本八幡

もとやわた

Moto-Yawata

千葉県にある東京都交通局の駅

所在地

千葉県市川市

1日平均乗車人員

JR東日本(2021年)約48,500人
東京都交通局(2021年)約31,800人

Train line

中央・総武線

西行
錦糸町・秋葉原・
中野・三鷹方面

東行
西船橋・
船橋・千葉方面

都営新宿線

上り
馬喰横山・新宿・
京王線方面

 

急行

 

各駅停車

 

Connect station

どんな駅?

概要

 

隣の市川駅と肩を並べる市川市の中心駅。JR中央総武線・都営新宿線に加え、当駅北側には都営新宿線の通路で結ばれる形で京成線「京成八幡駅」が立地する。

 

JR東日本


総武本線(東京起点)17.4km


開業日 1935年(昭和10年)9月1日

 

JR総武線は緩行線(中央・総武線)のみにホームがある。都営新宿線は京成八幡駅との中間あたりにある。JR線からの乗り換えは商業施設のシャポー本八幡を抜けてさらに階段を降りる必要があるため、同じ駅にしては遠い部類。都営新宿線は京成八幡駅からの方が微妙に近いかもしれない。

 

当駅に総武線快速が停車せず隣の総武線のみの市川駅が快速停車駅なのが疑問視されるが、総武線複々化当時は都営新宿線がなかった、快速線の通過線を設置するスペースが本八幡駅になかった、という説がある。

 

京成八幡駅には快速特急までの優等列車が停車するのに対しこちらのJR総武線は各駅停車のみ。遠距離通勤客が新宿線との乗り換えをあまりしない、と言われている。このためか本八幡駅と京成八幡駅との乗り換えは都営新宿線のみが乗り換え駅として扱われている。

 

東京都交通局


新宿線(新宿起点)23.5km


開業日 1989年(平成元年)3月19日

 

都営新宿線は当駅が終着駅。都営地下鉄で唯一東京都の外にある駅となっている。全ての列車は折り返しで始発列車となるため確実に座れるが、平日朝ラッシュ時は一度乗客を下車させる一旦ドア閉め乗車が行われるため注意。

 

駅周辺

 

駅周辺は高層マンションや商業施設が立ち並ぶ繁華街である。

Tracks map

都営新宿線

本八幡

 

出典「配線略図.net」https://www.haisenryakuzu.net/

Time table

※雰囲気を楽しんでもらうために作成したものです。実際の移動に使用しないでください。

Stamp

設置事業者 JR東日本
設置場所 JR本八幡駅改札外

イチョウ。本八幡駅と京成八幡駅から約800mの葛飾八幡宮には推定樹齢1200年以上の千本イチョウがあり、国指定天然記念物に指定されている。多くの幹が寄り添って支えあう姿をしている事から縁結びの神徳があると伝えられる。また境内のイチョウ並木も美しいことで名高い。

設置事業者 東京都交通局
設置場所 都営本八幡駅改札外

メディアパーク市川と松の木。メディアパーク市川とは市川市の生涯学習センターの事であり、中央図書館・文学ミュージアム等を備える複合施設。本八幡駅から約1kmだが京成線「鬼越駅」からの方が近い。松の木は市川市の木のクロマツの事で都営新宿線本八幡駅の駅シンボルである。

Gallery

JR中央・総武線

駅名標

縦型駅名標

ホーム。ホームドア設置前。市川駅と快速停車が逆ではないかとよく言われる。新宿線開業前に複々線化した、当駅に通過線の用地がなかったとか

2024年7月5日よりスマートホームドアの使用開始。千葉県の鉄道駅の中でもトップクラスの利用客だが、従来型ではない

この附近は大変混雑いたしますので、後よりをご利用ください。

トイレ

改札。改札外にいろり庵きらく、ピーターパンJr、ニューデイズ

シャポー本八幡に直結するShapo改札口。ICカード専用。営業時間は5時30分〜24時

改札外にはみどりの窓口と、都営新宿線の連絡通路でもあるシャポー本八幡。みどりの窓口は2024年7月5日閉鎖。京成線はJR線との乗り換え駅の関係ではないが案内されている。また外で行くように示されている

