西大井
にしおおい
Nishi-Oi
1つのホームに3系統の列車が停車、乗り間違いに注意
東京都品川区
JR東日本(2021年)約14,800人
横須賀線
下り
横浜・大船・
鎌倉方面
上り
品川・東京・
千葉・成田空港方面
普通
湘南新宿ライン
南行
横浜・大船・
藤沢・逗子方面
北行
渋谷・新宿・
大宮方面
快速(宇都宮線)
普通(宇都宮線)
相鉄線・埼京線直通
南行
羽沢横浜国大・
海老名方面
北行
新宿・武蔵浦和・
大宮方面
各駅停車
品川区に位置する駅。東海道新幹線の高架下に駅がある。当駅を境に横須賀線は品川方面、湘南新宿ラインは大崎方面と合流および分岐する。2019年11月30日から相鉄線が埼京線と直通運転を開始した際は、その運行ルート上に当駅があるため当駅から相鉄線と埼京線直通列車を利用できるようになった。小規模な駅ながらも3路線が乗り入れる駅となった。
湘南新宿ラインは宇都宮線直通系統のみ停車し、高崎線直通系統は当駅を通過する。当駅は横須賀線と湘南新宿ラインの分岐点なため乗り換え駅として案内されるが、湘南新宿ライン高崎線直通系統は当駅を通過してしまうため注意。
路線上としては東海道本線の支線にあたる「品川」〜「鶴見」間の品鶴線(ひんかくせん)に位置する。川崎方面の東海道線に比べると直線的ではないため、この区間を経由する横須賀線と湘南新宿ラインは東海道線(上野東京ライン)よりも所有時間が少し長くなる傾向がある。
品鶴線は元々貨物線であり、長大な編成の貨物列車が通ることから閉塞区間(1区間に1編成の列車が入れる区間)が長い。横須賀線旅客列車も最大15両編成であることから、閉塞区間が長めに設定され列車の間隔が広がる事から高頻度運転が難しくなっている。
路線
品鶴線
品川起点
3.6km
駅構造 高架駅
ホーム 2面2線
開業日 1986年(昭和61年)4月2日
運営形態 業務委託駅
設置場所 | 改札外 |
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備考 | 2020年7月8日の駅のスタンプリニューアルに伴い廃止 |
駅舎と湘南新宿ライン。車両はE231系。ネタがなかったのだろうか?後に新しくなる常設スタンプは土地柄を示すものになっている。湘南新宿ラインは当駅から横須賀線と分かれ大崎方面に向かう。なお当駅は湘南新宿ライン快速が止まらないため、当駅で乗り換える場合は注意。
設置場所 | 改札外 |
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伊藤博文(いとうひろぶみ)公墓所、蛇窪(へびくぼ)神社。伊藤博文公墓所は当駅から徒歩約3分の場所にある、初代内閣総理大臣「伊藤博文」のお墓。通常は入れない。ロシア蔵相と会談のためハルビンを訪問していた所を暗殺されてしまい、国葬の後別邸が近くにあったこの地に埋葬された。蛇窪神社は当駅から徒歩約9分の神社。浅草線・大井町線「中延駅」からだと徒歩約6分。神様の使いである白蛇が境内の至る所にいる神社であり、「東京の白蛇さま」と呼ばれ親しまれている。関東有数の金運アップ効果があるパワースポットのようだ。
設置場所 | WEBアプリ「TRAIN TRIP」で入手 |
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蛇窪神社。東京の白蛇様と呼ばれる品川区の神社。洗い場がなくなり戸越公園の池に住み着いていた白蛇が夢枕に現れ、元の住処に戻してほしいと懇願したことから弁天社を建立して白蛇を祠ることにしたという。余談だが元々この辺りの地名は「蛇窪」であり、大井町線の戸越公園駅も蛇窪駅だったとのこと。
駅名標。当駅で横須賀線と湘南新宿ラインが分岐および合流する
縦型駅名標
ホーム。当駅の上を東海道新幹線が走る
1番線のサイン
2番線のサイン
乗車のご案内。当駅は多くの列車が乗り入れ、行先も多方面に及ぶ
情報量の多い乗車口
サイン
駅出入口と改札
駅前には各種店舗やマンションが立地する
伊藤博文公墓所
いとうひろぶみこうぼしょ
西大井駅から約250m
初代内閣総理大臣「伊藤博文」が眠るお墓。ロシア蔵相と会談のためにハルビンを訪問していた所を朝鮮独立運動家安重根に暗殺され69歳で亡くなる。晩年は品川区西大井の別邸で過ごしていた事から、国葬の後はゆかりのあるこの地に埋葬された。普段は入れないが毎年11月3日の文化の日の前後数日に公開される。
