酒々井
しすい
Shisui
酒の井伝説が伝わる、日本で一番古い町
千葉県印旛郡酒々井町
JR東日本(2021年)約2,950人
成田線
上り
佐倉・千葉方面
下り
成田・成田空港方面
快速
普通
読み方の難しい難読駅。酒々井とは親孝行者の息子が酒の湧き出る井戸を発見したという伝説が名前の由来となっている。
当駅から約1km北西には京成線の「京成酒々井駅」が立地する。電車の本数は当駅が日中毎時2本、京成酒々井駅が日中毎時3本と京成の方が本数で勝る。多少距離があるが乗り換えの選択肢としてアリかもしれない。
路線
成田線
本線
佐倉起点
6.4km
駅構造 地上駅(橋上駅)
ホーム 2面2線
開業日 1897年(明治30年)1月19日
運営形態 業務委託駅
駅ナンバリングつきの駅名標。初見でこの駅名を読むのは難しい
駅ナンバリングがないタイプの駅名標
駅名標2
縦型駅名標
名所案内。当駅は印旛沼、清光寺、本佐倉城址
ホーム。上下線の間に留置線を持つが、架線が外されて使用停止されている
改札。自動改札機が少ないがスペースがあるので増やす事ができそう。みどりの窓口は2022年6月30日に終了
改札の外に図書スペース、酒々井駅文庫。住民から寄せられた本が集まる場所。京成酒々井駅にもある
特定の時間になると作動するからくり時計。メーカーはSEIKO、ダンシングサーカスというものらしい。また汎用型で全国各地にある模様
改札外の展示スペース。町民の作品など展示するための場所だろう
酒々井町に関するもの。本佐倉城址、酒の井、町の花水仙
西口。スーパーやコンビニが立地する。京成線「京成酒々井駅」まで徒歩約11分。京成酒々井駅行きと酒々井プレミアム・アウトレット行きのバスが発着
酒の井伝説のモニュメント。酒を注ぐ息子とそれを飲む父親を表現した彫刻がある。親孝行の息子は貧しいながらも酒好きの父親に毎日酒を買ってあげていた。やがてお金がなくなり酒を買えずに途方に暮れていた所、道端の井戸から酒の匂いを感じて水を汲んだら酒だった、という言い伝えが伝わる
西口駅舎。1989年に橋上化するまでは木造駅舎で無人駅だったとのこと。東京や千葉のベッドタウンとして栄えた結果だろう
小さなロータリーがある東口。住宅団地が広がる
酒々井駅の文字
酒の井の碑
さけのいのひ
酒々井駅から約1.5km
酒々井町の町名の由来でもある「酒の井」伝説を記念する碑。親孝行な息子が酒好きな父親のために酒を買って喜ばせていたがある日、お金に困ってしまう。心を痛めた息子が歩いていると道端の井戸から酒の匂いを感じ、井戸水を汲み上げるとそれは酒だった、という伝説が伝えられている。
音声によるガイドがある。
井戸の中を覗く
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ある親孝行の息子が、毎日酒を買って年老いた父親に酒を飲ませ喜ばせていました。ところが、ある日酒を買うお金に困ってしまいました。
「父に酒を買うことができないとは、なんて親不孝なんだ。」と、孝行息子はひどく心を痛めながら歩いていると、道ばたの井戸から酒のにおいがしてきました。
井戸水をくみ上げ飲んでみると、それはなんと酒だったのです。孝行息子はたいそう喜び、それから毎日この井戸から酒をくんで帰り父親を喜ばせました。
この井戸のうわさは、世間にも知られましたが、他の人がくんで飲んでもただの水でした。
酒の井戸があることから村の名も「酒々井」と呼ばれるようになり、この碑が記念として建てられたと伝えられています。
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