日暮里
にっぽり
Nippori
京成線は都心側の実質的なターミナル駅
東京都荒川区
JR東日本(2021年)約82,100人
京成電鉄(2021年)約35,200人
東京都交通局(2020年)約21,100人
常磐線快速(上野東京ライン)
上り
上野・東京・
新橋・品川方面
下り
柏・取手・
土浦・成田方面
特別快速
快速
京浜東北線
南行
上野・東京・
品川・蒲田方面
北行
田端・赤羽・
浦和・大宮方面
各駅停車
山手線
外回り
上野・東京方面
内回り
池袋・新宿方面
京成本線
上り
京成上野方面
下り
青砥・北総線・
成田空港方面
快速特急
アクセス特急
特急
通勤特急
快速
普通
日暮里・舎人ライナー
下り
見沼代親水公園方面
JRは3面6線ホーム。常磐線と山手線・京浜東北線の利用客が多く見られる。常磐線特急ときわは2023年現在、朝の上り2本のみ停車する。JRのホームは3番線から始まっているがこれは京成線からの連番。5〜8番線がないが、ホームのない宇都宮線・高崎線(東北本線列車線)の4線に振られているため欠番である。
3社局5路線が乗り入れるなかなかのターミナル駅だが、日中に運行される京浜東北線快速は当駅を通過する。定かではないがJRが空港アクセスの利用客を京成に流したくないという説がある。よって日中は常磐線(上野東京ライン)と山手線の2路線の駅で、常磐線は全てが品川駅まで行かず隣の上野駅が終点となるため微妙に不便。
JR常磐線は上野発着が基本のため上野駅が起点とよく思われるが違う。路線上の常磐線は当駅が起点となり、常磐線上野方面は東北本線に乗り入れている形になる。一方で常磐線の終点は宮城県岩沼市の岩沼駅となり、その距離約343km。
京成線は3面2線ホーム。1階0番線が上り、3階の2番線が下り一般電車、3番線がスカイライナー専用ホーム。2番線と3番線は線路を供用する。元々1階の1面2線ホームだったが、成田スカイアクセス線開業に伴い下り線は3階に移設されている。下り線の跡地はJR常磐線のホームの拡幅用として使われ、現在の形となっている。
京成線は終点の京成上野駅よりも利用客が多い数値となっている。これはJR線と京成線が同じ駅構内にある当駅の方が乗り換えしやすく利便性が良いため。京成上野駅は上野駅の各路線からやや離れた場所にあり、乗り換えに多少時間を有する。
日暮里・舎人ライナーは日暮里駅全体から見て東口(北改札口)側にある。乗り換え改札は設けられていない。
路線
東北本線
東京起点
5.8km
東北本線
尾久支線
日暮里起点
0km
常磐線
日暮里起点
0km
駅構造 地上駅(橋上駅)
ホーム 3面6線
開業日 1905年(明治38年)4月1日
運営形態 直営駅(管理駅)
路線
本線
京成上野起点
2.1km
駅構造 地上駅(橋上駅)・高架駅
ホーム 地上1面1線 高架2面1線
開業日 1931年(昭和6年)12月19日
路線
日暮里・
舎人ライナー
日暮里起点
0km
駅構造 高架駅
ホーム 1面2線
開業日 2008年(平成20年)3月30日
設置事業者 | JR東日本 |
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設置場所 | JR日暮里駅北改札口外 |
備考 | 2020年7月8日の駅のスタンプリニューアルに伴い廃止 |
谷中七福神。七福神とは日本に伝わる7人の神様の事で、神様はそれぞれ得意な御利益がある。それらを祀る神社を巡る事を七福神巡りと呼ぶ。江戸時代から伝わる正月の風習である。全国に七福神はあるが、「谷中七福神」は日本最古の七福神と言われている。谷中七福神は田端駅から西日暮里と日暮里駅、上野駅までの間に神社や寺院が点在する。
設置事業者 | JR東日本 |
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設置場所 | JR日暮里駅北改札口外 |
夕焼けだんだん、猫。JR日暮里駅西口から徒歩約5分の場所にある谷中銀座の出入口前には階段があり、そこが夕焼けだんだんと呼ばれている。夕方階段の上から谷中銀座側を見ると綺麗な夕焼けが見えることから、一般公募によって命名された。ロケ地としても人気が高い。谷中銀座にはたくさんの猫がいると言われ「猫の街」と呼ばれている。商店街も猫をイメージしたグッズや食べ物が多い。
設置事業者 | JR東日本 |
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設置場所 | JR日暮里駅北改札口外 |
日暮里駅の「にゃっぽり」。2011年当時の駅員さんが描いたキャラクターで、そのまま日暮里駅のキャラクターとして定着している。猫なのは駅周辺にある谷中銀座が猫の街であることだろう。意外と人見知りな性格。人気らしく、駅構内のエキュート日暮里でにゃっぽりグッズが販売されている。
