津田沼

つだぬま

Tsudanuma

徒歩約5分で新京成線「新津田沼駅」に行ける習志野市の中心市街地

所在地

千葉県習志野市

1日平均乗車人員

JR東日本(2021年)約79,800人

Train line

総武線快速

上り
船橋・東京方面

下り
千葉・成田空港方面

快速

中央・総武線

西行
西船橋・錦糸町・
秋葉原方面

東行
千葉方面

西行
東西線直通

Connect station

どんな駅?

JR東日本


総武本線(東京起点)26.7km


開業日 1895年(明治28年)9月21日

 

日中の三鷹方面からの中央・総武線の半数は当駅で折り返す。

 

2022年3月11日のダイヤ改正まで平日のみ運行されていた総武線通勤快速は当駅を通過していた。ダイヤ改正で通勤快速は快速に格下げされ、当駅を通過するのは特急のみとなった。

 

2024年3月16日のダイヤ改正以降から土休日運行の新宿わかしお・新宿さざなみの停車駅から外された。

 

駅周辺

 

新京成線「新津田沼駅」まで約400m。乗り換え駅に指定されているが連絡通路がなければ屋根もないため乗り換え駅としては不便な部類。京成線「京成津田沼駅」は1km弱離れていて徒歩移動には適さない。

 

習志野市の代表駅。北口は繁華街になっているが、駅近くに習志野市と船橋市の市境があるため商業施設のほとんどは船橋市に属している。またその市境は当駅のホームを貫いており、ホーム東船橋寄りに市境を示すポイントが刻まれていて津田沼駅のちょっとした見所になっている。

Tracks map

JR総武本線

津田沼

3面6線ホーム。1・2・3番線は快速線、4・5・6番線は緩行線。快速線は稲毛寄りに幕張車両センターの入出庫線、緩行線は東船橋寄りに留置線(習志野運輸区)を持つ。5番線は緩行線折り返し専用であり、東西線直通列車も全て5番線に発着する。快速線の当駅止まりは主に2番線に発着する。

 

出典「配線略図.net」https://www.haisenryakuzu.net/

Time table

※雰囲気を楽しんでもらうために作成したものです。実際の移動に使用しないでください。

Stamp

設置場所 改札窓口

津田沼駅 1895年9月21日開業。背景にあるパイプオルガンは津田沼駅南口にあるモニュメントで習志野市が毎年全国コンクールで優秀な成績を収める、多数の音楽団体が活動する「音楽のまち」であること。アジサイは市の花、バラは京成線「谷津駅」にある「谷津バラ園」に因む。

設置場所 改札外
備考 JR東日本スーパートレインスタンプラリー(2024)による限定設置

E217系「エアポート成田」。2024年1月12日(金)〜3月4日(月)に開催された「スーパートレインスタンプラリー」で設置。50駅中10駅のスタンプを集め、ゴール店舗で税込600円以上の買い物をするとスーパートレインアクリルスタンドなどがプレゼントされた。50駅全て集めゴール店舗に行くと50駅コンプリート証をプレゼント。

設置場所 改札外
備考 プラレールスタンプラリー(2024)による限定設置

E231系総武線。2024年4月5日(金)〜6月2日(日)に開催された「プラレールスタンプラリー」で設置。10駅のスタンプを集め、ゴール店舗で税込600円以上の買い物をするとオリジナルラバーキーホルダーがプレゼントされた。また抽選でプラレール65周年記念E235系山手線(クリアバージョン)がプレゼントされた。

設置場所 改札外
備考 JR東日本トレインスタンプラリー(2025)による限定設置

DE10形。2025年1月10日(金)〜3月3日(月)に開催された「トレインスタンプラリー」で設置。30駅中10駅のスタンプを集め、ゴール店舗で税込600円以上の買い物をすると栄光の車両トレインアクリルスタンドなどがプレゼントされた。30駅全て集めゴール店舗に行くと30駅コンプリート証をプレゼント。

Gallery

中央・総武線駅名標。津田沼以遠の千葉市民なら見慣れたこの漢字3文字

総武線快速駅名標

中央・総武線縦型駅名標

総武線快速縦型駅名標

ホーム。3面6線と総武線では千葉駅に次いででかい。習志野運輸区、幕張車両センター入出庫駅と主要地点の一つ

5番線中央・総武線西行整列位置。5番線は中央・総武線の他東西線直通列車も使う。混同しているので先発・後発があるのは助かる

平日朝夕に限り東京メトロ東西線が当駅まで直通運転を行う。全て5番線に発着し、一度乗客を降ろしてから乗車を行う。折り返し乗車防止

総武・横須賀線(快速)。この路線は緩行線も快速線もそうだが呼び名が非常に安定しない

1番線ホームにある総武快速線整列位置

当駅に特急は停車しないが、特急乗車口がある。新宿わかしおやさざなみといった臨時特急が停車していたが、2024年度より通過している

1・2番線ホーム東船橋寄りにある船橋市と習志野市の市境。2021年8月9日より駅北口の船橋市前原商店会と協力して設置。当駅は駅長事務室が習志野市側にあるため、習志野市の駅

3・4番線ホーム東船橋寄りにある船橋市と習志野市の市境。駅前の商業施設は船橋市側に集中している模様

新京成電鉄乗り換え

京成松戸線への変更に伴い京成電鉄に

新京成電鉄乗り換え

京成電鉄乗り換え

新京成線乗り換え

京成線乗り換え

改札の外。ペリエ津田沼は改札内のほうが店舗が多い

津田沼駅公式キャラクターのつだぬまんどりるの「ヌマンティーノ」は総武線津田沼駅のような真っ直ぐな心。つだぬまうんてんごりらの「ツヌリーナ」は好きなことは極めるタイプ

2024年7月12日〜9月1日、JR東日本ポケモンスタンプラリー

ちょっと古い看板。新京成電鉄で千葉ニュータウン方面・・・?

