飯田橋駅

Spot

江戸城 牛込見附跡

えどじょう うしごめみつけあと

JR飯田橋駅西口前


JR飯田橋駅西口前にある江戸城の遺構で江戸城外郭門のひとつである牛込見附の一部。敵の侵入を発見し防ぐために「見附」と呼ばれていた。石垣の一部が道路を挟んで両側に残されており、江戸城外郭門の見附の中でも良い状態で当時の面影を残している。

JR飯田橋駅に隣接する石垣

牛込門の基礎として地中に設置された石垣石。石の側面に「入阿波守内」と刻まれており、これは牛込門が阿波国徳島城主の蜂須賀阿波守忠英(はちすかあわのかみただてる)の手によって築かれたことを裏付けている

神楽坂

かぐらざか

飯田橋駅から約100m


早稲田通りにおける大久保通り交差点から外堀通り交差点までの坂。メインストリートはチェーン店から老舗の店まで立ち並ぶ商店街、メインストリートから脇に伸びる路地裏は石畳の路地、坂道、階段のある街並みやフランス料理店が多いことから「リトルパリ」と称される。芸者たちが活躍する街として栄えた経歴もあり江戸時代の面影も残る。江戸時代には外堀に設置されていた牛込門に通じる交通の要衝だったようだ。

 

詳しくは東京メトロ東西線「神楽坂駅」のページで解説する。

小石川後楽園

こいしかわこうらくえん

飯田橋駅から約200m


江戸時代初期に水戸徳川家の江戸上屋敷内に作られた、約7万平方メートルの築山泉水回遊式の日本庭園。国の特別史跡及び特別名勝に指定されている。各地の景勝を模した湖・山・川・田園などの景観が特徴。東京ドームシティに隣接する場所にあり、都心部でありながら四季折々の風景を楽しむことができる。

飯田橋駅からほど近い西門

小石川後楽園の中心的景観である、琵琶湖を模した大泉水。東京ドームが顔を覗かせる

桜咲く大泉水

桜咲く大泉水2

大泉水の中心にある蓬莱(ほうらい)島。中国の神仙思想を表す島。島には弁財天を祀った祠がある

延段(のべだん)。中国風に素朴な石畳

枝垂桜

桜とビル群

桜とビル群、2023年3月21日

涵徳亭(かんとくてい)。現在の建物は4代目で1986年に再建したもの

涵徳亭と桜

桜の見頃は3月下旬〜4月上旬

2023年3月21日現在の桜。8分咲きだろうか

桜の花

一つ松。琵琶湖を模した大泉水に対して近江大津の唐崎の一つ松を写したと言われる

通天橋。京都の東福寺にある通天橋を模して架けられた

通天橋を渡る

屏風のようにまっすぐ立っていることから「屏風岩」と呼ばれる岩

桜咲く園内

桜咲く園内2

清水観音堂跡。京都清水寺を模した観音堂があったが、関東大震災で焼失した

千条の白糸が垂れているように見えることから「白糸の滝」と名付けられた岩

九八屋。江戸時代の風流な酒亭の様子を再現

唐門跡。景観上で重要な建物だったが1945年の戦災により焼失した。現在は復元が進められている

唐門の装飾

内庭

内庭の桜

梅雨時の内庭

内庭のスイレン

えい鷂碑(えいようひ)。七代「治紀(はるとし)」は将軍家から賜った鷹を大切にしていた。鷹は治紀が没した4年後に亡くなったため、八代「斉脩(なりのぶ)」がこれを哀しみ碑を建てた

白雲台跡。昼なお暗い木曽の山道を過ぎて、渓流を渡りここに登ると、かつてはわずかに白雲の行き交うのが見えたという

西行堂跡。藩祖「頼房(よりふさ)」の時代に、御鞍打師「小野荘兵衛」作の西行法師の木像を安置したことから西行堂と名づけられた

寝覚滝(ねざめのたき)。内庭の池水が滝となって木曽川に流れ落ちる

園内最古の建物「得仁堂」。関東大震災や戦災にも残った唯一の建物

丸屋(まろや)。茅葺で木の柱を使い、田舎の侘びた茶屋の佇まいを表現

不老水。いかなる干ばつでも水が枯れず、いかなる洪水でも溢れだすことがなかった

愛宕坂。京都愛宕山の坂にならって造られたもので、47段の石段からなる。急な方を男坂、緩やかな方を女坂と称す

ツツジ

円月橋。橋が水面に映る形が満月になることが由来の橋

萱門(かやもん)跡。戦災で焼失した

八卦堂(はっけどう)跡。二代光圀7歳の時、将軍家光に謁見したおり「文昌星(もんしょうせい)」像を頂戴した。後に光圀は文学を好むようになり、文昌星を思い起こし八卦堂を造ってその像を安置した

ツワブキ

2023年6月17日時点の菖蒲田。見頃終盤

花菖蒲

田端。二代「光圀(みつくに)」が「嗣子綱條(ししつなただ)」の夫人に農民の苦労を教えようと作った

2023年9月23日時点の田端

2023年3月21日現在の梅林、全て散ってしまった

秋は紅葉が楽しめる。こちらは2019年11月25日時点の大堰川(おおいがわ)

