所在地
千葉県山武郡芝山町
1日平均乗車人員
芝山鉄道(2018年)約800人
日本一短い路線、芝山鉄道線の終着駅
日本一短い路線といわれる芝山鉄道の駅で、成田空港により寸断されてしまう東西の土地を結ぶ役割を果たしている。未だにに2駅しかなく、延伸の予定はない。
芝山鉄道線は自社で線路を保有し、運送を行う第一種鉄道事業者としては日本一短い路線であり、路線単位で見ると2.2kmを下回る1kmの東武大師線、西武豊島線などがある。芝山鉄道線の運行だが芝山鉄道に乗務員がいないため直通先の京成電鉄に委託している。
SPOT
芝山鉄道線
(上り) |
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日本一短い芝山鉄道。成田空港、芝山仁王尊(観音教寺)の仁王門、埴輪が描かれている。芝山仁王尊は当駅から約9km。火事泥棒除け、厄除けのご利益があるとされている。芝山町は県内有数の古墳密集地であり多くの埴輪が出土する。そのため町内には多数の埴輪像がある。
縦型駅名標
待合室
待合室の中
芝鉄文庫
芝山町にあるはにわ博物館からの寄贈品
広告は成田空港関係が多い
出口
芝山町では埴輪がよく出土する
芝山鉄道グッズを販売しているようだ
改札機には乗車券を入れるところしかない
PASMO・Suica処理連絡票と芝山鉄道線のきっぷ
券売機
芝山鉄道線→京成線連絡きっぷ
路線図
顔出しパネル
ロータリーの中心に埴輪
駅の外から線路の末端部を見る
芝山千代田駅周辺ご案内
緑と大地と「空」がふれあうまち、芝山
芝山鉄道線は成田空港により寸断されてしまう東西の土地を結ぶ。
航空科学博物館
こうくうかがくはくぶつかん
芝山千代田駅から約2km
成田空港の滑走路南ににある日本最初の航空専門の博物館。航空機・実物の客室・エンジンなどの展示を通じて航空機や空港などの仕組みやはたらきを知る。成田国際空港A滑走路の離着陸を眺めながら食事できるレストラン、実際に使われていた管制塔の機材が設置された展望室もある。
アメリカン ヤンキー。超軽量の小型スポーツ機を取り扱うアメリカのスピード社の設計。456機生産された2人乗りの飛行機。日本への輸入は1機のみ
ヒューズ 500 ヘリ。アメリカのヒューズ社が生産した7人乗りヘリコプター。この期待は新日本ヘリコプターで農薬散布などに使用された
シコルスキー S-62 ヘリ。この機体は三菱重工でライセンス生産されたもので、海上保安庁で捜索・救難に使用されていた
SA330 ピューマ ヘリ。この機体は東京消防庁で消防活動や、急患輸送などで使用され「ゆりかもめ」の愛称があった
セスナ 195 朝風号。この機体は朝日新聞社の取材機として活躍していた
空港用科学消防車。航空機災害に対応するための特殊な消火活動ができる仕様
撮影スポット
展示室内
機体の断面図。旅客機の貨物室は胴体内下部にあり、旅客型ジャンボジェットは約25トンの貨物を搭載可能
ジェット輸送機の機体。旅客機は人を運ぶ輸送機であり、貨物機は荷物を積んで運ぶ輸送機で客席はなく、客室にあたる部分の窓もない
コクピット操作部
ボーイング747 コックピット ウィンドシールド。機外との大きな圧力差に耐え、時速900kmでの飛行を可能とする747のウィンドシールドは強化ガラスやアクリルを何層にも重ね非常に丈夫に作られている。1枚数百万円する高価な部品
エマージェンシーチェックボード。客室乗務員が乗務直前のブリーフィングや訓練時に使用していたパネル
コックピット
JT-9Dエンジン。アメリカのP&W社が1968年頃から開発していた大出力のエンジン。747成功の一つの鍵であり、その後の大型の旅客機に広く使われている
ジェット旅客機の客室。ボーイング747のファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミークラスの座席の実物
ファーストクラス
ビジネスクラス
エコノミークラス
ハッピーフライトコクピット。映画「ハッピーフライト」において撮影に使用された操縦席のセット。747-400実機の寸法を計測して実物そっくりに再現されている
客室乗務員訓練用のギャレーとラバトリー。ギャレーとは冷蔵庫やオーブンなどの加熱調理機やコーヒーサーバーなど飲食提供用の設備があるキッチン
パイロットの制服(戦前)
XS-1コクピット。世界で初めて超音速飛行に成功した航空機。1947年にマッハ1を超える速度記録を達成した
成田空港周辺環境MAP。成田空港周辺は「成田空港周辺緑化基本計画」に基づき、周辺地域の立地的特性に合わせて植生や景観を考慮した緑化施設を整備している
地球儀
クウタンと記念撮影。クウタンとは成田空港の公式イメージキャラクター。成田空港にいるヒーロー見習い。男の子で年齢は不明
金属探知機
3階中央棟の展望台
成田空港方面を眺める
空
レストラン「バルーン」で機内食風ランチを食べる
展望展示室から成田空港がよく見える
航空路用管制卓。航空機が安全に飛行できるようにレーダーで誘導するための管制卓
レーダー管制卓。出発機の上昇と到着機の降下がスムーズになるよう、レーダーを使って各航空機の監視・誘導を行う
747セクション41。ボーイング747は「ジャンボジェット」の愛称を持ち、大量輸送時代を築いた大型飛行機。セクション41は機体製造時にボーイング社が機首部分に付けた愛称で、747機体全体の頭脳に当たる特に重要な部分