設置事業者 | JR東日本 |
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設置場所 | JR日暮里駅北改札口外 |
備考 | JR東日本懐かしの駅スタンプラリー(2022・2023)による限定設置 |
谷中七福神めぐりの駅。全国にある七福神の中で日本最古の七福神であり、巡礼は江戸時代から始まり250年もの歴史があると言われる。スタンプに描かれるのは日暮里駅のすぐ西、谷中霊園の一角にある天王寺の毘沙門堂(びしゃもんどう)。谷中七福神の一つ「毘沙門天」が祀られている。東北本線・日暮里駅と描かれているのは東北本線が所属線であることから。山手線や京浜東北線は運行形態上の路線であり、走行しているのは東北本線となる。
設置事業者 | JR東日本 |
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設置場所 | エキュート日暮里(JR北改札口内) |
備考 | JR東日本懐かしの駅スタンプラリー(2023)による限定設置 |
懐かしさを感じるレトロなスポット。日暮里駅改札内にある商業施設エキュート日暮里のスタンプ。夕やけだんだんとは当駅から徒歩約5分の場所にある谷中銀座に通じる階段のこと。階段からレトロな雰囲気漂う谷中銀座を見下ろすができ、美しい夕焼けも眺めることができる。因みに谷中銀座は猫の街と呼ばれるほどの猫の多い猫の聖地。猫モチーフの雑貨屋や飲食店などがある。だが、近年猫はほとんど見られなくなった模様。
設置事業者 | JR東日本 |
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設置場所 | JR日暮里駅北改札口外 |
備考 | JR東日本スーパートレインスタンプラリー(2024)による限定設置 |
E501系 常磐線。2024年1月12日(金)〜3月4日(月)に開催された「スーパートレインスタンプラリー」で設置。50駅中10駅のスタンプを集め、ゴール店舗で税込600円以上の買い物をするとスーパートレインアクリルスタンドなどがプレゼントされた。50駅全て集めゴール店舗に行くと50駅コンプリート証をプレゼント。
設置場所 | WEBアプリ「TRAIN TRIP」で入手 |
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猫。猫の街と呼ばれる谷中銀座の最寄り駅である当駅。それに因んで当駅のJR東日本のイメージキャラクターが猫だったり、西口駅舎の日暮里駅の文字のデザインに猫を取り入れている。谷中銀座に猫がいるのは猫が安心できる路地が多いからとされている。
設置事業者 | 京成電鉄 |
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設置場所 | 京成日暮里駅北改札外 |
谷中銀座とスカイライナー。谷中銀座はJR日暮里駅西口と千代田線「千駄木駅」の間にある下町情緒溢れる商店街。スカイライナーは「日暮里」〜「空港第2ビル」間を最速36分で結ぶ京成の有料特急。都心側の終点は京成上野駅なのだが他路線からやや遠い場所にあるため、他路線が同一駅構内にある日暮里駅が都心側のターミナル駅として扱われている。
設置事業者 | 東京都交通局 |
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設置場所 | 日暮里舎人ライナー日暮里駅定期券発売所 |
太田道灌(おおたどうかん)像と朝倉彫塑館(ちょうそかん)。日暮里と西日暮里は室町時代後期の武将「太田道灌」ゆかりの地であり、日暮里駅東口前にある太田道灌像辺りでよく鷹狩りをしていた。朝倉彫塑館は谷中銀座近く、彫刻家「朝倉文夫」のアトリエ兼住居を改装した美術館。
下御院殿橋
しもごいんてんばし
JR日暮里駅北口
JR日暮里駅の北口にある跨線橋で「トレインミュージアム」の呼び名を持つ。この跨線橋からは多くの列車が行き交う姿を見ることができる。その数は1日に20種類、約2500本。撮影ではなく鑑賞する人のほうが圧倒的に多い。
バルコニー
下御院殿橋の完成にあたって。この橋は街に新たな表情を与え、荒川区の活力ある発展に大きく貢献することを願って造られた
レリーフ。EF81型電気機関車
東北新幹線200系
山手線205系
スカイライナーAE100形
常磐線特急651系
ここから見られる車両を示しているが、一部運用を終えたものがある
谷中銀座
やなかぎんざ
日暮里駅から約400m
日暮里駅西口から来るとある階段「夕やけだんだん」から始まり、千代田線「千駄木駅」辺りまでのレトロな下町商店街。1950年代から自然発生的に生まれ約60店舗が軒を連ねる。近隣型の商店街だが、現在は遠方の観光客も多く訪れる商店街となっている。古くから猫の多い街としても知られているようだ。
