葛西

かさい

Kasai

(地下鉄博物館前)

地下鉄を専門に扱う地下鉄博物館

所在地

東京都江戸川区

1日平均乗車人員

東京メトロ(2019年)約53,400人

Train line

東京メトロ東西線

A線
日本橋・大手町・
中野・三鷹方面

B線
西船橋・津田沼・
東葉勝田台方面

通勤快速

各駅停車

どんな駅?

2面2線ホーム。ホームと接する副本線の内側に快速が通過する本線を持ち、日中の快速は全て当駅で先行する各駅停車を追い抜く。本線の浦安寄りに片渡り線があり、ダイヤ乱れなどの非常時には、2番線の上り中野方面列車が下り西船橋方面に折り返しが可能となっている。

 

高架下に東京メトログループ関連財団である「メトロ文化財団」が運営する地下鉄博物館が立地。当駅は副駅名として「地下鉄博物館前」を名乗っている。

東京メトロ
 

路線

東西線

中野起点
20.9km

 

 

駅構造 高架駅

 

ホーム 2面2線

 

開業日 1969年(昭和44年)3月29日

 

Track wiring

葛西

※2022年6月現在の配線図です。

Time table

Stamp

設置場所 改札外
備考 東京メトロ全駅スタンプラリーのポスターのQRコードを読み取り取得

地下鉄博物館。QRコードを読み取り取得するデジタルスタンプ。葛西駅高架下にある地下鉄専門の博物館。スタンプには博物館に保存されている丸ノ内線開業当初の300形、銀座線開業当初の1000形が描かれる。1000形は日本初の地下鉄車両で鉄道用電気車両としては初の国の重要文化財に指定されている。

Gallery

駅名標

駅名標2

駅名標3

ホーム。各駅停車が当駅で快速の通過待ちを行うことが多い

2021年12月4日よりホームドア供用開始。東西線地上区間初の設置駅

2024年5月11日(土)〜5月12日(日)の南砂町駅改良工事の時、B線(下り線)の通過線に15000系1編成が留置されていた

地下鉄博物館の広告

南砂町駅改良工事の時、2番線が西船橋行き、1番線が西葛西行きのホームとして使用された

1番線西葛西行き

2番線西船橋行き

南砂町駅改良工事の時、発車番線が上下逆になり、1番線の発車標には2番線と貼られた

2番線の発車標には1番線と貼られた

中央改札口

南砂町駅改良工事の為、東陽町〜西葛西間の電車が運休いたします。

駅出入口

駅前は都道318号線、バスターミナル、地下鉄博物館

巨大な風車。風力発電の役割がある

中野方面ホーム、ホーム浦安寄りに地下鉄博物館方面改札

地下鉄博物館口前のペデストリアンデッキ

ステンドグラス

地下鉄博物館側の出入口

駅の看板

Spot

地下鉄博物館

ちかてつはくぶつかん

葛西駅前


葛西駅の高架下にある地下鉄専門の博物館。通称「ちかはく」。東京メトロ(東京地下鉄株式会社)のグループ関連財団である「公益財団法人メトロ文化財団」が運営する。地下鉄の歴史や技術、運転シミュレーター、ジオラマなどの展示がある。

地下鉄の台車と、開館当時(1986年)に営業していた都営地下鉄を含む10地下鉄路線のラインカラーをあしらったレリーフ

入場ゲート。券売機で買った入場券を自動改札機に入れて入るこだわり仕様

丸ノ内線「中野新橋駅」で使われていた自動券売機。営団線全線・国鉄線・小田急線と運賃の数字は1984年当時のもの。営団線全線はおとな1人120円

乗車券用紙(ロール紙)。約5000枚に相当する乗車券が発行できる

集改札ボックス。自動改札機が設置される前、駅員がこのボックスに入りお客様が入場する際に乗車券を確認、受け取ったりする仕事に使用されていた

1954年(昭和29年)、丸ノ内線「池袋」〜「御茶ノ水」間の開業に合わせて製造された300形

池袋

300形の車内

早川徳次(はやかわのりつぐ)。東京の発展には地下鉄が必要だと考え、欧米各地の地下鉄を調査し日本に帰国。自ら地質や湧水量、交通量の調査、協力者や資金を集めて東京地下鉄道株式会社を創設する。1927年に日本最初の地下鉄「上野」〜「浅草」間を開通させた

