所在地
福島県いわき市
1日平均乗車人員
JR東日本(2021年)約1,780人
2面3線ホームだが特急ひたちは全て当駅に停車するため通過列車がなく、3番線に関しては定期列車が1本しかない。また特急ひたちは「泉」〜「いわき」〜「相馬」までの特急停車駅にすべて停車する、という特徴がある。
3番線の外側に複数の側線が引かれ、湯本寄りに貨物線である福島臨海鉄道の本線が約5km先の小名浜駅まで延びている。定期貨物列車として信越本線「安中駅」から亜鉛鉱石の輸送がある。
いわき市小名浜地区の最寄り駅。小名浜地区は福島県最大の港、小名浜港や東北地方最大級の水族館「アクアマリンふくしま」などがある観光地となっている。
常磐線
(上り) |
(下り) |
いわきマリンタワー。タワーのある三崎公園は遠いので当駅からバスに載る。いわきマリンタワーは海上46mの大地に建つ高さ59.99mの展望塔。海抜106mの展望室からいわき市や太平洋を一望できる。花火が描かれているがこれはアクアマリンパークで開催されるいわき花火大会。
縦型駅名標
側線
イオンモールへの案内
待合所
ようこそ、泉駅へ。
改札内のトイレ
常磐線全線運転再開
改札内の待合室
2・3番線
ようこそ小名浜マリンパークへ
北口は住宅街
駅前にボラード
北口駅舎
階段を下りる
ようこそ泉町へ
駅前のベンチ
泉駅の文字
アクアマリンふくしま
いわき・ら・ら・ミュウ
小名浜駅跡
三崎公園・いわきマリンタワー
JR東日本 | ||
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駅構造 | 地上駅・橋上駅 | |
ホーム |
2面3線 |
|
開業日 |
1897年(明治30年) |
|
運営形態 | 業務委託駅 | |
路線 | ||
常磐線 | ||
キロ程 |
195km |
|
植田 |
湯本 |
|
年度別1日平均乗車人員 | ||
2000年 | 2,290 | |
2005年 | 2,070 | |
2010年 | 2,050 | |
2015年 | 2,450 | |
2019年 | 2,340 | |
2020年 | 1,790 | |
2021年 | 1,780 |
※2021年7月現在の配線図です。
番線 | 路線 | 行き先 | 有効長 | 備考 |
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1 | 常磐線 | 日立・水戸・ 上野・東京・品川方面 |
- | |
2 | 常磐線 | いわき・原ノ町方面 | - | |
3 | 常磐線 | いわき・原ノ町方面 | - |
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泉駅は常磐線だけの単独駅・・・ではなく福島臨海鉄道と呼ばれる貨物事業者の路線が乗り入れている。
この福島臨海鉄道が運営する福島臨海鉄道本線は泉駅から南東にある、太平洋に面する小名浜地区の小名浜駅まで繋がっている。路線距離は4.8km、全線非電化、単線の路線である。
貨物のみで旅客営業は行わない。以前は小名浜で開かれる花火大会などのイベントに合わせて臨時列車を運行していたことはある。2007年以降は行われていないようだ。
前身は小名浜地区の製塩所の製品を運ぶための馬車鉄道で、1916年に開業した。当時は旅客営業も行っていたようだ。1918年には小名浜から東にある江名地区から水産物の運送を行うために「小名浜」〜「江名」間を開業させた。
しかし漁獲量が落ち込み貨物輸送量が減少すると経営難に陥り「小名浜」〜「江名」間が1936年に廃止。1941年には新たに常磐線と直通できる軌道が新設され、かつての馬車鉄道は廃止された。
1953年、一度廃止となった「小名浜」〜「江名」間の間に栄町駅を開業し、「栄町」〜「江名」間は江名鉄道という形で復活を果たした。「小名浜」〜「栄町」間は当時の福島臨海鉄道である小名浜臨港鉄道が延伸する形で開業する。
江名鉄道は自社の車両を保有せず、営業管理も小名浜臨港鉄道に委託していたようだ。福島臨海鉄道は「泉」〜「江名」間の直通運転を開始したもののバスとの競合で負けてしまったただけでなく、1965年に台風の被害を受け江名鉄道は休止となる。直通運転も廃止され江名鉄道は1968年をもって廃止となった。1972年には開業当時から行っていた旅客営業を廃止し貨物のみを取り扱う貨物専業鉄道になる。
時は進み2011年3月11日。東日本大震災が発生し、海に面する小名浜地区は津波の被害を受ける。貨物輸送網の復旧は地域経済の復興上重要なインフラであり、急務で復興が進められ2012年1月13日に全線で再開した。しかし小名浜駅の復興工事に伴って同地域の区画整理が行われることになり、2015年1月13日に小名浜駅は西に約600m移転する。
かつての小名浜駅跡地にはイオンモールいわき小名浜駅が建設されたが、ここに小名浜駅があったことを伝えるために、昭和40年代に活躍した機関車の動輪をモニュメントとして設置したのだった。
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