川間
かわま
Kawama
千葉県最北端の駅、関宿地区の玄関口
千葉県野田市
東武鉄道(2021年)約14,100人
東武アーバンパークライン
上り
春日部・
岩槻・大宮方面
下り
流山おおたかの森・
柏・船橋方面
急行
区間急行
普通
東武鉄道
千葉県最北端の駅。駅名の「川間」とは江戸川と利根川の間に位置していた「川間村」に基づき命名されている。
駅周辺
千葉県最北端の駅ではあるが、地図上での千葉県最北端にあたる関宿地区までは当駅から15km以上ある。関宿地区までの路線バスだが当駅から毎時4本とそれなりに多く当駅からの他、埼玉県の東武動物公園駅や春日部駅からも毎時2〜3本のバスが発着している。
路線
野田線
大宮起点
22.9km
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
開業日 1930年(昭和5年)10月1日
駅名標
縦型駅名標
ホーム。駅出入口から線路下の通路を進み、南桜井寄りの改札から入る。階段の上り下りは避けられない
改札。先にホームが見えるため駆け込み乗車を誘発しやすそうな構造。トイレは改札の外
きけん かけこみ禁止はやめましょう
北口ロータリー。野田市関宿地区の玄関口として、同地区への路線バスが発着する
北口駅舎
南口ロータリー。住宅街。西に徒歩約10分地点は江戸川で、春になると菜の花が美しい
駅の看板
関宿城博物館
せきやどじょうはくぶつかん
川間駅から約16km
現在の千葉県最北端の利根川と江戸川の分岐点に位置し、関東の水運の要地を担っていたお城。現在の関宿城は天守閣を再現した博物館となっている。水運や河川改修、関宿城の歴史についての展示がある。
利根川水運の主役を担っていた高瀬船
4階は展望室
4階から見える景色
筑波山が見える
茨城県五霞町と境町を結ぶ首都圏中央連絡自動車道
川底の土砂を取り除く浚渫船(しゅんせつせん)
浚渫船とは違い陸上も走行できる水路浚渫機。浅いところでも土砂を取り除ける
土産物店を兼ねた休憩所
中の島公園
なかのじまこうえん
川間駅から約16km
関宿城博物館付近、江戸川に隣接する公園。江戸川には関宿水門があり利根川から江戸川へ入る水量を調整する役割がある。公園内には多くの花や樹木に加え、江戸川に関する屋外展示がいくつかある。地理的に千葉県野田市に見えるがここは茨城県五霞町。
江戸川にある関宿水閘門(せきやどすいこうもん)。利根川から江戸川に流れる水量を調整する。昔は船の運行のために水位を調整する閘門の役割があった
関宿水門上流水位観測所。ここで観測された江戸川の水位はデータとして送信されインターネットなどで見ることができる
利根川の治水工事には多くの排土が出るため、その土をトロッコで運んでいた。この藤棚は当時使われていたトロッコのレールでできている
棒出しの石。川の両岸からこの石を大量に打ち込んで川幅を狭め、江戸川に流入する水量を減少させることにより水害を防ぐ
治水工事に使われたバケット
鈴木貫太郎記念館
すずきかんたろうきねんかん
川間駅から約14km
第42代内閣総理大臣を務めた鈴木貫太郎に関する展示を行う。鈴木貫太郎は海軍の軍人でありながら政治家であり、第二次世界大戦を終戦へと導いた。1948年に現在の千葉県野田市で亡くなった。入館料は無料、写真撮影は不可。
鈴木貫太郎翁終焉の地
鈴木貫太郎翁邸跡。ここの隣に記念館が建つ
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東武アーバンパークライン「川間駅」は千葉県最北端の駅となる。駅としては最北端だが、場所的に15km以上北に千葉県が広がっている。今回は千葉県最北端の地がどのような場所なのか気になったのでバスで行ってみた。
というわけでやってきました、ここが千葉県最北端の地です。チーバ君で例えるなら鼻の先っちょです。
目の前は利根川と江戸川の合流、分岐点となっています。それ以外は・・・・・何もない!!
通って来た道もこんな感じです。こんなところ、興味本位以外で来る人はいません。
チーバ君を見てみましょう。私は今、ここに立っています。あの何もない場所が紛れもなく千葉県最北端なのです!!
・・・・・だと思った?実はここ、千葉県じゃない。
チーバ君の鼻先の市町村を見てみましょう。なんとチーバ君の鼻先は茨城県五霞町なのです。さきほど立っていた場所は千葉県ではなく茨城県だったのです!!
この場所の近くには関宿城博物館が立地していて、その博物館付近に県境があるのだ。
千葉県は全て川が県境なんじゃない、陸で繋がっている。
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