大網

おおあみ

Oami

Y字に線路が分かれた独特な構造

所在地

千葉県大網白里市

1日平均乗車人員

JR東日本(2021年)約7,690人

Train line

外房線

上り
千葉・東京方面

下り
勝浦・安房鴨川方面

総武快速

京葉線

普通

東金線

外房線上り
千葉・東京方面

東金線下り
成東方面

京葉線

普通

どんな駅?

JR東日本


外房線(千葉起点)22.9km

東金線(大網起点)0km


開業日 1896年(明治29年)1月20日

 

外房線と東金線が乗り入れる大網白里市の代表駅。外房線は特急わかしお停車駅。

 

外房線と東金線ホームがY字の分岐先にある独特な構造をしているが、1972年までは駅が現在の東金線上にあり千葉方面と安房鴨川方面の両方に分岐する構造だった頃の名残である。そのため千葉方面と安房鴨川方面は当駅を通して運行する際は当駅でスイッチバックを行う必要があった。

 

2023年9月8日に房総半島を襲った台風により「土気」〜「大網」間で土砂の流出が発生。これにより「誉田」〜「大網」間が運休となり、復旧となる12日までの4日間の間は代行バスが運行された。もしくは東金線と総武本線経由で千葉方面に向かってほしいと案内された。

Tracks map

JR外房線・東金線

大網

外房線は有効長15両の2面2線、東金線は有効長6両の1面2線ホーム。互いのホームは千葉駅のように離れている。両路線は土気寄りで繋がり、折り返し及び東金線転線用の片渡り線がある。東金線が外房線に繋がるのは4番線のみで、3番線は外房線に繋がらず行き止まりで東金線内折り返し専用。

 

出典「配線略図.net」https://www.haisenryakuzu.net/

Stamp

設置場所 改札窓口

きれいな海広い砂浜のある駅。これは大網白里市の東にある九十九里浜のことを指していると思われる。ただ大網駅から九十九里浜まで10km以上離れている。

Gallery

外房線駅名標

外房線駅名標2

縦型駅名標。当駅があるのは大網白里市。大網白里駅ではないのは開業当初に大網白里市はなく、市の新設合併前の市町村の一つ「大網町」が由来か

房総地区の駅のホームに見られる名所案内の看板。大網駅は外房線内で一番千葉寄りにこの看板がある駅。詳細な案内がなくざっくりとした案内なのが時代を感じさせる。個人的にこの看板があると田舎と思う。当駅は宮谷(みやざく)県庁跡、白里海水浴場。一番下の湖は小中湖(小中池)と書かれていたが、釣り禁止になったため消されたらしい

1番線ホームにあるホーロー案内標

2番線ホームにあるホーロー案内標

外房線ホーム。同路線で数少ない高架ホームで、全体的にカーブしている。2番線下り(勝浦方面)ホームの土気寄りには東金線ホームへの乗り換え通路がある。上り(千葉方面)は外房線と直通運転を行う東金線の4番線から先に発車することがあるため注意

折れ曲がった快速乗車口。総武快速なのか、京葉快速なのか・・・

外房線ホーム中程にある待合室。東金線ホームにはない

外房線から東金線への乗り換え案内。1本で行けない銚子方面が描かれているのがいい

東金線乗り換え案内2。外房線の階段から土気寄りに約140m先に連絡通路があると案内。新しい案内だが、こちらも1本で行けない銚子方面が書かれている

東金線乗り換え案内3。柱に取り付けられている。東金線連絡通路 一部千葉方面

東金線駅名標

3・4番線ホームのホーロー案内標。銚子方面とある

東金線ホーム。外房線ホームが有効長15両分なのに対しこちらは6両分しかないため、どこかこぢんまりとした雰囲気。ホーム土気寄りに外房線2番線下り(勝浦方面)ホームに繋がる連絡通路がある

4番線下り東金・成東方面。上り千葉・東京方面。東金線4番線は外房線と接続しており両路線の直通運転が可能である

東金線に直通する京葉線が1日1往復ある他、京葉線車両は夜間の間合い運用も担っている

東金線0キロポスト。線路が外房線と接続している4番線にある。終点は13.8km先の成東駅。東金線は外房線千葉方面と直通運転を行うことから、外房線の支線のような扱いなのだろうか