 

シャポー本八幡を抜けて都営新宿線方面へ。連絡通路やここの階段がやや長いのもあり、同じ駅とは言え乗り換えに5分ぐらいかかるかも

広告とイチョウの葉模様の壁。葛飾八幡宮の千本イチョウに基づくもの

北口。駅周辺は多くの商業施設が立地する市川市の中心部。複合商業施設「パティオ本八幡」、八幡ハタビル、京成八幡駅、ターミナルシティ本八幡、葛飾八幡宮

南口ロータリー。北口より落ち着いている。特に目立つ場所はない

南口駅舎

本八幡駅の文字

都営新宿線

駅名標

駅名標2

駅名標3。新宿線の終点。都営地下鉄唯一の都外の駅

市川市の木のクロマツ。江戸川区内の都営新宿線の駅と本八幡駅には駅のシンボルが設置されており、その一つ。市川市の海だった時代の地形に生え、江戸時代、畑や集落を海風や飛砂から守る防風林として、江戸に出荷する門松用として植えられたものとされている

ホーム。到着した電車は全てここで折り返しとなるため確実に座れる。座って快適なお出かけや通勤を

平日7:00〜8:20まで一旦ドア閉め乗車実施中。折り返し乗車による座席取り防止のためだろう

改札内のモザイクタイル

改札内のモザイクタイル2

ホーム篠崎寄りにあるJR本八幡駅方面改札。都営新宿線はJR本八幡駅と京成八幡駅の中間に位置し、改札もそれぞれの駅に近い改札がある

線路終端部側にある京成八幡駅方面改札。京成八幡駅まではちょっと歩く

A6出入口。京成八幡駅、ターミナルシティ本八幡、京成電鉄本社

 

A2出入口。都営新宿線からJR線へ。地味に面倒くさい乗り換え

駅の看板。新宿29分、市ヶ谷25分、神保町22分、いずれも急行利用。しかし新宿線の急行は2023年のダイヤ改正で日中は全て各駅停車になり、朝の片手で数える程度しか本八幡始発の急行はない

本八幡から新宿まで急行を使えば最短29分で行ける、とJR線に対抗。実際同区間を中央・総武線で行くよりも10分以上早い

A2出入口の階段中間にあるA1出入口前。シャポー本八幡の路地裏。乗り換えにシャポー本八幡を通ると人が多いので、あえてJR本八幡駅北口に出てここから入って乗り換えするのもあり。エスカレーターないけど

A1出入口

A4a・A4b・A5出入口周辺。国道14号線「千葉街道」、各種商業施設

駅構内からA4a出入口へ。ターミナルシティ本八幡を経由する

A4a出入口。なかなか立派な出入口なのに悲しいかな、人通り少なめ

駅構内からA4b出入口へ。マンションの「ガレリア・サーラ」を経由する

A4b出入口。エレベーターのみ

A5出入口。地下鉄というか地下歩道っぽい出入口

A3出入口周辺。ジャポー本八幡、スーパーマーケットの「オーケー本八幡店」

A3出入口

本八幡駅の文字。都営新宿線が黄緑色の丸なだけな所に時代を感じる

Spot

葛飾八幡宮

かつしかはちまんぐう

京成八幡駅から約250m

本八幡駅から約500m


下総の国を守護する総鎮守。厄除け開運・必勝・安産・育児の御利益があると伝えられる神社。拝殿の隣には樹齢1200年と推定されるイチョウの巨木「千本イチョウ」があり国指定天然記念物に登録されている。また「八幡」の地名の由来になった場所である。
※京成八幡駅のページでも紹介しています。

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Column

うーんこの停車駅

 

 

基本的に日中に運行される都営新宿線の急行は本八幡駅から新宿駅までを約30分で結び、速達性はなかなか高い列車種別となっている。

 

