンプ右下の鎧は当世具足といい佐倉藩士が身に着けていたもの。

設置場所 WEBアプリ「TRAIN TRIP」で入手

武家屋敷通り。関東地方では最大級の武家屋敷群。当駅から徒歩約14分。左から旧武居家住宅、旧但馬家住宅、旧河原家住宅となっており、城下町佐倉の面影を残す江戸時代後期の建物。これらは一般公開されており見学が可能である。間にくらやみ坂という坂があるが、由来は木が鬱蒼としげっていて昼でも薄暗いことから名付けられたとか。侍が闇討ちしたのではないかという声も。

Gallery

駅名標。当駅から下り方面は総武本線と成田線が分岐する。隣の駅の表記が枝分かれせずに酒々井・南酒々井と書かれている

縦型駅名標。駅ナンバリングは成田線へと続いていく

東京から55.3km。描かれているのは佐倉武家屋敷。東京駅から総武本線で当駅までの距離。因みにこれが設置されている駅としては東京駅から最も近い

ホーム。基本的に外側の1・4番線を総武本線、内側の2・3番線を成田線が使用する。当駅発着あり

3番線にある成田線0キロポスト。終点は78.6km先の銚子駅。成田線千葉方面は当駅から総武本線に直通運転を行っていることになる

佐倉城主の家紋があしらわれた待合室

「成」「総」と書かれた信号。出発反応標識というのだろうか?

総武線快速の車両が増解決を行う列車がある。増結は朝の成東始発と成田空港始発1本、切り離しは夜の成田空港・成東行きと成田空港・鹿島神宮行きの計2本

乗車口。成田エクスプレス6両編成の部分は3又は9号車とある

 

階段アート、駅長犬とカムロちゃん。JR東日本千葉支社マスコットキャラクター駅長犬、佐倉おもてなしキャラクターカムロちゃん

階段アート、駅からハイキング&ウォーキングイベント。巡れ!サムライのまち・佐倉 健康的に歴史散策!ひよどり坂の写真

番線表示。2・4番線のが良い。細い柱にあるためか交換されない?

佐倉武家屋敷と佐倉城址公園の写真。佐倉武家屋敷まで当駅から徒歩約15分、佐倉城址公園まで徒歩約33分。佐倉城址公園は京成佐倉駅からのほうが近い

改札内の撮影パネル

改札内

ありがとう255系。特急しおさいの主力車両だったが2024年3月16日のダイヤ改正で定期運用を離脱

精算機。2024年4月に訪問してもまだ残る「オレンジカードは改札窓口へ」

改札。みどりの窓口あり。総武本線と成田線の接点にある駅なためそう簡単にはなくならない。成田駅はなくなったけど

改札外コンコース。ニューデイズは改札外からのみ利用できる

さくら駅。E259系塗装変更前、E217系と255系がいない。E131系は、佐倉駅ならいなくてもいいか?

佐倉駅がB.B.BASEの銚子コースの新たな停車駅になった際、駅長犬とカムロちゃんが登場するイベントがあった

南口側にあるまちづくり市民ギャラリー。佐倉市民や団体による活動成果の展示など

北口方面に銅像。タイトルは「翔」。佐倉市は彫刻のある街づくりを進めており、当駅周辺に多くの彫刻が設置されている

北口ロータリー。旧城下町地区。佐倉武家屋敷まで徒歩約15分。京成佐倉駅までは約2km離れているが、京成佐倉駅行きの路線バスが日中20分間隔ぐらいで運行されている

佐倉市観光案内図。国立歴史民俗博物館、佐倉城址公園、旧堀田邸・庭園(さくら庭園)、武家屋敷、佐倉市立美術館

ようこそ 11万石の城下町 佐倉へ。石(こく)とは米の量を表す単位。江戸時代、武士の給料は米の量で表されていたよう。1万石あたり1万人の家来を食べさせることができる大名、という意味らしい

駅舎併設の観光情報センター。城下町佐倉の散策前に。レンタサイクルあり。

北口にJR東日本の佐倉運輸区。千葉支社の運転士や車掌が所属する組織の一つ。総武快速線、総武本線、成田線、鹿島線を担当している

南口方面の天井に様々な鳥が描かれている

南口ロータリー。こちらは特に目立つ場所はない。DIC川村記念美術館行きの無料バス停留所がある

南口の鹿が描かれたレリーフ

佐倉駅の文字。佐倉だけに桜。佐倉市の花はもちろん桜

Spot

佐倉武家屋敷

さくらぶけやしき

佐倉駅から約1km


江戸時代に佐倉藩士の住んだ武家屋敷を復元したもので一部の部屋に上がることができる。佐倉がかつての城下町だった面影を感じられる場所の一つだ。旧河原家、旧但馬家、旧武居家の3件が見学可能。こちらの画像は旧河原家で、佐倉に残されている武家屋敷の中では最も古いものと考えられている。

兜をかぶって記念撮影をどうぞ

1821年から1837年の間に建てられたと推定される旧但馬家住宅

佐倉の武家屋敷で生活していた佐倉藩士が身に着けていた当世具足という甲冑を再現したもの

佐倉市のカムロちゃんがいる。令和2年3月をもって佐倉おもてなしキャラクターを卒業し、独自の活動をすることになった

江戸時代末期に建築されたとされる旧武居家住宅

当時の暮らしぶりを知ることができる

佐倉市を舞台にしたサムライRPG「天倫の桜」。武居新佐(たけい しんざ)

生活雑器

剣術の稽古、梅や柿など食べられる実を育てていた武家屋敷の裏庭。江戸時代からほとんど変わらない植栽景観である

裏庭にある江戸時代に素掘りされた井戸。佐倉市内にある旧武家屋敷の井戸の中で唯一現存し公開されている

武家屋敷通りの近くにあるひよどり坂。竹林に囲まれた古径(こみち)でその景観は江戸時代からほとんど変わらないという

佐倉城址公園

さくらじょうしこうえん

佐倉駅から約2.5km


「佐倉城」が存在していた跡地を公園として整備した場所。2006年には「日本百名城」の一つに選ばれている。石垣のない土造りの城だったため小さな山のような公園。公園内には土塁や空堀などの城の遺構が見られる。桜や紅葉の名所としても知られている。

 

詳しくは京成佐倉駅のページで解説する。

佐倉市立美術館

さくらしりつびじゅつかん

佐倉駅から約1.5km


佐倉市の旧城下町に立地。地下2階・地上4階建ての美術館。2階が常設展や企画展が行われる一般展示室。エントランス部分は1918年に建設された千葉県指定有形文化財に指定の旧川崎銀行佐倉支店を利用している。

 

詳しくは京成佐倉駅のページで解説する。

国立歴史民俗博物館

こくりつれきしみんぞくはくぶつかん

佐倉駅から約2.5km


佐倉城址公園北西部にある博物館。通称「歴博(れきはく)」。日本の歴史と文化をたどった数多くの展示品がある。展示総件数は約9千件、収蔵資料件数は約22万件にものぼる。年間来館者数は約20万人と佐倉市屈指の観光名所である。第1〜第6展示室と時代ごとに分かれており、見ごたえはかなりのもの。

 

詳しくは京成佐倉駅のページで解説する。

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