2022年度は11月3日〜6日の朝10時から公開された
伊藤家の家紋
敷地内
伊藤博文公胸像。晩年の伊藤博文はこの地に別邸を構えて暮らしていた。これに因みこの辺りの旧町名は「大井伊藤町」であり、現在は周辺の伊藤小学校や伊藤学園にその名残が残されている
伊藤家家紋が描かれた水盤
祠
伊藤博文公墓所
墓所は神式の円墳。高さは約2m
伊藤博文公墓所の隣には妻の伊藤梅子夫人の墓がある
伊藤梅子夫人の墓
蛇窪神社
へびくぼじんじゃ
西大井駅から約700m
中延駅から約450m
「東京の白蛇さま」と親しまれる神社。かつて蛇窪と呼ばれたこの一帯が大干ばつに見舞われた際、厳正寺の北西にある龍神社に祈願したところ大雨が降り注ぎ危機を免れる。これに感謝して蛇窪に龍神社を勧請したのが由来。また境内にある白蛇辨財天社には、この地に住んでいた白蛇が地元の人の夢枕に現れたという白蛇縁起が伝えられている。
鳥居
手水舎
白蛇の置物
撫で白蛇。白蛇様の夫婦で脱皮する皮のように再生・気力の復活・開運を願う
蛇窪龍神社。7匹の白蛇と全長8mの白龍は、神様の使いである白蛇が8匹目で白龍になるという言い伝えを表す
白蛇清水銭洗い
白蛇辨財天社
白蛇がたくさん
蛇のように絡まる2本の黒松「蛇松」
辨天池
悪運や病気など不要なエネルギーを取り払う福活岩・親子岩
神社近くの街灯は白蛇モチーフになっている。また蛇窪神社の「くぼっち」というキャラクターがいる
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横須賀線「逗子」〜「西大井」間は宇都宮線との直通運転を新宿駅経由で行う湘南新宿ラインが運行されている。東京都心とその郊外を南北に貫き、北関東と神奈川県を結んでいる。東海道線と高崎線との直通運転を行う湘南新宿ラインもある。
対となる存在として上野東京ラインがあり、こちらは横須賀線との直通はせずに、東海道線と宇都宮線・高崎線との直通運転を上野駅、東京駅経由で行う。湘南新宿ラインに比べると「赤羽」〜「横浜」間は直線的なルートを通っているためこちらの方が速達性に勝るという特徴がある。
上野東京ラインが直線的なルートなのに対し、湘南新宿ラインはどのようなルートになっているのか、一部を見てみよう。
いかがだろうか。「横浜」〜「品川」間はともかく、「池袋」〜「赤羽」間に対しては湘南新宿ラインはどうしてこうなったと言わんばかりに遠回りしている。
このルートにより「横浜」〜「赤羽」間の距離と所有時間は上野東京ライン普通だと42.2km、約45分。湘南新宿ライン普通だと51.6km、約50分となっており上野東京ラインのほうが短距離かつ所有時間も短くなっている。
特に遠回りしている「池袋」〜「赤羽」間は11.3kmと長く、一駅なのに約10分。同区間を埼京線で行くと3駅だが5.5kmと湘南新宿ラインよりも距離が半分なため約7分で行けてしまう。
なぜこんな迂回をしているのだろうか?埼京線を通ったほうが早いのは素人でもわかるだろう。
湘南新宿ラインの「池袋」〜「赤羽」間は東北貨物線の線路を経由しており、この線路が田端駅経由になっているため迂回せざるを得ないルートになっている。
というか埼京線の方に行かないのは何で?
埼京線の方に行ってしまうと「池袋」〜「赤羽」間にある板橋駅と十条駅への停車が必要になる。この2駅は利用客が多く埼京線の快速と通勤快速停車駅なので、いくら中距離列車の湘南新宿ラインでも通過できないだろう。
さらに埼京線は赤羽駅で東北貨物線と繋がっていない。埼京線に行ってしまったらずっと埼京線を走らなければならない。
埼京線は首都圏屈指の混雑路線であるため遅延しやすくなっている。線路も複々線ではないため、そこに湘南新宿ラインが走ろうものならさらなる遅延を引き起こすに違いない。
以上の理由から湘南新宿ラインは埼京線経由で行くことができない。東北貨物線経由で遠回りしているのだ。
そしてこの性質により、東京都心を通過して神奈川県と埼玉県を移動するなら上野東京ライン、なのである。
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