岩槻
いわつき
Iwatsuki
「大宮」〜「春日部」間の主要駅、人形のまち
埼玉県さいたま市
東武鉄道(2021年)約30,600人
東武アーバンパークライン
上り
大宮方面
下り
春日部・
柏・船橋方面
急行
区間急行
普通
その他
当駅には埼玉高速鉄道の「浦和美園駅」から当駅まで延伸するという計画がある。約7km間に臨時の埼玉スタジアム駅と中間駅を設ける、という構想らしい。
路線
野田線
大宮起点
8.5km
駅構造 地上駅(橋上駅)
ホーム 2面3線
開業日 1929年(昭和4年)11月17日
東武野田線
2面3線ホームと3番線外側に2本の留置線を持つ。急行停車駅だが緩急接続はほとんどない。中線の2番線は上下両方向に対応し、当駅発着や緩急接続する普通列車が使用する。1番線上り線から留置線に入線不可な構造のため、夜間の上り岩槻行きは1番線で夜間留置されて翌朝の岩槻始発普通大宮行きになる。
出典「配線略図.net」https://www.haisenryakuzu.net/
設置場所 | 改札窓口 |
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日本人形のふる里・いわつき。さいたま市岩槻区は全国有数の人形の産地であり「人形のまち」。なぜ岩槻で人形なのかは日光東照宮の造営と関連があるとされている。造営にあたり全国の工匠を集めた際、岩槻は日光御成街道の江戸から最初の宿場町だったため工匠が住みついた。当時の岩槻は人形作りに適した「桐の木」と、人形の顔を作る際に塗る塗料「湖粉(ごふん)」の発色に適した綺麗な水が豊富にあり、工匠の中には人形作りをするものがいてその技術を広めたと言われている。
駅名標
縦型駅名標
ホーム。2面3線と留置線を備える主要駅の一つ。急行停車駅だが緩急接続はほとんどしない
ようこそ 人形のまち岩槻へ。さいたま市岩槻区は雛人形生産量日本一。雛人形作りに欠かせない桐材や水に恵まれているなどの条件がうまく重なっている
改札。橋上駅舎は2016年5月31日に使用開始したもので、綺麗
さいたま市市制20周年を記念し設置された錯視効果を利用したトリックビジョン。さいたま市PRキャラクター「つなが竜ヌゥ」。クラッカーをうつように立って撮影する
岩槻観光案内所
永田町→後楽園→東大前→浦和美園→岩槻。地下鉄7号線とは東京メトロ南北線のこと。直通先の埼玉高速鉄道線の浦和美園駅から当駅までの間に中間駅を設け、延伸する計画がある
マンションが多く立地する西口。住宅街で目立った場所はない
喫煙所
岩槻区役所の立地する東口。周辺は岩槻区の中心部。さいたま市岩槻人形博物館まで徒歩約10分、岩槻城址公園まで徒歩約20分
みんなのちからで岩槻駅に地下鉄を、都心に直結。延伸線沿線のまちづくりを最初に行う事で延伸線の需要増加に繋がり、延伸が実現するものと考えられている
永田町→後楽園→東大前→浦和美園→岩槻。これは埼玉高速鉄道の岩槻駅までの延伸構想
「明日へ」というタイトルのモニュメント
岩槻駅の文字
岩槻人形博物館
いわつきにんぎょうはくぶつかん
岩槻駅から約800m
日本初の人形をテーマとした博物館。岩槻は古くから日本最大の人形の産地として知られており、ここでは人形の制作方法、地域ゆかりの人形や資料などを展示している。併設施設として「にぎわい交流館いわつき」があり、岩槻の歴史及び文化の発信を行っている。
人形の頭作り
様々な道具を使い分けて人形を完成させる
ひな壇
博物館に隣接する「にぎわい交流館いわつき」
岩槻城址公園
いわつきじょうしこうえん