帝都高速度交通営団の最初のマークが入ったマンホール。電車用電力等の受電のため、地下鉄丸ノ内線新大塚変電所への送電を行っていた。1960年にSマークが登場するまで帝都高速度交通営団のシンボルマークとして使われていた

直流600vの電流を電車に送り続けた第三軌条(サードレール)。1927年12月30日に日本初の地下鉄「上野」〜「浅草」間開業時に設置され、1993年9月までの約66年間、一度も交換されることなく使用されていた。

東洋初の地下鉄開通記念ポスターの複製品

1927年(昭和2年)、東洋で初となる地下鉄が「上野」〜「浅草」間に開業した時に使用されていた日本初の地下鉄車両1001号車

サイドボード

1927年の上野駅のプラットホーム。当時の上野駅から一部を移設し復元したもの

駅名標

日本最初の地下鉄で使われていたターンスタイルの自動改札機。当時の運賃は10銭均一で切符の購入はなく、直接10銭硬貨を入れて通っていた

地下鉄東西線「高田馬場」〜「九段下」間開通記念。1964年12月23日

地下鉄東西線全通記念。1969年3月29日

ボタンを押してパンタグラフの上げ下げができる

トンネルを掘っていると思わぬ発見がある。丸ノ内線の御茶ノ水駅付近の工事中に縄文土器の発掘、江戸時代の陶器や上水道に使われた木製の水道管(木樋)が出土している。日比谷線の三ノ輪駅付近では5万年前のナウマン象の骨と歯が発見されている

有楽町線の小竹向原駅から氷川台駅間の氷川台2工区におけるシールド工事に使用されたシールドジャッキ。シールド機械後部に取り付け、セグメントを反力台としてシールド機械を200トンの推進力で押し進める

半蔵門線の九段下駅から半蔵門駅間999mの掘削に使用されたカッタービット。シールド機械の前面にある掘削するためのカッターデスクに取り付けられた爪

軌道モーターカー。夜中に保守作業員の輸送、機材の運搬およびレールに流れるATC用信号電流の測定などに使われる

副都心線の「東新宿」〜「新宿三丁目」間のシールドトンネル工事で使用されたシールドマシンカッターディスク

電車がトンネル内を走行するには様々な施設や設備が必要である

100形車両。東京高速鉄道株式会社が「渋谷」〜「新橋」間の地下鉄開業に備えて1938年に製作したもの。営団地下鉄となった後はオレンジに塗られて、1968年まで銀座線で活躍していた

渋谷新橋間

車内

運転席

東京メトロ01系。当時の銀座線は戦前に製造された車両が現役で使用されているなど近代化が送れていたため、01系はこれらの車両の更新のために導入された

01系の車内案内表示器

巨大なジオラマ

2023年6月6日〜9月3日に特別展「懐かしの営団地下鉄Sマーク展」が開催。営団地下鉄で使用されたSマークは地下鉄の英語「SUBWAY(サブウェイ)」の頭文字をもとにデザインされた

Sマークは営団地下鉄が標榜する交通機関としての4つの要件「安全(SAFETY)」「正確(SECURITY)」「迅速(SPEED)」「サービス(SERVICE)」を表すシンボルであった

銀座駅

メトロカード券売機

東陽町駅

王子神谷駅

営団地下鉄本社ビル壁面に設置されていた実際のSマーク。2004年の民営化に伴ってSマークは東京メトロのハートMに付け替えられた

メトロカード

スライスレール

地下鉄路線図

襟章

腕章

運動バッジ

券売機の案内板

マナーポスター「YOUタン(痰)禁止」。痰やつばの吐き捨て禁止を呼びかけるポスター

未使用の「たんつぼ」。当時は喫煙が可能だったこともあり、駅構内の空気が悪かった

ミュージアムショップでは「ちかはくオリジナルグッズ」を販売

ミュージアムショップ2

原木中山キーホルダー

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