所在地
千葉県南房総市
1日平均乗車人員
JR東日本(2015年)約90人
関東の駅百選選定駅。駅舎側2番線は下り(安房鴨川方面ホーム、跨線橋を渡った先が1番線上り(千葉方面)ホーム。蘇我駅から分岐する外房線と内房線の外周のほぼ中間に位置しており、「和田浦」〜「安房鴨川」間の各駅は外房線経由の方が近い。
当駅の所在地である南房総市和田町には日本で4か所しかない捕鯨基地(和田漁港)が存在する。くじらが房総半島に近づく6月〜9月にかけて約25頭のくじらが水揚げされるようだ。
当駅のホームから見える巨大な骨格のレプリカは「道の駅和田浦WA・O」のシロナガスクジラの骨格標本である。道の駅の入口は当駅の裏側にあるため、大きく迂回する必要がある。
SPOT・GOURMET
内房線
(上り) |
(下り) |
くじらと駅舎。和田浦駅周辺の和田町地区には日本で4か所しかなく関東唯一の捕鯨基地、和田漁港がある。よってくじらが名物である。くじらの肉は和田浦駅の裏側にある「道の駅和田浦WA・O」で簡単に購入できる。ただ道の駅の出入口は内房線を挟んで国道128号線側にあるため、大きく迂回しなければならない。
駅名標2
名所案内
待合室
駅舎の中
関東の駅百選 認定書。平成12年10月14日
レイアウトが変わった
「ウオノゾキ」
花畑
南国感漂う木
花と、みどりと、海の楽園和田町
くじら料理
くじらりょうり
和田浦駅周辺に数店舗立地
日本に4か所しかない捕鯨基地の和田漁港がある南房総市和田町では7〜8月に26頭のツチクジラが水揚げされる。そのためくじらを使った料理が盛んであり、竜田揚げや刺身、カツなど多くの種類のくじら料理が味わえる。くじらの肉はほとんど油がなく低カロリーで高タンパク。和田町の鯨漁は400年も続いているようだ。
和田浦駅から徒歩約6分の「くじら料理の店ぴーまん」
「さかな」のアジ刺・クジラカツ定食
和田浦駅から徒歩約11分の「さかな」
「喫茶マリン」のくじらカレー
「喫茶マリン」のくじら弁当
くじら料理が食べられる「喫茶マリン」。館山駅東口
和田浦海水浴場
わだうらかいすいよくじょう
和田浦駅から約500m
環境省の「日本海水浴場100選」に認定された海水浴場の一つ。水質は透明度が高く、波も穏やか。また貝殻混じりの白い砂浜が美しい。和田浦駅から徒歩約5分と近くアクセスも良い。
ビーチサイド
忠霊塔など
道の駅和田浦 WA・O!
みちのえきわだうら ワ・オ!
和田浦駅から約600m
豊富なお土産だけでなく、クジラの町「和田浦」ならではのクジラ料理を味わうことができる道の駅。鯨資料館を併設した南房総市和田地域センターが同じ敷地にある。
和田浦駅のほぼ裏側に位置しており、ホームから見えるシロナガスクジラの骨格標本は当駅のシンボル的存在になっている。
捕鯨砲
鯨資料館
髭鯨の鯨髭
すごく・・・大きいです・・・
ツチクジラの頭部とコビレゴンドウの頭部
南房総市和田町では夏季を中心にツチクジラを捕獲する
テイクアウトメニューのくじらまん、くじらコロッケ
くじら商品。地元で水揚げされたものはもちろん、全国のくじら商品と取り扱う
くじらジャーキー
稲荷大明神
いなりだいみょうじん
和田浦駅から約1km
国道128号線に接する高台に上にある小さな神社。高台にあるため願望に優れ太平洋や和田漁港を一望することができる絶景スポット。出入口は住宅街の細い路地にある。
路地にある階段を上って高台へ
太平洋を望む大パノラマ
和田漁港
南三原駅方面
小向ダム
こむかいダム
和田浦駅から約7km
南房総市の上水道用水の確保を目的に建造された堤高37mの重力式コンクリートダム。ダム湖の周辺には約1000本の桜が植えられていて桜の名所としても知られているようだ。
堤体
ダム湖
JR東日本 | ||
---|---|---|
駅構造 | 地上駅 | |
ホーム |
2面2線 |
|
開業日 |
1922年(大正11年) 12月20日 |
|
運営形態 | 無人駅 | |
路線 | ||
内房線 | ||
キロ程 |
106.8km |
|
南三原 |
江見 |
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年度別1日平均乗車人員 | ||
1990年 | 240 | |
1995年 | 240 | |
2000年 | 180 | |
2005年 | 140 | |
2010年 | 110 | |
2015年 | 90 |
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外房線と内房線はどちらも千葉駅から始まって蘇我駅で分岐し、最終的に終点の安房鴨川駅で合流する形となっている。つまり両路線を利用することで房総半島をぐるっと一周できるのだ。
最終的に互いの路線は安房鴨川駅で合流することから一周の中間点は安房鴨川駅・・・ではない。
路線上の外房線は千葉駅が起点となっているが、内房線は千葉駅ではなく蘇我駅が起点となっている。内房線は千葉駅から乗ることができるが、「千葉」〜「蘇我」間は外房線に乗り入れて運行している形となる。
両路線の距離も外房線が千葉駅から安房鴨川駅まで93.3km、内房線が同じく123.2kmとなっている。内房線の場合起点が蘇我駅なので実際の距離は119.4kmである。つまり内房線の方が長く、千葉駅から安房鴨川駅まで行くのに時間がかかる。
内房線の方が長く外房線の方が短いということは、両路線の終点である安房鴨川駅は一周の中間点にはならないというわけだ。では実際はどこの駅が一周の中間点になるのだろう。
それは内房線「和田浦駅」である。両路線の分岐点である蘇我駅から和田浦駅まで内房線周りだと106.8km、外房線周りだと102.1kmとほぼ中間である。
つまり内房線「和田浦駅」「江見駅」「太海駅」「安房鴨川駅」の各駅は外房線周りのほうが近いことになるのだ。ただし距離が近いだけであって早く着くとは限らない。
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