上総牛久
かずさうしく
KAZUSA-USHIKU
当駅から上総中野方面は利用客と運行本数が大幅に減少
五井駅を除けば小湊鉄道線で一番利用客の多い駅。駅舎は国の登録有形文化財に登録されている。
2面3線ホーム。駅舎側1番線が上り(五井方面)、構内踏切を渡って2番線が下り(上総中野方面)、同じく3番線が当駅始発が使用する上りとなっている。当駅から上総中野方面は利用者が減ることから五井方面からの下り列車の半数は当駅で折り返す。
里山トロッコは当駅を始発・終着とする列車がある。2015年から運行開始した観光列車の里山トロッコは小湊鉄道線沿線の里山風景を楽しむもの。観光用の列車で速達性に特化したものではなく、最高速度40kmで「五井」〜「養老渓谷」を約2時間かけてのんびりと走る。普通列車を同区間で移動すると約1時間10分である。以前は「五井」〜「上総牛久」間のみの里山トロッコもあった。
2023年現在、土休日ダイヤの昼の五井始発上総牛久行き1本は当駅で上総牛久始発の里山トロッコ3号養老渓谷行きに接続する。また養老渓谷始発の里山トロッコ2号上総牛久行きは当駅で当駅始発五井行きの普通列車に接続する。
路線
小湊鉄道線
五井起点
16.4km
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
開業日 1925年(大正14年)3月7日
運営形態 有人駅
※2021年7月現在の配線図です。
設置場所 | 改札窓口 |
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駅スタンプラリー 上総牛久駅。上総牛久駅と小湊鉄道における主力車両のキハ200形がリアルに描かれる。小湊鉄道線は対の存在(?)であるいすみ鉄道よりも千葉や東京都心に近い場所を走行しており、ローカル線でありながらも「五井」〜「上総牛久」間は通勤利用が見られる。
設置場所 | 改札窓口 |
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国指定重要文化財 名所笠森観音。笠森観音は上総牛久駅から遥か東に約7km、市原市に隣接する長南町にある寺院のこと。大岩の上に建つ観音堂は全て長さの違う61本の柱で支えられる特異な構造で日本唯一のもの。桜の名所でもあるようだ。因みにこのスタンプのサイズはかなり大きい。
駅名標
縦型駅名標
ホーム。当駅発着のある2面3線。上総中野方面の列車は駅舎側から構内踏切を渡って2番線
番線表示。2番線高滝・養老渓谷方面行、3番線光風台方面五井行
フォント違いの番線表示
ホーム上のトイレ
駐車場空あります
駐車場空あります 「関東の百選」認定 上総鶴舞駅
お得な乗車券の紹介など。養老渓谷往復切符割引乗車券、一日フリー乗車券・・・
駅舎の中。有人駅。昔ながらの木造駅舎
普通運賃表。京葉線の幕張豊砂駅がまだなかった頃。同じ市原市内の姉ヶ崎駅や八幡宿駅まででも片道900円
看板いろいろ。入口と出口はホームの事。状態のよいホーロー看板
小湊鉄道線の写真。夜桜、富士山、桜と菜の花など美しい沿線風景
駅前の文具店で小湊鉄道グッズを販売しているらしい
木彫り「仲うし」
木彫りのイノシシ
木彫りのヤギ
木彫りのトラ
木彫りの龍。ここにある木彫りの像は来るたび変わっているような気がする
いちはらアート×ミックスの作品のひとつ「ビルズクラウド」
駅周辺は市原市の前身にあたる南総町の中心部。古くからの商店街。近くの踏切を渡った先にファミリーマート
駅の看板。1枚の木の板に文字を彫っている
国登録有形文化財 上総牛久駅本屋。建築は大正14年頃。利用客の増加に対応して昭和7年頃に一部増改築が行われているが、駅舎外観は開業当初からの佇まいを残す
房総ふれあいのみち 上総牛久駅。牛久市街地から養老川の下流に沿って歩く風を感じる田園のみち。同じく牛久市街地から橘禅寺(きつぜんじ)、高滝ダム経由の山辺のふるさとのみち
上総牛久駅周辺案内。小湊鉄道、内田の森、牛久八坂祭 牛久ばやし、牛久朝市など
いちはらアート×ミックスの作品のひとつ「里山トイレ」。小さな複数の建物(トイレ)が木々と共生し、里山らしい多様な風景を作り出す
笠森寺
かさもりじ
上総牛久駅から約7km
長南町の寺院。十一面観音像が本尊であることから「笠森観音」とも呼ばれる。岩山の上に建つ観音堂は四方懸造(しほうかけづくり)と呼ばれる日本唯一の建築様式が採用されており、それぞれ高さが異なる61本の柱で支えられている。観音堂は重要文化財で、周辺の森林は笠森寺草創当時より禁伐林として保護されてきた「笠森寺自然林」として国の天然記念物に指定されている。
参道
小さなお地蔵さんがたくさん
霊木 子授楠(こさずけのくす)。幹の穴を夫婦で潜ると子供ができる言い伝えがある
子授楠から姿を覗かせる子授観音
二天門
手洗舎
六角堂
鐘楼堂
仁王門
観音堂を下から見上げる
弁天谷池
展望台。ここまで来るのは少し体力が必要かもしれない
展望台上
笠森霊園が見える
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