佐原駅

Spot・Gourmet

佐原の大祭

さわらのたいさい

佐原の町並みで7月、10月に開催


江戸時代から300年以上続く、佐原の市街地で7月と10月に開催されるお祭り。関東三大祭りの一つでユネスコ世界無形文化遺産登録。山車の一番上に歴史上の人物の人形や飾り物を付け、中段には佐原囃子(さわらばやし)を演奏する人が乗る。重さ4トンある大きな山車を町内衆が豪快に曳きまわし(動かし)、町中を移動する。中でも技の見せ場である「曲曳き」は一見の価値あり。

山車の人形(飾り物)は高さ約4m。山車と合わせると10m近くにもなるようだ。また山車は全24台(夏祭り10台・秋祭り14台)あり飾り物は全て異なる。こちらは秋祭り、上宿地区の源義経(みなもとのよしつね)

巨大な山車を人の力で力いっぱい曳きまわす

曳きまわした跡を見ると山車の重さが垣間見える

日が落ちてくると提灯などにあかりが灯って美しい

佐原の大祭秋祭り、2023年10月14日

山車が町を進む

山車が町を進む2

小野川沿い

小野川沿い2

小野川沿い3

東関戸区の大楠公(だいなんこう)

日が暮れてきた

ライトアップ

日が暮れた町を進む

夜の小野川沿い

夜の小野川沿い2

夜の小野川沿い3

忠敬橋

忠敬橋2

ぶれきめら休憩広場前

夜の町を進む

夜の町を進む2

スマートフォンを活用した佐原の大祭山車位置情報確認。山車位置・運行ルート・トイレ・広場情報などが確認できる

佐原の町並み

さわらのまちなみ

佐原駅から約1km


利根川の分流である小野川沿いに広がる歴史的景観を残す町並み。かつて利根川は水運が盛んであったことからその分流の小野川は河川港として発展、商業都市として栄えた歴史を持つ。「北総の小江戸」「水郷の町」とも呼ばれ日本遺産に認定されている観光地。

小野川

小野川から物資を陸に上げるための河岸である「だし」がある

獅子

ナガバコウホネ生育地。千葉県内で小野川でしか見ることができない。6〜10月頃まで黄色い花を咲かせるようだ

街灯の装飾が佐原の大祭

千葉県指定有形文化財の「旧油惣商店(きゅうあぶそうしょうてん)」。酒や奈良漬けの製造販売を行っていた店舗。土蔵は佐原最古のものとされている

樋橋(とよはし)。時間によっては水が流れ落ちるので「ジャージャー橋」とも呼ばれる

伊能忠敬が17〜50歳まで住んでいた伊能忠敬旧宅。国の史跡に指定されており、伊能家はここで酒造業や米穀売買業を営んでいた

旧宅の中

穀物類を収納していた土蔵。江戸時代中期の建造物

伊能忠敬の銅像

象限儀(しょうげんぎ)。緯度を確定するために星の高度を測る道具。望遠鏡を覗いて見える星の高度から緯度を求める

佐原近くの利根川は天然ウナギの名産地。河川港として栄えたこともあり、佐原には天然ウナギの老舗がたくさん存在している

八坂神社。佐原の大祭、八坂神社の祇園祭(夏祭り)を開く神社

県の指定文化財である佐原三菱館。旧川崎銀行佐原支店の建物として1914年に建てられ、イギリスから輸入したレンガを用いた明治洋風レンガ建築。佐原町並み交流館の中から入る

佐原町並み交流館。東京三菱銀行佐原支店として使われていた建物を佐原市が買い取り、佐原の町並みの保存・再生活動や観光案内を行う施設に利用。ジオラマといった展示物もある

五月人形

東京三菱銀行佐原支店の金庫室跡

佐原三菱館建設当時の赤レンガ

佐原三菱館内。佐原三菱館は新店舗が完成したことにより、旧本館は佐原市(現香取市)に寄贈される

ポケモンマンホールの「ポケふた」がある。「タイレーツ」と「ココガラ」

夜の佐原の町並み

夜の佐原の町並み2

伊能忠敬記念館

いのうただたかきねんかん

佐原駅から約1km


江戸時代中期に実測によって正確な初の日本地図を作成した伊能忠敬の生涯、測量に使用した道具やその方法、完成図を展示する。55歳から71歳まで日本全国の測量を行い73歳で亡くなってしまうが、その3年後に日本地図が完成する。