岩槻駅から約2km
岩槻城が存在していた跡地を公園として整備した場所。園内に岩槻城の土塁や空堀といった遺構が見られる。春には約600本の桜が咲き、埼玉県有数の桜の名所として知られているようだ。菖蒲池にかかる朱色の八つ橋は当公園のシンボルである。
水辺
カナダ・ナナイモ市友好トーテムポール。旧岩槻市とカナダ・ブリティッシュコロンビア州ナナイモ市との友好都市1周年を記念し、平成9年9月25日に建立
わんぱく広場付近の桜
サザンカ
岩槻区の花やまぶき
やまぶきの花
梅
特急電車1720系(デラックスロマンスカー)。東武鉄道から寄贈されたもの
正面から見る
時間帯であれば中に入れる
運転席
八つ橋のある菖蒲池
掘障子(ほりしょうじ)。城の堀に設けられた障害物の事で、掘に入った敵の移動を妨げたり飛び道具の命中率を上げる事などを目的としたと考えられている
桜咲く公園内。2023年3月25日時点では満開
桜咲く公園内2
桜咲く公園内3
カンヒザクラ
桜咲く菖蒲池
八つ橋
桜と八つ橋
桜と八つ橋2
桜と八つ橋3
岩槻城城門。木材の部分が黒く塗られている事から「黒門」と呼ばれる。移転されたもので岩槻城内での位置は明らかになっていない
岩槻城裏門。城門と同じく移転されたもので岩槻城内での位置は不明
人形塚。男雛・女雛が仲むつまじく寄り添った姿は人を形象し、世界の平和と郷土岩槻の限りない発展を願う
高さ20mに達する岩槻城跡のケヤキ
豆腐ラーメン
とうふラーメン
さいたま市名物
さいたま市のB級グルメ。醤油ラーメンの上に醤油ベースの豆腐餡掛けがかかっているのが特徴。辛さがなく幅広い人に食べられることが条件であり、辛い物は豆腐ラーメンとは名乗れなくなる。辛いと麻婆豆腐になってしまうからだろうか。
平打トーフラーメン+煮卵。平打は麺が平たい
豆腐ラーメンを提供する「レストラン大手門」のある「さいたま市民会館いわつき」。岩槻城址公園内に立地
岩槻藩遷喬館
いわつきはんせんきょうかん
岩槻駅から約900m
岩槻藩に仕えていた儒者(じゅがくしゃ)「児玉南柯(こだまなんか)」が開いた私塾。武家屋敷を利用した木造平屋建ての建物。私塾は後に藩校となり藩士の子弟たちがここで学んだ。埼玉県内に現存する唯一の藩校であり、無料で見学できる。
靴を脱いで中を見学できる
ひな壇
児玉南柯。優れた儒者であり、郡奉行・御側用人・御勝手向取締方など藩の要職を歴任する有能な行政官でもあった
岩槻郷土資料館
いわつききょうどしりょうかん
岩槻駅から約600m
さいたま市立博物館の分館にあたる施設。「岩槻のあゆみ」「大昔のくらし」「くらしの道具」の三つのテーマに分けて展示を行う。建物は1930年に建てられた岩槻警察署旧庁舎を利用しており、建物は警察署庁舎としての機能性と装飾性を兼ね備えたデザインから国の有形文化財に登録されている。入館料は無料。
展示室内
随所に施された装飾は大正期の建築様式の面影を留めている
廊下
くらしの道具
時の鐘の路盤と宝珠。さいたま市岩槻区にある時の鐘の屋根の頂上部分に葺かれていたもの。平成元年に行われた修理の際瓦が新調され葺き替えられたため資料館に保存された
大凧上げ。毎年6月5日と6日に行われていたが、宅地化が進んだ昭和30年代半ば以降は行われていない
階段
階段の装飾
階段がひな壇
張り子。使用しなくなった紙である反古紙(ほごし)を利用した郷土玩具。埼玉県東部は越谷市を中心に張り子作りが行われ、岩槻でも作られている
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