所在地
千葉県銚子市
1日平均乗車人員
JR東日本(2021年)約2,470人
銚子電気鉄道(2020年)約290人
灯台のような白い駅舎と、醤油蔵をイメージした構内の終着駅
総武本線・成田線・銚子電鉄が乗り入れるターミナル駅。総武本線の特急しおさいは当駅を始発・終着としている。真っ白な駅舎は灯台を彷彿させ駅構内は市の特産品である醤油、醤油蔵をイメージした木造となっている。
2面4線ホームと複数の留置線と側線を持つ。駅舎側1番線がしおさい、2番線を総武本線、3番線を成田線が使用。銚子電鉄は2・3番線ホーム下り側の番号のない切欠きホームを使用。JRと銚子電鉄は電圧が異なりJRは直流1500V、銚子電鉄は直流600Vと架線は繋がっていないが線路は繋がっている。
銚子電鉄のオランダ風の駅舎には電動で回る風車があったが老朽化に伴い撤去された。銚子電鉄は駅員が配置されていないので乗車券は銚子電鉄の車掌から購入する形となっている。因みにJR銚子駅の出入口から銚子電鉄を利用する時は、きっぷも何も買わずにJRの窓口を通過して銚子電鉄のホームに向かう。
銚子電鉄のネーミングライツ「絶対にあきらめない」とは2社のネーミングライツパートナーがどんな困難にも負けずに絶対あきらめず挑戦していくという精神が、経営危機と戦う銚子電鉄の生き様と重なることにより誕生したものである。
STATION GALLERY
SPOT・GOURMET
総武本線
(上り) |
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成田線
(上り) |
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銚子電気鉄道
(下り) |
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魚と醤油と灯台の駅。状態があまりよくない。銚子市にある銚子漁港は年間20〜30万トンと全国屈指の水揚げ量を誇る。恵まれた水路による水運、温暖な気候から醤油作りに適し、ヤマサ醤油やヒゲタ醤油が工場を構える。そして関東地方最東端の地である犬吠埼には国の重要文化財である犬吠埼灯台が建つ。
JR
駅名標2。描かれている花は「おおまつよいぐさ」
東京から120.5km。描かれているのは犬吠埼灯台
ホーム
1番線ホームの255系(しおさい)乗降口
JRから銚子電鉄へ
銚子電鉄乗り換え案内
階段アート
階段アート2
乗り換え跨線橋改良工事
乗り換え跨線橋改良工事2
ようこそ銚子へ
醤油蔵とイルカ
B.B.BASE STATION
醤油のまち、銚子へようこそ!!
右側通行
改札内のトイレ
駅舎内2
JRの改札窓口が銚子電鉄の改札窓口でもある
自由に弾けるピアノ。ピアノを通じて笑顔があふれ、銚子が元気な街になってほしいという意味が込められている
ニューデイズと待合室
待合室の中。上に大漁旗が見える
駅前のアーチ
駅舎には観光案内所とレンタカーが併設
銚子ならではの展示物
ヘッドマーク
犬吠埼灯台に実際に使われている煉瓦。犬吠埼灯台はこの国産の煉瓦を19万3千枚使用している
駅前のトイレ
日本初の修学旅行到達の地
銚子電気鉄道
H.ANDOがなかった頃の駅名標
古着deワクチン 日本リユースシステム株式会社が追加された
ホーム
駅舎の中
2023年7月に銚子電鉄、2022年8月に広島電鉄は開業100周年を迎えたことから、記念イベントとして「広電から銚電への100周年バトンリレー」が実施された
ようこそ銚子へ
駅の看板2
銚子電鉄からJRへ乗り換え
銚子つりきんめ
銚子市名産
銚子漁港において1尾ずつ手釣りで水揚げされるキンメダイ。銚子の沖合は暖流と寒流の潮目でありプランクトンが豊富であることから、キンメダイの餌となる小魚が多く集まる。このことから餌が豊富な銚子のキンメダイには一年を通して良質な油が乗っており、大変美味である。
銚子つりきんめの干物を販売する「有限会社〆印島長水産(直営店さかなや併設)」。銚子電気鉄道線「外川駅」から約100m
シーフードレストランうおっせのつりきん目の煮付け(単品でご飯と味噌汁は別)
「シーフードレストランうおっせ」。銚子電気鉄道線「笠上黒生駅」から約2km
あづま寿司の金目の握り寿司
あづま寿司の金目の煮魚
「あづま寿司」。銚子駅から約650m
JR東日本 | ||
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駅構造 | 地上駅 | |
ホーム |
2面4線 |
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開業日 |
