八千代緑が丘
やちよみどりがおか
Yachiyo-midorigaoka
東葉高速線開業で急速な開発が進んだ地
千葉県八千代市
東葉高速鉄道(2019年)約20,500人
東葉高速線
上り
西船橋・
大手町・中野方面
下り
東葉勝田台方面
東葉高速鉄道
東葉高速線(西船橋起点)11km
開業日 1996年(平成8年)4月27日
駅周辺
この辺りは長年の間鉄道空白地帯だったが、1996年に東葉高速線が開業したことにより駅周辺は急速に開発が進んだ。東葉高速鉄道の本社や車両基地の最寄り駅でもある。
東葉高速線
2面4線ホームで八千代中央寄りに八千代緑が丘車両基地の入出庫線を持つ。駅の構造上折り返しは同一ホームでできず、一度車庫側に引き上げてから反対側のホームに転線しなければならない。手間を要するためか当駅折り返しの列車は設定されていない。
出典「配線略図.net」https://www.haisenryakuzu.net/
設置場所 | 改札外 |
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備考 | スマートフォンアプリ「エキタグ」のNFCタグを読み取り取得 |
バラ。八千代市の花バラは市制30周年を記念し市民投稿によって市の花に制定。そして当駅から徒歩約20分地点には国内最大級のバラ園京成バラ園が立地している。1600品種、10000株のバラがあり5月中旬から6月上旬までの春バラ、10月中旬から11月上旬の秋バラは特に多く咲く。
駅名標。公園都市とはこの辺りの住宅地の事
縦型駅名標。東葉高速線単独駅最多の利用客を記録する駅
縦型駅名標2。開業時から利用客減少の陰りを見せず増加を続けている。新型コロナウイルスの影響で一時期減少したが、回復し続けている
ホーム。車両基地のある駅なので立派な2面4線。わずかに当駅発着あり
ふるさと産品。八千代市の名産など
改札。改札内にデイリーヤマザキあり
南口。駅周辺は東葉高速線開業前から開発が進められた場所。駅からイオンモール八千代緑が丘に直結。街づくりの記念モニュメント「シンフォニー」が印象的
北口にはロータリーがある。商業施設の「公園都市プラザ」や高層マンションが立地。京成バラ園まで徒歩約20分。徒歩約5分の高架下に東葉高速鉄道の本社あり
駅の看板
京成バラ園
けいせいバラえん
八千代緑が丘駅から約2km
1600品種、10000株のバラが咲く国内最大級のバラ園。「世界に誇れるバラの作出と日本にバラの文化を広めたい」という思いから1959年に京成バラ園は設立され、世界のバラコンクールにおいて数多くの賞を受賞し、京成バラ園が作出したバラを世界に広めてきた。バラをポールなどで美しく見せる演出はファッション誌などの撮影に多く利用されている。
バラの見ごろは5月〜6月、10月〜11月
園内の広さは3万平方メートル。2020年11月
2022年5月21日、春バラが見頃
バラのアーチ
ベルばら(ベルサイユのばら)のテラス
ロザリー ラ モリエール
アンドレ グランディエ
フェルゼン伯爵
エデンの泉。2020年11月
エデンの泉。2022年5月21日
エデンの泉に色とりどりのバラが浮かべられている
賛美(さんび)
バレンシア
ロイヤル ハイネス
結愛(ゆあ)
シュペールバルク
ディズニーランドローズ
ピーチ メイアンディナ
エクスプルワ
さらさ
ふれ太鼓
ゴールデン ボーダー
恋人の聖地に認定
愛のローズガゼボ
自然風庭園
光とバラのインスタレーション
メリーゴーランド「ブリリアントツリー」
カフェパティオのバラのソフトクリーム
やちよスパイス食堂(和風ポークカレー 梨ver)
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※上図は再現したものです。
東葉高速線は東京メトロ東西線と終日直通運転を行い、快速や通勤快速といった上位の列車種別が運行されている。が、快速運転を行うのは東西線内だけであって東葉高速線内は各駅に停車する。
実は1999年12月〜2014年3月までの間は東西線の快速運転に加えて東葉高速線内も快速運転を行う「東葉快速」なるものが存在していた。「東快」とも呼ばれていたようだ。
停車駅は東西線内が中野〜東陽町までの各駅、浦安・西船橋・北習志野・八千代緑が丘・東葉勝田台である。東葉高速線内の停車駅は4駅とかなり絞り、速達性を意識しているようだ。
東葉高速線内の東葉快速停車駅(赤太字に停車)
西船橋-東海神-飯山満-北習志野-船橋日大前-八千代緑が丘-八千代中央-村上-東葉勝田台
平日の朝の上り(西船橋)方面と夕方の下り(東葉勝田台)方面に設定され、西船橋駅から東葉勝田台駅まで約17分となっている。同区間を各駅停車(快速・通勤快速)で行くと約20分である。
うん?5駅も通過しているのに所有時間が3分ほどしか変わらない。なぜだろう?
これは東葉快速通過駅の通過速度が60kmに制限されていることが原因である。安全上の問題なのかはわからないが、この速度制限により通過駅に来たら減速しなけれならない。
これが原因で時短効果がほとんどないのだ。さらに通過駅では通勤時間帯なのに関わらず、次の列車まで10分以上間隔が空いてしまうという事態が発生していた。この通過で次の列車に利用客が集中する形となり、混雑や遅延を引き起こす原因となっていた。
東葉快速の設定本数は新設時の1999年が上下2本ずつ、2007年で上下4本ずつ。
2008年からは通過後の列車の集中により上下2本に削減、2009年には朝の上り東葉快速が廃止され夕方の下り4本に、2014年には下り東葉快速通過駅の利用客が増加していることからダイヤ改正で完全に廃止となったのだった。こうして東葉高速線は全て各駅停車の路線になった。
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