六町

ろくちょう

Rokucho

朝ラッシュの上り列車に限り、区間快速が停車

所在地

東京都足立区

1日平均乗車人員

首都圏新都市鉄道(2021年)約13,300人

Train line

つくばエクスプレス

上り
秋葉原方面

下り
守谷・つくば方面

通勤快速

区間快速(平日)

普通

どんな駅?

当駅は停車する種別が特殊で普通列車と通勤快速、平日朝(7時〜8時台)の区間快速が停車する。土休日ダイヤは通勤快速がないため普通列車しか停車しない。三郷中央駅とは千鳥停車の関係にあり、平日夕方のみ運行される通勤快速は当駅に停車して三郷中央駅を通過、区間快速は当駅を通過して三郷中央駅に停車する方法で列車の混雑を平準化している。

 

普段通過する区間快速は朝ラッシュ時のみ当駅に停車するが、これは当駅の利用客が激増したために区間快速が通過すると次の普通列車に利用客が集中し、遅延のもとになるため。その影響で朝ラッシュの上り列車には快速と通勤快速がない。

首都圏新都市鉄道
 

路線

つくば
エクスプレス

秋葉原起点
12km

 

 

駅構造 地下駅

 

ホーム 1面2線

 

開業日 2005年(平成17年)8月24日

 

Stamp

設置場所 改札外
備考 ARUKU de TX沿線ウォーキング(2023・2024)による限定設置

足立区生物園。「ARUKU de(あるくで) TX沿線ウォーキング」開催に伴い設置。六町駅から八潮駅まで約10.7km、所有時間約3時間30分。東京と埼玉の境に広がる古社と水郷エリア、というもの。足立区生物園はTX「六町駅」から徒歩約28分、東武スカイツリーライン「竹ノ塚駅」から徒歩約23分。元渕江公園にある生物園。500匹以上のチョウが舞う大温室が見所。

Gallery

駅名標

駅名標とまわりのタイルを合わせて「六」の字になるようなデザイン

青色バージョン

ホーム。停車種別が少々特殊。平日朝上り(秋葉原方面)に限り区間快速が停車。平日夕方下り(つくば方面)に運行される通勤快速が停車する。土休日ダイヤは普通のみ停車

改札。階段・エスカレーターは踊り場を一つ挟む

A1・A2出入口周辺。六町駅南交差点。ロータリーはA1出入口にある。つくばエクスプレスの開業に伴い開発が進んでいる地域。開業前は同じ足立区の青井駅共々陸の孤島だった

A2出入口

A3出入口周辺。六町駅前交差点。A1・A2出入口の北

A3出入口

駅の看板

Spot

足立区生物園

あだちくせいぶつえん

六町駅から約2km

竹ノ塚駅から約2km


元渕江公園内にある生物園。昆虫・魚類・哺乳類など様々な生き物を80種類以上を飼育し屋外では動物との触れ合いが楽しめる。また1階と2階が吹き抜けとなった大温室があり、500匹以上のチョウが舞う当園の人気スポットとなっている。

金魚の大水槽

ベンケイガニ

トウキョウダルマガエル

ウツボ

ミズクラゲ

カゴカキダイ

アメリカカブトガニ

イガグリガニ

ケヅメリクガメ

ミンダナオミズオオトカゲ

ヘラクレスオオカブト

オオカンガルー

日本の里山を再現した里山ドーム

里山ドームの中で昆虫を探す

たくさんのチョウが舞う大温室

オオゴマダラ

吸蜜皿に集まる

ミュージアムショップでは限定グッズを販売。左はビルマニシキヘビの本革

草加せんべい、ケヅメリクガメのたまご(きなこチョコレート)

足立区生物園のある元渕江公園

元渕江公園の釣り池

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Column

3駅しか通過しない区間快速

 

 

つくばエクスプレスの列車種別には普通・区間快速・通勤快速・快速の4種類がある。速達性は遅い順から普通→快速だ。

 

その内区間快速は基本的に1時間に2本運行され通過駅は青井・六町・流山セントラルパーク・柏たなかの4駅のみ。20駅中通過駅4駅と少ないが沿線人口が多い故にそんなに通過していられないのだろう。

 

しかし平日の朝の通勤時間帯、秋葉原方面の上り列車に限り六町が停車駅に加わる。これにより区間快速の通過駅は3駅しかなくなってしまうのだ。

 

 

なぜ朝の通勤時間帯のみ区間快速が六町駅に停車するのか、理由は単純で駅の利用客が増えすぎたからである。

 

当たり前だが駅に電車が止まらないとホームが人で溢れかえってしまう。電車を通過させるというのはその駅の電車の本数を減らすのと同じだ。次の電車が来るまで待ち時間が発生する。

 

ホームに人が増えすぎると乗降に時間がかかり、遅延を引き起こす原因になる。六町駅の隣の青井駅も区間快速が止まらないため電車内はさらに混雑してしまう。

 

 

六町駅の利用客増加は著しい。TXが開業した2005念は5千人ほどだったが、2010年には1万人を突破し開業当時の2倍に膨れ上がっている。TXが開業する前この辺りは鉄道空白地帯だったために六町駅に利用客が集中しているのだろう。

 

六町駅に限らずTXの利用客増加は留まることを知らない。沿線はマンションなどの建設が相次ぎ途中駅の利用客は増え続ける。

 

TXのアイデンティティである秋葉原駅からつくば駅まで最速45分は快速によるものだったが利用客が増えすぎた結果、朝ラッシュの快速運転は縮小、2012年には朝ラッシュの快速がなくなり停車駅が増えた通勤快速を新設、しかし2020年に通勤快速はなくなる。さらに朝ラッシュの上り区間快速は六町駅の停車を開始する。

 

これにより朝ラッシュの最速列車種別は区間快速になり、六町駅停車込みでつくば駅から秋葉原駅までの所有時間は約1時間まで延びてしまった。ここまで停車駅が多いと区間快速の速達性があまり感じられないが混雑緩和のため仕方のないことだろう。

 

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