北初富
きたはつとみ
Kita-Hatsutomi
かつて北総線と相互直通運転を行っていた駅
千葉県鎌ケ谷市
新京成電鉄(2017年)約2,660人
新京成線
上り
八柱・松戸方面
下り
新鎌ヶ谷・
京成津田沼方面
新京成の新鎌ヶ谷駅が開業するまでは北総線の分岐点であり、北総鉄道との共同使用駅だったようだ。現在は高架駅だが改装する前は地上駅。
2面2線ホーム。以前は橋上駅だったが鎌ケ谷市内連続立体交差事業に伴って「くぬぎ山」〜「鎌ヶ谷大仏」間の3.3kmが高架化され、その間にある北初富駅・新鎌ヶ谷駅・初富駅は高架駅としてリニューアルした。当駅は2017年10月に下りホーム、2019年12月に上りホームが高架化された。
路線
新京成線
松戸起点
11.4km
駅構造 高架駅
ホーム 2面2線
開業日 1955年(昭和30年)4月21日
駅名標
縦型駅名標
ホーム。壁に隔てられているが下り線の外側に北総線が走っている。「くぬぎ山」〜「鎌ヶ谷大仏」間3.3kmは高架だが以前は地上を走っており、当駅は2019年12月1日より高架化
改札。早朝深夜は駅員不在。利用客は初富駅に次いでワースト2位
駅周辺には国道464号線がある。訪問当時駅前は工事中だった。ターミナル駅の新鎌ヶ谷駅まで徒歩約14分と近く、当駅の利用客が少ない要因となっている
北初富駅の文字
←NEXT→
北初富駅は新京成線の駅として1955年に開業した。そして1979年、北総線の「北初富」〜「小室」間が開業し、新京成線松戸方面と相互直通運転を開始、北初富駅は新京成線と北総線の駅になる。
ちょっと何言ってるのか分からない。北初富駅は新京成線のみの駅ではないか?
それもそう思うだろう。北総線は開業時、「北初富」〜「小室」間を走り北初富駅にて新京成線松戸方面と相互直通運転をしていたのだ。
現在の新京成線北初富駅周辺は北総線の線路と並走するような形になっている。この線形から北初富駅が新京成線と北総線の駅だったことが伺える。
ただし新京成線との相互直通運転は暫定的なものであり、1992年に新鎌ヶ谷駅が開業すると北総線と新京成線の乗り換えは新鎌ヶ谷駅の役割になった。これに伴い相互直通運転と北総線北初富駅は13年で廃止された。
北総線廃止後の北初富駅は新京成線のみの単独駅となり、現在の姿となる。ターミナル駅の新鎌ヶ谷駅から700mと近く、徒歩10分で行けてしまうため新京成線24駅中利用客はワーストクラスとなっている。
←NEXT→