所在地
千葉県佐倉市
1日平均乗車人員
京成電鉄(2021年)約150人
京成線の中で利用客が最も少ない秘境感漂う駅。駅名は「おおさくら」だがこの辺りの地名は「おおざくら」である。
京成の秘境駅として名高いが有人駅、毎時3本運行、特急停車駅、駅前に少し民家と全国的に見たら秘境度は薄いかもしれない。京成にはもう一つ秘境駅として東成田駅が挙げられるが、あちらは秘境というよりも廃墟に成り下がった駅で秘境駅とは異なると思う。
京成本線
(上り) |
(下り) |
特急 | |
通勤特急 | |
快速 | |
普通 | |
縦型駅名標
待合所
2番線ホームのトイレ
駅前。建物が点在し林が広がっている
駅の看板
本佐倉城跡
もとさくらじょうあと
大佐倉駅から約1.5km
現在の酒々井町と佐倉市にまたがる戦国大名「千葉氏」の城。南北2km、東西1kmの巨大城郭。半島状の丘陵上に位置し三方を湿地帯で囲まれた天然の要害。国の史跡および「続日本100名城」として指定されており、土塁や堀が当時のまま残っている。
本佐倉城跡の駐車場、案内所、トイレがある場所は東側の「東山」
トイレ併設の国史跡本佐倉城跡案内所
「東山」から眺めるビューポイント。この山自体が城を守る土塁であり物見台だった。印旛沼も当時は京成線のすぐ北側まで迫っており、本佐倉城までの間は湿地となっていたため敵の侵入は容易ではなかったようだ
筑波山が見える
京成線が走っている
本佐倉城マスコットキャラクター「勝っタネ!くん」。本佐倉城跡の3代城主 「千葉勝胤(ちばかつたね)」は地に幸草(さきくさ)の種をまいた(繁栄の基礎を作った)ことから、幸草の種と千葉勝胤(かつたね)の字をかけて「勝っタネ!くん」
城主千葉氏の家紋。三日月と星一つをあしらった月星紋(げっせいもん)。天体は光を与え満ち欠けを繰り返すという、霊力を備えた不思議な存在として信仰の対象だった
左の城山と右の奥ノ山を分ける「堀切」。通路は高低差約2mの坂道
城山へ続く唯一の通路「城山通路」。高低差7mで何度も蛇行するような形状になっており、容易く城山には登らせない
城主のための空間である「城山」。主殿や会所があり、その他に台所や倉庫があったと思われる
「奥ノ山」。妙見郭とも呼ばれ、千葉氏が信仰する妙見様が祀られる妙見宮があった
「妙見神社」。奥ノ山に建っていたがいつの間にかこの場所に移されている。妙見様は千葉氏の守護神であり、千葉氏の城がある所には必ずと言っていいほど妙見神社がある
「中池」。現在は水田だが中池と呼ばれる池が存在し、中にあった弁天島には弁天様が祀られていた。また城内部の水源にもなっていたらしい。弁天様は現在、根古屋の館の隣にある
「根古屋の館」。武家衆が住んだ場所らしい。背後の山は本佐倉城の外郭にあたる
根古屋の館の前に本佐倉城跡全景のイラストがある
「セッテイ空堀」。本佐倉城跡の中でも大規模の空堀で高低差約16m、掘底幅は広いところで7m
「セッテイ虎口」。セッテイ山へ侵入するための出入口
「金明竹の小径」。金明竹とは真竹の一種で節と節の間に緑と薄い黄色が縞模様に現れている竹。このあたりだけに群生し、県によっては天然記念物に指定されている
「倉跡-セッテイ空堀」。セッテイ山と倉跡を分ける空堀で、両曲輪との高低差は10m近くある。掘底幅は広い所で9mあり、進む際真っすぐ見通せないよう曲がりくねって作られている
京成電鉄 | ||
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駅構造 | 地上駅 | |
ホーム |
2面2線 |
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開業日 |
1926年(大正15年) |
|
路線 | ||
京成本線 | ||
駅番号 | KS36 | |
キロ程 |
53km |
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京成佐倉 |
京成酒々井 |
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年度別1日平均乗車人員 | ||
2000年 | 280 | |
2005年 | 240 | |
2010年 | 210 | |
2013年 | 200 | |
2019年 | 190 | |
2020年 | 150 | |
2021年 | 150 |
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