所在地
千葉県富津市
1日平均乗車人員
JR東日本(2022年)約220人
千葉県の名所「鋸山」の最寄り駅、フェリーで神奈川県へ船旅
千葉県の駅の中で最も西に位置する駅。駅舎から跨線橋を渡った先がホーム。当駅周辺は地獄のぞきで有名な鋸山、千葉県と神奈川県を結ぶ東京湾フェリーがあり、見処は多め。
当駅から徒歩8分ほどの場所には鋸山のふもとにある山麓駅と山頂にある山頂駅を結ぶ「鋸山ロープウェー」が立地し、自力で山を登らなくとも4分程で鋸山山頂に行ける。夏季は運行時間が長くなる。
内房線
(上り) |
(下り) |
鋸山と海釣りの駅。スタンプに描かれる鋸山ロープウェーは鋸山ふもとの山麓駅と山頂の山頂駅を約4分で結ぶ。鋸山は標高約329mの山で断崖絶壁の地獄のぞきや鋸山大仏などがある千葉県を代表する観光地の一つ。他県の山に比べると低く、手軽にハイキングが楽しめる。
縦型駅名標
名所案内
待合室
跨線橋から見る鋸山
灯篭
改札内のトイレ
のりばご案内
駅舎の中
みどりの窓口の看板
たくさんの看板が立っている
文字がかすれた看板
駅の看板
かつての駅の看板
鋸山・日本寺
のこぎりやま・にほんじ
浜金谷駅から約400m
鋸南町と富津市の間に位置する標高329.4mの山。千葉県人気の観光地。
かつては良質石材の産地として採石が行われ、採石跡の山肌がノコギリの歯に見えることから鋸山の名がついた。自力で登山するのはもちろんロープウェーで山頂に行くことができる。地獄のぞきなどのある日本寺境内に入るには入場料が必要。
鋸山のふもと山麓駅から山頂駅まで4分ほどで移動できる鋸山ロープウェー
鋸山のふもとにある鋸山ロープウェー「山麓駅」
山頂駅で食べることのできる、竹炭を使用した真っ黒な地獄アイス。味はバニラ
山頂駅にある石切り資料コーナーでは鋸山で行われていた石切りの歴史について知ることができる
鋸山山頂・標高329m
山頂駅から見る景色
東京湾の向こうは神奈川県
房総半島を眺める
山頂からの景色は国土交通省認定の「関東の富士見100景」に選ばれている
東京湾フェリー金谷港
浜金谷駅
鋸山からせり出す落差100mの地獄のぞき。かつての石切り職人が遊び心で採石を行った結果、このような崖になったとのこと
地獄のぞきを下から見上げる
本当の名前は薬師瑠璃光如来(やくしるりこうにょらい)という日本寺大仏。高さ31mの日本一大きい大仏で岩を彫刻してつくられている
様々な願いが込められた小さなお地蔵様があるお願い地蔵尊
昭和41年に6年の歳月をかけて掘られた百尺観音。その名の通り高さ100尺あり航海、航空、陸上交通の安全を守る
登山初心者向けコース「関東ふれあいの道」。初心者向けとはいえ悪路もある
観月台
樋道(といみち)跡。鋸山の急勾配な山頂域から切り出された石材は、「樋道」という石の滑り台を滑らして降ろす。樋道には必ず石段が併設される
ラピュタの壁
石切り場跡(岩舞台)。産業としての採石は江戸時代後期から始まり、最盛期には30軒ほどの石の元締めがあった。ここは昭和60年まで採石が続いていた場所のようだ
安全第一のの文字の上あたりがツルハシで切った跡からチェーンソーの跡に変わっていることから、機械化された昭和33年当時の石切り場がその高さであったことがわかる
当時の石切り場で使われていた機械だろう
石切り場跡(観音洞窟)。鋸山の地質は南方奥に行くほど良質なようで、地層に沿って奥に堀り進められている。階段状の堀り残しは崩落防止とも言われる
下の方では良質な石材を追って横に掘り進み広い空間が作られることもある