北口は「津田沼パルコ」など多くの商業施設が並ぶ。新京成線「新津田沼駅」に近く、徒歩約5分で乗り換え駅に指定されているが屋根などがなく使いにくい

津田沼パルコは2023年2月28日をもって閉店した。1977年7月に開店し、46年近い歴史に幕を閉じた。これに伴い津田沼駅では2月28日の1日限定で1・2番線ホーム幕張本郷寄りの縦型駅名標1枚が「ありがとう つだぬまパルコ」に変更された

津田沼パルコA館が解体され跡地になった。B館だった場所は2023年7月1日に津田沼駅前の賑わい商業施設「津田沼ビート」として生まれ変わった

 

船橋市と習志野市の地図。当駅付近には船橋市と習志野市の境目がある。習志野市は千葉県で4番目に小さい市町村市内の住宅は全て最寄り駅から直線距離で2km以内というコンパクトシティ

待ち合わせの目印に良さそうなモニュメント。タイトルは「元気な なかま」。千葉県八街市在住の彫刻家による作品。津田沼駅北口土地区画整理事業の完成記念として設置

南口は区画整理事業により開発が進む奏の杜地区。駅前には「モリシア津田沼」という複合商業施設がある。「京成津田沼駅」は遠く、徒歩約15分はかかる

ようこそ津田沼へ

南口駅舎

駅の看板

Spot・Gourmet

習志野ソーセージ

ならしのソーセージ

習志野市名物


第一次世界大戦中が繰り広げられていた頃、現在の習志野市には日本の捕虜となったドイツ兵が収容されていた「習志野捕虜収容所」があった。ドイツでソーセージ職人だったカール・ヤーン氏ら5人はそこに収容され、農商務省畜産試験場の飯田吉英(いいだよしふさ)技師の求めに応じてソーセージに製造法を伝承する。これを機にソーセージ製造技術が日本国内に広がる。すなわち習志野市はソーセージ発祥の地となる。

地下食品売り場で習志野ソーセージを販売する「イトーヨーカドー津田沼店」。新京成線「新津田沼駅」と併設

「Lyon Miel」の習志野ソーセージドッグ

「Lyon Miel(リヨン ミエル)」。京成線「京成大久保駅」から約350m。習志野ソーセージドッグを販売しているが午後12時時点で売り切れていた

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Column

千葉方面に行ぎたいっ!!!!

 

 

中央・総武線は東京都三鷹市の「三鷹駅」と千葉県千葉市の「千葉駅」を東西に結ぶ路線だ。黄色いカラーでおなじみの通勤路線として活躍している。

 

この路線を語るうえで外せないのが「津田沼行き」の存在。千葉方面の列車は約半分が津田沼行きに設定されているのだ。そのため津田沼以東ユーザーにとって非常に嫌われている行き先である。ネットで津田沼行きと調べると「うざい」「無能」「いらない」と出てきて嫌われっぷりが画面越しに伝わってくる。

 

 

そんな嫌われ者の津田沼行き。なぜ約半数も津田沼行きなのか?もう少しぐらい千葉行きを増やしてもいいのではないか?と思うが設定しなければならない理由がある。

 

津田沼駅には中央・総武線の車庫である習志野運輸区があり、朝夕の通勤ラッシュで増やした車両を減らすため車庫に入庫するため津田沼止まりにする。利用客の減る日中に多くの車両を動かしても輸送力が過剰になってしまうからだ。習志野運輸区より先に中央・総武線の車庫はなく、車両を置いておく場所がない。だから津田沼行きにせざるを得ないのだ。

 

津田沼(中野)で折り返すことにより、利用客の多い東京都心寄りの区間の本数を確保する。これにより「中野」〜「津田沼」間はおよそ5分に1本電車が来る。そのかわり「津田沼」〜「千葉」間は10分に1本。中野行きのある「三鷹」〜「中野」間も10分に1本となっているが、この区間は東京メトロ東西線が乗り入れているため中野以東の行き先は違えど5分に1本の本数を確保できているのだ。

 

 

もしも津田沼行きを減らして千葉行きを増やしたら?都心部の本数を減らしてしまったら?中央・総武線は新宿や御茶ノ水、秋葉原や西船橋といった主要駅が多くある。運転間隔を広げてしまったら日中でもぎゅうぎゅうになってしまうに違いない。津田沼以東のユーザーには申し訳ないが都心部で安定した本数を確保するには津田沼行きと中野行きは必要不可欠だ。

 

逆に千葉に近づくとそれほど需要が少なくなるのかもしれない。需要の少ない区間で必要以上に電車を動かしても利益が出ない。JR側から見ると「津田沼」〜「千葉」の利用状況を見てこれで需要に見合った本数と判断し、車庫に入出庫できる津田沼で折り返しているのだろう。

 

多くの人に憎まれ嫌われている津田沼行き。ちなみに並走する総武線快速にも津田沼行きがあり、東京メトロ東西線の乗り入れ区間も津田沼まで。少し離れた「京成津田沼駅」にも京成津田沼行きがある。

 

 

・・・・・津田沼行きバリエーション豊かすぎない?

 

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