2023年7月1日〜8月31日の企画展「星形エンジン展」。星形エンジンとはシリンダが円周上に配置されたタイプのエンジン。日本では戦闘機「零戦」などの年代の航空機のエンジンに使われている
ミュージアムショップ
成田空港 空と大地の歴史館
なりたくうこう そらとだいちのれきしかん
芝山千代田駅から約3km
航空科学博物館に隣接。成田空港(新東京国際空港)設立の際に発生した成田空港問題(三里塚闘争)に関する展示を行う資料館。空港ができる前に当地で行われていた農業や戦後開拓の歴史、成田空港反対闘争で使われていたもの、成田空港と地域の共生などを知ることができる。
闘争の時に実際に使われていたヘルメット
反対派が試用していた火炎瓶。瓶の口に詰めた布に点火し投擲する
三里塚空港絶対反対 文字から反対派の強い意志が感じられる
各集落の要所に配置されたドラム缶。緊急時にはこれを叩いて集落の人々を呼び集めた
ひこうきの丘
ひこうきのおか
芝山千代田駅から約3km
成田国際空港A滑走路南側にある航空機の撮影スポット。滑走路から600mと近い。上空を世界各国の航空機が飛び交い、航空機の大きさやエンジン音を間近で体験する事ができる。芝山町の成田空港A滑走路南側一体は航空機を眺めながら芝山町の食や自然などを楽しめるフィールド「スカイパークしばやま」に指定されている。
空
飛行機が離着陸する姿を近くで見られる
丘から航空科学博物館が見える
トイレ
ワールドフレーバーカフェ
空の駅 風和里しばやま
そらのえき ふわりしばやま
芝山千代田駅から約3km
道の駅 風和里しばやまの姉妹店。芝山町の農産物、土産物などを取り扱う憩いの場。レストランやバーベキューガーデンも備える。近くにはグリーンポート エコ・アグリパークという成田空港の所有物である自然公園がある。
ビーチB99実験用航空機。電子航法研究所で試作・開発された航空管制に関するシステムについて、実際に飛行して実験や評価試験をするために試用された
シャトルシステム。成田空港第2旅客ターミナルビルの本館とサテライトを結ぶ旅客輸送を目的とした輸送手段で、空港として世界で初めてであると共に、日本で始めて採用された空気浮上方式の新交通システムだった。平成25年9月に役目を終え4両の内2両が芝山町に保存されることになった
グリーンポート エコ・アグリパーク。成田空港は騒音対策の一環から空港周辺に多くの土地を所有している。これらの土地の有効活用の一環として東京ドーム約4個分の自然公園をオープンした
芝山町産のブルーベリーを使用したクッキー
しばっこ焼き。芝山町産ブルーベリーあんのどら焼き
古代米みるくまん
道の駅 風和里しばやま
みちのえき ふわりしばやま
芝山千代田駅から約7.5km
空の駅 風和里しばやまの姉妹店。300名に及ぶ地元の生産者が丹精込めて育てた農産物・加工品が直売所に並ぶ。
「風和里」とは自然があふれ農の世界が広がる町、のどかな風の吹く町、世界の風の伝わる街(風)。人の心和む町、世界に近い町(和)。世界の隣で人、モノ、文化の集うふるさと(里)という意味が込められている。
芝山町の「しばっこくん」
人気No1であり当駅のオリジナル商品の「古代米バウムクーヘン」。芝山町産の黒米(古代米)と千葉県産コシヒカリの米粉100%のオリジナルバウムクーヘン
芝山鉄道 | ||
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駅構造 | 高架駅 | |
ホーム |
1面1線 |
|
開業日 |
2002年(平成14年) |
|
路線 | ||
芝山鉄道線 | ||
駅番号 | SR01 | |
キロ程 |
2.2km |
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東成田 |
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年度別1日平均乗車人員 | ||
2002年 芝山鉄道芝山鉄道線開業 | ||
2002年 | 480 | |
2005年 | 580 | |
2010年 | 1,050 | |
2015年 | 750 | |
2018年 | 800 |
※2021年7月現在の配線図です。
番線 | 路線 | 行き先 | 有効長 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 芝山鉄道線 | 京成成田・京成上野・押上・ 都営浅草線・京急線方面 |
8 |
芝山鉄道線
土休日 2020年12月現在
成田空港は広大な敷地であるがゆえに、東西の土地の移動を妨げているという問題がありますが2002年にその交通事情を鉄道で緩和するために第三セクター方式で芝山鉄道株式会社が設立されました。当時の京成本線(現東成田線)を延伸する形で芝山鉄道線を開業させましたが、どうやら日本一短い鉄道路線のようで?
2002年に芝山鉄道線が開業して以来、現在も延伸することない芝山鉄道線。延伸想定がないわけではなく、芝山千代田から芝山中心部、横芝、松尾を経由して太平洋側の九十九里浜にある蓮沼地域への延伸想定があります。それまでの代替処置として空港シャトルバスも運行されているようです。
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