早いのはいいのだが、どうやらその停車駅に賛否両論があるらしい。そこで急行停車駅を見てみよう。

 

急行停車駅(赤太字に停車)

 

本八幡-篠崎-瑞江-一之江-船堀-東大島-大島-西大島-住吉-菊川-森下-浜町-馬喰横山-岩本町-小川町-神保町-九段下-市ケ谷-曙橋-新宿三丁目-新宿

 

21駅中停車駅は8駅とかなり絞っている印象を受ける。速達性を意識してか2駅連続で停車する所がない。一見すると何も問題がなさそうに見えるが・・・・・。

 

 

本八幡方面から見てみよう。最初の停車駅は船堀。船堀は乗り換え路線がないが都営新宿線内でも多い利用客を誇り、乗り換えのない単独駅ではトップ。単純に利用客が多いだけで停車する理由は作れている。

 

 

次は大島。この駅も乗り換え路線がないが、船堀と違って利用客が少ない。さらに急行停車駅の中で一番利用客が少ない。しかし大島駅には都営新宿の車両基地への入出庫線がある。いつでも回送できるような体制を整えているのだろうか?

 

 

次は森下・・・・・の前にある住吉は半蔵門線に乗り換えできるが急行が止まらない。ただしその先の停車駅である神保町で半蔵門線に乗り換えられる。

 

森下は同じ都営線である都営大江戸線に乗り換え可能だ。

 

 

次は馬喰横山。駅名は異なるがJR総武快速線「馬喰町駅」と都営浅草線「東日本橋駅」が利用できる。

 

 

次は神保町・・・・・だが岩本町と小川町は通過。岩本町はターミナル駅の秋葉原駅に徒歩連絡可能、小川町では丸ノ内線「淡路町駅」と千代田線「新御茶ノ水駅」に乗り換えできる。岩本町駅に至近する秋葉原駅では山手線・京浜東北線・中央総武線・日比谷線・つくばエクスプレスが利用できるのに・‥。

 

神保町では都営三田線に加え、住吉通過で乗り換えできなかった半蔵門線に乗り換えできる。

 

 

次は市ケ谷・・・・・だが九段下は通過する。九段下駅は東西線と半蔵門線が乗り入れるだけでなく、日本武道館の最寄り駅である。音楽・ライブの聖地とも言われる日本武道館の最寄り駅を通過するのか?いいのかそれで?

 

市ケ谷では中央総武線・有楽町線・南北線が乗り入れる。

 

 

そして最後は新宿となる。曙橋は乗り換え駅がない、新宿三丁目は丸ノ内線と副都心線があるがここに止まるぐらいなら新宿まで行ってしまえということだろうか。

 

という感じである。都営新宿線の急行は最初に行った2駅連続停車しないこと、同じ都営線に乗り換えられる駅には全て停車するという特徴が見られる。鉄道事業者の目線から見て利益の出る自社線に利用客を誘導したいのだろう。

 

個人的に利用客の少ない大島の停車、岩本町と九段下の通過が気になる。大島駅は車両基地があるという立地上仕方のないことなのかもしれないが、利用客が少ないのに止めるのはどうしてもいただけない。

 

岩本町駅は少し歩くが秋葉原駅との乗り換え駅に指定されている。秋葉原駅は都心の大動脈である山手線が利用できるが、ここを通過してしまうと新宿駅に着くまで山手線に乗り換えできる駅はない。

 

 

九段下駅は東西線・半蔵門線が利用できる。当駅のホームは特殊で新宿線上りと半蔵門線下りが対面乗り換え可能、都営とメトロ同士を乗り換え改札なしで連絡できる唯一の駅である。ただ当駅に急行を止めると前後の駅が急行停車駅なため3駅連続停車となり速達性が落ちてしまうが、ここを通過するのはちょっと・・・・・。日本武道館の最寄り駅でもあるため、ライブなどを見に来た人が早く行きたくて急行に乗ってしまったらどうなるのだろうか。

 

うーんこの。

 

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