谷中銀座に繋がる階段は「夕やけだんだん」。階段の上から見る夕日はノスタルジック
「やなかしっぽや」の「にゃんこのしっぽ」。ドーナツ
「谷中たこ坊」の「たこせん」。たこせんべいでたこ焼きをサンド
「甘味処 鎌倉 谷中銀座店」のわらびもちドリンク天空のほうじ茶
「そば 畔上(あぜがみ)」の天ぷらそば
「蜜芋研究所」のやきいも(シルクスイート)
「肉のサトー」の谷中メンチ。谷中銀座名物の一つ
肉のサトーにできる行列。早めに並ばないと谷中メンチが買えないかも
「肉のすずき」の元気メンチカツ
「やきや」のいか焼きネギ
朝倉彫塑館
あさくらちょうそかん
日暮里駅西口から約250m
明治から昭和の彫塑家「朝倉文夫(あさくらふみお)」の旧アトリエ部分と旧住居部分を美術館として利用した建物。旧アトリエ部分では彫塑作品を展示し、旧住居部分では風光明媚な中庭の日本庭園など、風情ある和の空間を楽しめる。館内は一部を除き撮影不可。
当館最後の部屋である「蘭の間」は撮影できる
彫塑家「朝倉文夫」。多い時は10匹以上もの猫を飼う大変な猫好きだった。早い時期から生涯に渡って猫作品を製作した
朝倉文夫の趣味の一つとして東洋蘭の栽培があった。ここ蘭の間では東洋蘭で溢れ、鉢とのバランスや葉の造形美が芸術家の美意識を刺激したものと思われている
香時四蘭。泰山金鋼経(たいざんこんごうきょう)から四文字を組み合わせて「一年中四季を通していつでも蘭が香っている」という意味があると考えられる
蘭の間からガラス越しに屋上を見上げると・・・
「砲丸」という作品が見える
はるか
追羽子(おいはご)
原題不明(背伸びする)
護国山天王寺
ごこくやまてんのうじ
日暮里駅から約50m
谷中霊園の一角にある寺院。阿弥陀如来を本尊とする。かつて谷中のランドマーク的存在である約34mの五十塔があったが1957年に焼失している。焼失した五十塔は焼け残った部材で毘沙門堂という形で再建され、谷中七福神の一神「毘沙門天」が祀られている。
山門
山門の紅葉
分竹稲荷大明神
分竹稲荷大明神と紅葉
天王寺大仏と呼ばれる銅造釈迦如来坐像(どうぞうしゃかにょらいざぞう)。台東区有形文化財
天王寺大仏と紅葉
谷中七福神の「毘沙門天」が祀られる毘沙門堂。七福神巡りでは5番目にあたる
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JR日暮里駅北改札内、京成線のりかえ口付近にオブジェのようなものが複数設置されている。これはなんだろう。
これは「おちこちべんち」。日暮里駅のある荒川区は明治時代から隅田川の水を使うために、関連する多くの町工場が隅田川沿いにあったためモノづくりの街として発展してきた。そのため荒川区は地域の伝統と産業の魅力にあふれている。そしてこの「おちこちべんち」は荒川区の産業で作られたベンチである。
「おちこち」とは遠いところと近いところ、あちらこちらという意味がある。このベンチは複数あるのでひとつずつじっくり見て、荒川区の技術を学んでみるとしよう。
布の花
日暮里にある、ファッション・手芸・ものづくりを楽しむ方々が訪れる繊維街。あらゆる種類の布と関連品の専門店が軒を並べています。その魅力は海外にも知れ渡っています。布の花は、東京さくらトラム(都電荒川線)沿線のバラをイメージしました。
樹脂ブロック
わたしたちのまわりには樹脂でつくられたものがたくさんあります。いわゆるプラスチック、用途や形状によって種類も厚みもさまざま。その中のごく一部を紹介します。化学式をつけました。樹脂の積層波形ブロック、荒川区にある特殊技術です。
飛び箱
体育の時間におなじみの飛び箱。体育館の片隅に詰まれた飛び箱の上に座るのが好きだった方、多いのではないのでしょうか。体育用マットや飛び箱は使う子供たちや選手を守る大切なもの。確かな技術で、荒川区でも作られています。
エボナイト
天然ゴムに硫黄を混ぜ、加熱して作られるエボナイト。電気絶縁性、耐薬品性が高く、経年仕様に強い、熱に溶けないなどの特性があります。身近なところでは楽器、音響製品、万年筆の軸などに使われています。国内唯一の工場は荒川区にあります。
くり棒
荒川区の町工場の中には鉛筆以外にも木を加工しているところがいくつもあります。高い精度、滑らかな仕上がり、その製品は学校教材や家具、お寺の擬宝珠などにも使われています。いつまでも触っていたくなる木の感触をお楽しみください。
鉛筆
誰もが学校で親しんでいた鉛筆。その多くは荒川区で、製材、芯入れ、塗装などの工程を経てできあがっています。途中工程の鉛筆と、皆さんからいただいた使い切った「ちびたえんぴつ」をベンチにしました。
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