所在地
福島県いわき市
1日平均乗車人員
JR東日本(2021年)約1,450人
2面3線ホームを持つが当駅には全ての特急ひたちが停車するために3番線の定期列車は1日1本のみ。駅舎側1番線下りホームには足湯が設けられている。発車メロディは「シャボン玉」だが作詞家「野口雨情」が痔の湯治のためにいわき湯本温泉を訪れ、そのまま3年半をこの地で暮らした事のゆえんである。
いわき市湯元温泉の最寄り駅で、駅周辺は温泉街。西側には東北地方で最も集客力のあるリゾート施設「スパリゾートハワイアンズ」が立地する。
常磐線
(上り) |
(下り) |
常磐線唯一の温泉観光の駅。湯本駅周辺のいわき市湯本地区は駅前から山側に向かって温泉街が広がっている。明治時代初期に常磐炭田の採掘が始まると坑内から温泉が多く涌き出て、石炭産業が斜陽化するとこれを利用して「いわき湯本温泉」という観光業に転換を遂げた経歴がある。因みに湯量は毎分5トンと世界屈指の量。道後温泉・有馬温泉と並んで日本三大古泉と呼ばれる名湯である。
常磐線唯一の温泉観光の駅。塩屋崎灯台、スパリゾートハワイアンズのフラガール、さはこの湯が描かれている。さはこの湯は当駅から徒歩約9分、平安時代から湧くとされる最古の温泉のひとつ。日帰りの温泉施設である。建物は江戸末期の建物様式を再現した情緒あふれるもの。
駅名標2
縦型駅名標2
足湯
フラガール
ベンチに座る女性
恐竜
ムコナくん
ムコナくんとアンコウ
待合室
トイレ
「ようこそ湯の里へ」と書かれた碑
いわき湯本温泉記
足湯でインターホンを押すことによって飲み物を注文できる。アルコールもある
改札
みどりの窓口があった頃の改札
みどりの窓口のフォントが異なっている
2階のフリースペース
スピーカーからはハワイアンな音楽が流れている
YUMOTOオブジェ
ようこそ湯本温泉郷へ
駅前にある足湯
駅の看板
跨線橋を渡って駅の反対側は県道20号線
いわき市考古資料館
いわきしこうこしりょうかん
湯本駅から約3km
旧石器時代から江戸時代までいわき市内の遺跡から出土した約1500点の土器などを展示する資料館。企画展示室ではいわき市関連に限らず様々なテーマの企画展を行っている。入館料は無料。
常設展示室
縄文土器。土器の表面につけられた縄目の模様から縄文土器と呼ばれている。そして縄文土器が使われる時代を縄文時代と呼んでいる
弥生土器。縄文土器より高温で焼かれるため薄くて硬く、模様がないのが特徴
古代の土器は土師器(はじき)と須恵器(すえき)と呼ばれている。土師器は弥生土器の伝統を受け継いだ素焼きの土器で模様がない、須恵器は朝鮮半島からの渡来人によって伝えられ、ろくろを用いて窯で焼くため青褐色で硬く仕上がっている
薄磯貝塚。縄文時代後半から終わり頃に作られた貝塚で、貝殻のカルシウム成分のおかげで縄文人が食べた貝や動物、魚の骨がそのまま残る
犬は縄文時代から家畜として村中で多く飼われていた。猟犬として野山を走り、狩りの手助けを行っていた
素焼きの皿を指す「かわらけ」。鎌倉時代以降に作られ、家を建てるなどの儀式や宴席での使い捨て容器として用いられていた
縄文時代には使い道の不明な道具がある。粘土を焼いて作った土偶は病気やけがの身代わりとする説がある
縄文時代には頭・耳・首・腕・胴を飾るアクセサリーが出現している。美しい石、動物の牙や貝殻などが使われており、権威のシンボルであったりお守りのような役割があったと考えられている
企画展示室
令和4年度、第3回企画展「いわきの縄文時代を探る 貝塚に学ぶ」
地球温暖化か進んだ縄文時代、人々が積極的に海洋に進出したことで貝塚が出現する。貝塚は集落のゴミ捨て場で食べ終えた貝の殻、動物や魚の骨を始め、壊れた土器や石器などの道具類も捨てられた
貝塚から見つかった腕輪。装身具は呪術的な意味を持ち通過儀礼などに使用された
JR東日本 | ||
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駅構造 | 地上駅 | |
ホーム |
2面3線 |
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開業日 |
1897年(明治30年) |
|
運営形態 | 業務委託駅 | |
路線 | ||
常磐線 | ||
キロ程 |
201.5km |
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泉 |
内郷 |
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年度別1日平均乗車人員 | ||
2000年 | 3,280 | |
2005年 | 2,380 | |
2010年 | 2,000 | |
2015年 | 2,230 | |
2019年 | 1,920 | |
2020年 | 1,480 | |
2021年 | 1,450 |
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