江戸の天体望遠鏡。日食や月食は太陽と月の運動に関わる計算が検証できる機会として、天体観測の中でも特に重要視されていた

日食や月食の食の進行状況を測定する日食・月食観測器

日食や太陽の南中を観測する際、太陽光を遮るために用いられた遮光板。現代でいうサングラス

振り子時計。経度を測定するため日食・月食などの時刻を測る目的で使用された

水郷佐原山車会館

すいごうさわらだしかいかん

佐原駅から約1km


八坂神社の境内にある。佐原の大祭で曳き廻される山車、佐原囃子を奏でる和楽器、山車の上に乗せる人形を展示する。人形に関しては祭りの時だと下から見上げることしかできないが、ここでは間近で見ることができる。

1階は山車の展示。見上げるほど大きい

鯉。制作した年3日間のお祭りが終わると疫病を吸い取ってもらったということで燃やす

八坂神社の神輿。江戸時代中期の製作で香取市の文化財。現在は展示のみ

山車の車輪。戦前までは杉丸太を輪切りにしたものを使用していたが、現在はケヤキを組んで造る。直径が半間(約90cm)程度であったことから「ハンマー」と呼んでいる

佐原囃子を奏でる笛。日本三大囃子の一つで情緒的なメロディーを主体とする独特の祭り囃子

太鼓。ケヤキの木の中をくりぬいて造った胴に牛皮を張って、鋲を打って造る。皮の質と張り具合によって音色が変わる

山車の彫刻。彫刻師はほとんどが江戸の職人

山車の上に乗せる人形は下から見上げる前提で作られている

佐原最古の大人形「猿田彦(さるだひこ)」。1739年製作

仁徳天皇御頭。頭だけで90cm程あるため人形の大きさは最大クラスの5m程と推定される。至る所に傷があるが、電線の普及によりついたもののようだ

道の駅 川の駅水の郷さわら

みちのえき

かわのえきみずのさとさわら

佐原駅から約1.5km


フードコートや地元の特産品を揃える道の駅としての機能、観光船乗り場や防災教育展示室などがあり利根川下流部における防災拠点(川の駅)としての機能を担う場所。道の駅と川の駅が一体化した場所としては全国初の施設となる。

特産品直売所

特産品直売所2

麺屋桃太郎の桃太郎ラーメン

道の駅の隣にあるのが「川の駅」。利根川の自然環境や防災について学ぶ

上新町区のハンマ。ハンマとは車輪のこと。佐原の大祭秋祭りにおいて、諏訪神社を飾り物としている上新町区が昭和60年から平成20年の祭礼まで山車曳き回しに使用していたもの。作成当初は半径90cmだったが、長年の曳き回しにより80cmまでにすり減った

鯉の飾り物。昔から鯉が山車に乗った年は大水害に見舞われるという言い伝えがあったが、治水事業の完備した現在では伝説化しつつある

佐原工作出張所で使われた機械類。いずれも利根川改修工事で活躍した

30年以上に渡って利根川改修工事で活躍した「浚渫船利根号(しゅんせつせんとねごう)」の模型。浚渫船とは水底の土や砂を掘り取って水深を深くする船

駅の後ろにはマリーナが整備されている

利根川下流は昔からよく水害に見舞われていたため、堤防を造るなど対策工事を行った。その建設機械等が川の駅周辺に展示されている

ポケモンマンホールの「ポケふた」がある。「ハスボー」「タネボー」「ムクバード」

さつまいも

香取市名産


千葉県のさつまいも産出額が全国第3位であり、特に千葉県北部の北総台地はさつまいもに適した土壌であるため多く栽培されている。主な産地は香取市・成田市・多古町とされる。一大産地である香取市の佐原駅周辺ではさつまいも菓子専門店がいくつかあるようだ。

干し芋

芋けんぴ

お芋プリン

さつまいもアイス

熟成やきいも

さつまいもクッキー

さわら十三里屋の大学芋

さわら十三里屋のスイートポテト

さわら十三里屋の焼き芋シェイク

さわら十三里屋の干し芋団子

芋専門の和菓子屋「さわら十三里屋」。佐原駅から約900m

おいもチップス

ぶれきめら お休み処のさつまいもジェラートアイス

ぶれきめら お休み処」。佐原駅から約900m

cafe netaimoの芋ぺちーの(黒糖)

芋ぺちーの(ショコラ)

TAWARAの米粉クレープ さつまいもあんバター

cafe netaimoとTAWARAが入る「さわら町屋館」。佐原駅から約900m

コシヒカリ

香取市名産


千葉県はお米の生産量が全国第9位であり、中でも香取市は「関東一の米どころ」として知られている。香取市は温暖な気候と利根川に近い水郷地域であることから水田が多く、稲作が盛んである。

香取市は関東一の米どころ

「道の駅 川の駅水の郷さわら」では多種多様なコシヒカリのおむすびを販売する

市右ヱ門(いちえもん)のおかき

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