外房線乗り換え案内と出口。千葉・東京方面は1番線、茂原・安房鴨川方面は2番線。東金線ホームから2番線は階段の上り下りがない連絡通路でどうぞ

外房線2番線下り(勝浦方面)ホームと東金線ホームを結ぶ連絡通路。ここを通れば行き先によっては階段の上り降りをしなくて済む。この通路は2014年3月14日に完成した

改札内コンコース

改札階から3・4番線東金線ホームへの通路

東金線ホームへの通路の壁には海の生き物たちが描かれている。駅というかトンネルや地下道っぽい

おかげさまで東金線開業110周年 秘めた魅力を見つけよう!ようこそ13.8kmの旅へ。1900.6.30大網-東金駅間開業、1911.11.1東金-求名-成東駅間開業(東金線全線開業)

改札内のトイレ。外房線と東金線間の連絡通路に建っている。完全に屋根で覆われておらず、雨の洗礼を受けるかも

2024年3月16日(土)から特急わかしおは全車指定となりました!わかしおに乗るならえきねっとがおトクです!

のぼり口。思いつきで撮っただけ

ペットボトルキャップで作られたE257系。左に大網白里市キャラクター「マリン」、右にJR東日本千葉支社キャラクター「駅長犬」

ペットボトルキャップでおおあみ

おおあみ神社。みなさんの努力が実ることを駅社員一同願っております

グリーン券 券売機。外房線は日中総武快速線との直通がないため、買う際は時刻を要確認

わかしお全車指定席化に伴い、自由席特急券の部分が消されている

東金線は外房線千葉方面と直通運転を行っており、千葉方面の電車は1番線ではなく4番線から先に発車することがある。そのため発車標や駅の構内放送で注意を促す

 

改札。みどりの窓口と改札外にNewDaysがある。当駅のみどりの窓口は2022年10月31日に閉鎖された

消毒駅。清潔から安心へ。消毒駅の元祖は御茶ノ水駅

大網パブリコ。大網駅高架下にある商業施設。デイリーヤマザキ、喫茶店「カフェ・ド・アミ」、大網白里市アンテナショップ「マリンの土産店」などが入っている

駅前ロータリー。当駅は北口や南口の概念がない。ロータリーのある北側は大網白里市の中心部近く。反対側の出入口には大きな広場やロータリーがなく、バスやタクシーはこちらから利用する

駅前のイルミネーション

駅前の公衆トイレ

大網駅新築記念。昭和四十七年五月。元々東金線上にあった当駅が現在の場所に移転及び高架化され、外房線のスイッチバックが解消された

大網白里市シティマップ。正法寺(小西)、小中池公園(全国ため池百選認定)、白里海岸(ハマヒルガオ)

ようこそ!大網白里市。日本最大級の砂浜海岸「九十九里浜」が写し出されている

当駅の南側、駐車場の多いもう一つの出入口。人通りは少ない

もう一つの出入口全景

駅の看板

Spot

旧大網駅跡地

きゅうおおあみえきあとち

大網駅から約750m


かつての房総鉄道の大網駅があった場所。現在の大網駅から東金線を福俵方面に進んだ約600m地点に位置する。運行に問題が生じたため1972年に現在の場所へと移転した。跡地は公園として利用されている。

腕木式信号機。長方形の板(腕木)の位置や形状、着色により列車を誘導する

旗ふりて 出征兵士見送りし 駅舎の跡に 子らの歓声

遊具

跡地前

旧大網駅の線路図。進行方向を変えるには一度旧大網駅に入る必要があった

金谷郷のひまわり畑

かなやごうのひまわりばたけ

大網駅から約2.5km


外房線の高架下に広がるひまわり畑で、7月下旬から8月上旬に見ごろを迎える撮影スポット。ひまわりと電車を絡めた写真を撮るのが定番のようだ。2022年度からは栽培管理者の確保が困難となったためにひまわりの作付けが行われなくなった。

天高く伸びるひまわり

2020年8月撮影

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