岩を切り抜いて作られた道「切り通し」。良質な石材を求めて切り下ると周囲が岩壁で囲まれてしまうため、岩を切り抜き石材の搬出道を作った
東京湾を望む展望台
神奈川方面を眺める
鋸南町方面を眺める
保田駅
浮島
鋸山山頂329.5m
東京湾フェリー
とうきょうわんフェリー
浜金谷駅から約500m
千葉県富津市の金谷港から神奈川県横須賀市の久里浜港まで約40分の船旅が楽しめる。基本的に1時間に1本運航。旅客運賃は2022年現在大人片道900円。
金谷港からJR浜金谷駅までは近い。久里浜港からJR(京急)久里浜駅までは約2kmとやや距離があるが、久里浜駅と港を結ぶバスが運行されている。
お土産市場 ハマーズ
のこぎり山バウムクーヘン3山。モンドセレクション金賞を10年連続受賞したバウムクーヘン
のこぎり山バウムクーヘン1山。千葉県君津産の「菜の花たまご」と千葉県三芳村産の牛乳を使用している
鋸山ステッカー
夕暮れ時の「幸せの鐘」
デッキ
100円入れて楽しめる双眼鏡
デッキからの景色
さよなら房総半島
東京湾フェリーとの行き違い
海獺島(あしかしま)灯台
客室内
2階客室外
2階客室内には船内売店があり、軽食や土産物が販売されている。これはいわしバーグと横須賀海軍カリーパン
鋸山美術館
のこぎりやまびじゅつかん
浜金谷駅から約400m
金谷ゆかりの資料や作家からの寄贈品の収蔵・展示を行う美術館。建物は鋸山から切り出した房州石を一部に使用し、「石の町・金谷」を体現した石造りである。別館として石蔵を活用した「鋸山資料館」があり、そちらも合わせて見学できる。
2023年1月12日〜11月12日の展覧会は「房総から聞こえる鑿音 長谷川 昂(はせがわ こう)の記憶」。木彫りの展示である
羅浮仙(らふせん)
未完成作品であるが、製作過程を知ることができる資料の一つ。鋸を用いて大まかな構造とボリュームの配分を決定する段階である
龍頭観音
カラスアゲハ
メジロ
アオイソラ
アオバズク
母子
シャボン玉
鋸山資料館。美術館と別料金だが、両館共通パスを購入すれば少し安く両館が見学できる
資料館は2階建て
鋸山資料館館長「のこ のこた」。石切り職人の末裔で、台風で荒れ果てた鋸山を助けるため、鋸山の良さを多くの人に知ってもらうため資料館を運営する
房州石(凝灰岩)。水や火に強く保存性に優れ、加工もしやすい事からかまどや塀、横浜港や靖国神社などに使われていた
石切りの道具。石を切り出す時溝を掘る「刃づる」、溝をさらに深く掘る「両づる」・・・
石を岸壁から剥がすときに使う「矢」
大正時代の石切り職人が来ていた半纏
鋸山登山コースと書かれた古いパンフレット
国登録有形文化財、鈴木家住宅の井戸。1枚の房州石をくり抜いた井戸
呼吸する石
輝
JR東日本 | ||
---|---|---|
駅構造 | 地上駅 | |
ホーム |
1面2線 |
|
開業日 |
1916年(大正5年) 10月11日 |
|
運営形態 | 業務委託駅 | |
路線 | ||
内房線 | ||
キロ程 |
64km |
|
竹岡 |
保田 |
|
年度別1日平均乗車人員 | ||
1990年 | 1,010 | |
1995年 | 790 | |
2000年 | 550 | |
2005年 | 400 | |
2010年 | 320 | |
2015年 | 320 | |
2019年 | 240 | |
2020年 | 160 | |
2021年 | 200 | |
2022年 | 220 |
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