田浦
たうら
Taura
11両編成がドアカットするトンネルに挟まれた駅
神奈川県横須賀市
JR東日本(2021年)約1,940人
横須賀線
下り
横須賀・久里浜方面
上り
横浜・品川・
東京・千葉方面
普通
当駅のホームは両端をトンネルで挟まれており列車が10両編成までにしか対応しない。そのため11両は前1両がトンネルに入った状態で停車し、前1両すべてのドアと2両目前寄り1番前のドアを開けない(ドアカット)。横須賀線の車両には当駅のドア開閉に対応した専用のスイッチがある。
北口は海上自衛隊関連の倉庫や工場、南口は住宅街。かつて横須賀方面に長浦港に繋がる専用線があり、飼料輸送などを行っていた。駅周辺には線路などの遺構が残り、全国的に珍しい十字に交差した線路(ダイヤモンドクロス)がある。
路線
横須賀線
大船起点
13.8km
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線(橋上駅)
開業日 1904年(明治37年)5月1日
運営形態 業務委託駅
設置場所 | WEBアプリ「TRAIN TRIP」で入手 |
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明治・大正・昭和のトンネルが並ぶ。当駅は横須賀寄りに3つのトンネルがあり、上り線は複線化に伴い大正13年に建設されたレンガ造りのトンネル、下り線は横須賀線開通時の明治22年建設のトンネル、下り線の外側には軍需輸送の引き込み線用の昭和18年建設のトンネルがある。この内軍需輸送の引き込み線用トンネルは下り線と寸断されていて使用停止されている。またスタンプに田浦駅でドアカットを行う横須賀線11両がデザインされていて、個性がある。
駅名標
駅名標2
縦型駅名標
ホーム
ここが4両編成電車の最前部の乗車位置です
両端をトンネルで挟まれた当駅はホームが10両までしか対応しない。11両の列車は先頭1両と2両目の一番前をドアカットする。
ドアカットを行うドアにはステッカーが貼ってある
改札
ここでは右側通行
1番線の看板
2番線の看板
写真が飾られている
南口。住宅地の先には梅の名所「田浦梅林」がある
南口駅舎
北口。倉庫や工場が多く、住宅はあまりない
駅の看板
田浦梅の里
たうらうめのさと
田浦駅から約1km
田浦梅林、田浦緑地とも呼ばれる三浦半島随一の梅の名所。約2700本の梅が植えられている「かながわ花の名所100選」のひとつ。梅の見頃は2月中旬〜3月中旬。小高い丘の上に位置しているため眺望にも優れる。
田浦梅の里の斜面
丘の上から見る景色
丘の上から見る景色2
梅の花
2022年3月20日現在の梅林。ほとんど散ってしまった
2023年3月5日現在の梅林。風で少し散ってしまったようだが見頃
田浦梅林発祥之地。昭和9年に当時の皇太子殿下のご生誕を記念し、山の所有者をはじめとした有志が梅の木700本を植樹したことから始まる
水仙
水仙2
丘の上に広がる広場
菜の花
遊具
リス
よこすか 田浦梅の里 梅林まつり
展望塔
展望塔と梅
展望塔から見る景色。海が見える
みなとみらい
東京スカイツリー
横浜横須賀道路
梅の里を歩く
梅の里を歩く2
梅の里を歩く3
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横須賀線は1889年に日本軍が軍事目的で敷設した路線という背景があり、田浦駅周辺は海上自衛隊の関連施設が多く立地しています。その中に倉庫からジェット燃料や飼料などの輸送を担っていた専用線が田浦駅から延び、使われなくなった現在も軌道の跡がはっきり確認できる廃線跡が見られます。
横須賀線「東逗子」〜「久里浜」間はホームの有効長が11両までとなっていますが、田浦駅のみホームの前後を山に挟まれていて、11両編成の車両先頭部がトンネルに少し入った状態で停車します。この時車両では1号車と2号車一番前のドアをドアカットするという措置を取ります。
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