久留里
くるり
Kururi
久留里城見降ろす、美味しい名水が湧き出る水の町
久留里線「木更津駅」以外の駅を管理する直営駅。久留里線は全線を通して運行する列車が少なく、日中の木更津方面からの列車はほとんどが当駅折り返しとなる。当駅から上総亀山方面は日中5時間ほど運行されない時間帯があるので注意。2023年現在、上総亀山行きは8時15分発の次は13時53分である。
2面2線ホーム。夜間留置が設定されている。1・2番線どちらも上下線の発着に対応し、列車の行き違いをしない時は駅舎側1番線を使用する。日中は大半が「木更津」〜「久留里」間の折り返し運転となるため1・2番線を交互に発着する。夕方と夜間は当駅で木更津始発久留里行きが当駅始発上総亀山行き、上総亀山始発久留里行きが当駅始発木更津行きと接続を行う。
駅周辺は久留里藩の城下町として栄えており、名水が湧き出る井戸が各所にある。この水は久留里の名水として2008年6月に環境省から平成の水百選に選ばれている。水は地元の人でなくとも無料で自由に汲んだりできる。
路線
久留里線
木更津起点
22.6km
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業日 1912年(大正元年)12月28日
運営形態 直営駅(管理駅)
※2021年7月現在の配線図です。
設置場所 | 改札外 |
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備考 | JR久留里線スタンプラリー(2018)による限定設置 |
久留里城と久留里線。久留里城は久留里駅から約2.5kmの場所にある観光スポットで、高い山の上に築かれている。現在の久留里城は跡地の隣に再建されたものである。城も含め資料館も無料で見学でき、資料館横の薬師曲輪(展望台)からは久留里の町が一望可能。
設置場所 | 改札外 |
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備考 | JR久留里線スタンプラリー(2019)による限定設置 |
きみぴょんと銘酒。きみぴょんは君津市のキャラクター、名水の里として知られる君津市久留里地域は上総掘りによって掘られた自噴井戸が多く点在しており、平成の名水百選に選ばれた地下水は24時間、無料で誰でも利用可能。良質な水があるところには醸造業も盛んになる。
設置場所 | 改札外 |
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久留里城と資料館、新井白石(あらいはくせき)と旧居跡。新井白石とは江戸中期の朱子学者であり政治家。青年時代は久留里城に士官し、久留里城近くに屋敷を構えていた。屋敷は現存せず記念碑が建つのみ。当駅から徒歩約15分の場所にある。
設置場所 | WEBアプリ「TRAIN TRIP」で入手 |
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久留里城。房総半島の中・近世城郭の代表格。天守閣が標高180mの城山の山頂に築かれている山城。山の上にあり眺望が良い事から千葉眺望百景に登録されている。春は桜、秋は紅葉と四季折々の姿も見せる。
駅名標
縦型駅名標
東京から96.9km。描かれているのは久留里城。東京駅から京葉線もしくは総武本線、内房線、久留里線で当駅までの距離
名所案内。久留里線内で数少ない名所案内板。当駅は久留里城本丸(雨城)、久留里城城址資料館、久留里神社、円覚寺、雨城楊枝
ホーム。2面2線。行き違いをしない場合は上下線共に駅舎側1番線に発着する
こいのぼり
駅舎側にある側線
2番線木更津方面ホームの後ろは鬱蒼としている
2番線。千葉方面が表記されている
本線と寸断された側線が1本ある
2番線ホームにスロープが整備された
スロープがあっても階段を上ることは避けられないが…
お城のベンチ。久留里城モチーフの背もたれ
駅舎の中。木更津駅以外の久留里線の駅を全て管理する有人駅。券売機が設置されている。以前はみどりの窓口があった模様
防鳥鷹カイト
駅舎の中に可愛らしいベンチ
ようこそ久留里城と名水の里久留里へ。キハE130形のパネルと久留里線沿線の美酒
久留里城と名水の里 城下町と久留里の地酒 ようこそ 久留里へ。JR東日本千葉支社の「駅長犬」、久留里線マスコットキャラクターの「犬山クルリ」。そして沿線の名所
朝の久留里線は2本だけ木更津駅で特急さざなみ東京行きに接続している。平日だけだが。さざなみ2号利用で久留里駅から東京駅まで1時間40分。ギリ東京通勤圏内?