1897年(明治30年) 6月1日 |
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運営形態 | 共同使用駅・直営駅・管理駅 | |
路線 | ||
総武本線 |
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キロ程 |
120.6km |
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松岸 |
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年度別1日平均乗車人員 | ||
1960年 | 6,980 | |
1970年 | 7,330 | |
1980年 | 6,900 | |
1990年 | 5,260 | |
2000年 | 4,170 | |
2010年 | 3,350 | |
2019年 | 3,050 | |
2020年 | 2,230 | |
2021年 | 2,470 |
銚子電気鉄道 | ||
---|---|---|
駅構造 | 地上駅 | |
開業日 |
1923年(大正12年) 7月5日 |
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運営形態 | JR東日本管轄 | |
路線 | ||
銚子電気鉄道線 | ||
駅番号 | CD01 | |
キロ程 |
0km |
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仲ノ町 |
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年度別1日平均乗車人員 | ||
1980年 | 1,180 | |
1990年 | 850 | |
2000年 | 710 | |
2010年 | 670 | |
2018年 | 380 | |
2019年 | 350 | |
2020年 | 290 |
JR線と銚子電気鉄道線は電圧が異なりJR線が直流1500V、銚子電気鉄道線が直流600Vとなっている。下記の配線図で直流600V電化の部分は銚子電鉄カラーで線を引いている。
※2021年7月現在の配線図です。
JR
番線 | 路線 | 行き先 | 有効長 | 備考 |
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1 | 総武本線・成田線 | 成東方面(佐原方面) | 11 | 特急しおさい |
2 | 総武本線 | 旭・成東・千葉方面 | 10 | |
3 | 成田線 | 佐原・成田方面 | 11 |
銚子電気鉄道
番線 | 路線 | 行き先 | 有効長 | 備考 |
---|---|---|---|---|
- | 銚子電気鉄道線 | 犬吠・外川方面 | 2 | JR2・3番線ホーム奥 |
銚子電気鉄道線
土休日 2020年12月現在
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銚子電気鉄道(以下銚子電鉄)は「銚子」〜「外川」間の10駅、6.4kmの路線を有する鉄道会社だ。全線を通して銚子市内を走る。
この路線はローカル線の例に漏れず、沿線人口の減少から厳しい経営状況が続いている。利用客の大半は観光客と言っても過言ではない。
そんな銚子電鉄の経営を支えているのが観光客・・・とお菓子である。
ん・・・お菓子?銚子電鉄は鉄道会社でありながら「ぬれ煎餅」やスナック菓子「まずい棒」などの製造・販売を行う食品会社としての顔も持っているのだ。
しかも食品事業が会社の売り上げの8割を占めているという。鉄道会社なのに副業である食品製造業を主力として経営を維持している状態だ。もうこれはお菓子で電車を動かしているのと同じである。お菓子な鉄道会社だ。
主力製品である「ぬれ煎餅」はこれぞ銚子電鉄、といえるものでお土産としての人気が高い。銚子電鉄の有人駅及び周辺自治体の道の駅などで買うことができる。(茨城県南部にも売ってる)
ぬれ煎餅は銚子電鉄の命綱とも言える存在で、資金不足に陥り廃線寸前だった銚子電鉄の経営を救ったことがあるほどの商品である。このぬれ煎餅がなければ今、銚子電鉄はなかったかもしれない・・・と言えるほどの救世主なのだ。
「青の薄口味」「赤の濃い口味」「緑の甘口味」の3種類があるので銚子電鉄に乗った時、お土産と貢献を兼ねて買ってあげるといいだろう。
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