2019年11月25日の大堰川2

2019年11月25日の紅葉

2021年12月12日時点の大堰川。色あせてしまっている

2022年11月27日時点の大堰川。見頃である

大堰川の紅葉、2023年12月10日

大堰川の紅葉2、2023年12月10日

大堰川の紅葉3、2023年12月10日

通天橋からの紅葉、2023年12月10日

得仁堂と紅葉、2023年12月10日

西湖の堤(さいこのつつみ)。中国の勝地杭州「西湖」にかかる堰堤(えんてい)を模した堤

紅葉の見頃は11月下旬〜12月上旬

大泉水の紅葉、2023年12月10日

大泉水の紅葉2、2023年12月10日

延段の紅葉、2023年12月10日

寝覚滝付近の黄葉

2022年11月27日時点の紅葉。見頃である

西門出入口の紅葉

西門出入口の紅葉、2023年12月10日

西門出入口の紅葉2、2023年12月10日

西門出入口の紅葉3、2023年12月10日

西門出入口の紅葉4、2023年12月10日

西門の紅葉、2023年12月10日

涵徳亭付近の紅葉

涵徳亭付近の紅葉、2023年12月10日

涵徳亭と紅葉

涵徳亭と紅葉2

涵徳亭と紅葉、2023年12月10日

屏風岩と紅葉

清水観音堂跡の紅葉

ビル群と紅葉

丸屋の紅葉

丸屋の紅葉、2023年12月10日

丸屋付近の紅葉、2023年12月10日

丸屋付近の紅葉2、2023年12月10日

丸屋付近の紅葉3、2023年12月10日

稲田の紅葉

稲田付近の紅葉、2023年12月10日

稲田付近の紅葉2、2023年12月10日

稲田付近の紅葉3、2023年12月10日

白糸の滝付近の紅葉、2023年12月10日

白糸の滝付近の紅葉2、2023年12月10日

内庭の紅葉

内庭の紅葉2

内庭の紅葉、2023年12月10日

内庭の紅葉2、2023年12月10日

内庭の紅葉3、2023年12月10日

小石川後楽園では9月中旬〜9月下旬頃に彼岸花を見ることができる

大泉水の彼岸花

内庭の彼岸花

彼岸花の時期の内庭

小石川後楽園の南に位置する後楽緑道。歩行者専用の緑地空間で有料エリア外

後楽緑道の途中に展示室がある。これは水戸藩徳川家小石川屋敷跡から出土した石製品で、門柱の台座に使われていたらしい

2024年1月12日(金)〜1月21日(日)、当園初となる夜間特別開園が行われた。東門のみからの入園

ライトアップされた内庭

ライトアップされた唐門

ライトアップされた唐門2

ライトアップされた唐門3

影絵

プロジェクションマッピング

ライトアップされた園内

ライトアップされた園内2

ライトアップされた九八屋

紋切り提灯

唐傘

異形灯籠(いぎょうとうろう)。夜に舟遊びをする際に灯台の役割を果たしていた

来園者に配布されたクリアファイル

甲武鉄道始点の地と飯田町駅跡

こうぶてつどうしてんのちと

いいだまちえきあと

飯田橋駅から約500m


甲武鉄道とは明治時代の鉄道事業者で御茶ノ水を起点に飯田町、新宿を経由して多摩地域を横断し八王子に至る鉄道路線を保有していた。この路線は1906年(明治39年)に国有化され現在の中央本線の一部となる。かつてこの辺り存在した甲武鉄道の飯田町駅は甲武鉄道の東京側のターミナル駅として開業し、起点駅を担っていた。

起点から見る景色。起点には複合商業施設の飯田橋アイガーデンテラスが建っていて、その施設の階段にある

飯田町駅の跡地はホテルや高層マンションなどの開発がされているが、レールでかつての線路を再現し昔の姿を伝えている

東京大神宮

とうきょうだいじんぐう

飯田橋駅から約400m


天照皇大神・豊受大神を主祭神とする神社。1880年に東京における伊勢神宮の遥拝(ようはい)殿として創建され、「東京のお伊勢さま」として親しまれている。日本で初めて神前結婚式を行った神社であることから縁結びのパワースポットとして人気を集めている。

神門

手水舎

境内社の「飯富(いいとみ)稲荷神社」。飯富の名が示す通り衣食住・商売繁昌・家業繁栄の神として広く崇敬される

東京大神宮マツヤサロン。結婚式場である

印刷博物館

いんさつはくぶつかん

飯田橋駅から約850m

江戸川橋駅から約700m


トッパン小石川ビルの地下にある印刷に関する博物館。2000年に凸版印刷が100周年記念事業の一環として開館した。常設展示室では印刷の歴史や現代の印刷、印刷工房では15世紀に確立された活版印刷術に関する機器や資料を展示している。

凸版印刷の本社にあたるトッパン小石川ビルから印刷博物館に入る

展示室

印刷機は大きく3つに分類される。これは平らな板に平らな圧をかける平厚式

平らな板に円筒形の圧胴を押し当てる円圧式

円筒形の版に円筒形の圧胴で加圧する輪転式

カラーの印刷物は黄・紅・藍・黒4色の点の集まりで再現される

騰写版(とうしゃばん)。通称「ガリ版」と呼ばれ、やすりの上に載せたロウ原紙に鉄筆で文字や図を書くことでインキが通る穴ができ、印刷が可能となる

細かい凹状の点に詰めたインキの量によって濃淡を表現するグラビア印刷。写真のような階調表現に適し、フィルム素材にも印刷できる

水と油の関係を利用したオフセット印刷。インキを一度版からゴムブランケットに転写し(off)、それを紙に印刷する(set)

ミュージアムショップ

駿河版(するがばん)活字シュガー。日本最初の銅活字である重要文化財の「駿河版活字」を砂糖菓子で再現したもの

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