久留里 雨城楊枝。千葉県指定伝統工芸品、君津市指定無形文化財に指定されている久留里地域の特産物。楊枝の材料である久留里産のクロモジの木は特に品質に優れ、巧みな細工と品の良さからお茶席や日本料理店で利用されている
駅前。駅前を進むと久留里街道に出て、久留里商店街が広がる。駅横の君津市上総地域交流センターには久留里の名水の水汲み場があり、自由に利用可能。久留里城まで徒歩約45分
駅の看板。味のある木の看板。久留里城の姿あり
トイレは駅舎を出て横
トイレのそばにキハE130形100番台の撮影パネル
パネルが新しくなった。祝 鉄道開業150周年。キハE130形の運転台、久留里城の天守閣から顔を出す
サイクルラック。サイクルトレインB.B.BASEは木更津駅で久留里線のキハE130形に乗り継げる「菜久留(サイクル)トレイン」が運行されている
千葉県最後の秘境 奥房総。菜の花と久留里線、紫陽花と久留里城、亀山湖の桜、上総掘り、濃溝の滝、久留里城と酒
久留里駅すぐの場所にあった今は無き久留里商店街のアーチ。立派な久留里城のモニュメント。撤去理由は不明だが、老朽化によるものだろうか
久留里の名水
くるりのめいすい
駅周辺に井戸が点在
久留里の各所にある井戸から時間や季節を問わずこんこんとわき出る名水。 「久留里の生きた水」とも呼ばれる。上総掘りによって掘られた自噴井戸による地下水であり、清澄・三石山系の山林に降った雨が天然の地層を通る事でろ過され、地下水脈を通って湧き出てくる。井戸は無料で利用でき、地元の人を中心に多く利用されている。県下では唯一「平成の名水百選」に選ばれるほど水質と有用な成分に優れるようだ。
高澤の水
雨城庵(うじょうあん)の水
田丸家の名水
藤平酒造店前の名水
新町の井戸
久留里城
くるりじょう
久留里駅から約2.5km
室町時代に山の上に築かれた山城。 城の完成後3日に一度、21回雨が降ったことから雨城(うじょう)の別名を持つ。現在の久留里城は、本丸跡の隣に再建されたものである。二の丸跡には久留里城址資料館が立地しており、付近の薬師曲林(やくしくのわ)からは久留里の町が眼下に広がり眺望が大変良い。
再建された久留里城の隣に本丸跡。本当はここに城があった
久留里城の中は土足禁止なのでスリッパを履いて上がる
久留里城の二の丸跡に建設された久留里城址資料館。君津市の出土品やかつて武士が使用していた刀や甲冑などの展示がある
久留里城城主の一人「黒田直純(くろだなおずみ)」
資料館の横にある展望所からは久留里の町を一望できる
堀切跡。木の橋が架けてあったらしい
紅葉、2021年12月25日
防御・攻撃のため造成し設けた平らな区画「曲輪(くるわ)」
お玉が池。久留里城は水源がなく不便だったため、城主が家臣に池を掘らせた
新井白石(あらいはくせき)の銅像。江戸時代中期の旗本・政治家・朱子学者で久留里城に士官していた
男井戸と女井戸。敵対勢力が攻めてきてもこの井戸の水のおかげで籠城に耐えられた
再建天守のほぼ裏側にある土塀跡
上総堀り方式 井戸掘り櫓。明治中頃に君津地方で考察された井戸掘り方式で飲料水やかんがい水はもちろん、石油や温泉の発掘にも使用された。現在も東南アジアやアフリカ諸国で使用されている
明治中頃に現在の久留里商店街に埋設されていた水道木管
久留里城山郷。久留里城から少し離れた場所にある、久留里城三の丸跡を利用した公園のようだ
久留里城山郷は彼岸花の名所らしい。2023年9月24日時点ではポツポツ咲いていた
彼岸花
彼岸花2
久留里城山郷はしばらく手が付けられていないのか、草ボーボーである
なんとなくだが進むべき道はわかる
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