上総村上
かずさむらかみ
KAZUSA-MURAKAMI
国の登録有形文化財に指定されている駅舎
駅舎側1番線は上り(五井方面)ホーム、構内踏切を渡った先が2番線下り(上総中野方面)ホーム。市原市の中心部の隣の駅だがとレトロな雰囲気で風情が感じられるものとなっている。
駅舎は国の登録有形文化財に登録されている。一時期だが「いちはらアートミックス」の一環でホームのベンチにスーツケースを持った宇宙飛行士の作品が設置されていた。月行きの列車を待っているらしい。
小湊鉄道線の駅は上総中野駅以外すべて市原市にあるという特徴がある。
路線
小湊鉄道線
五井起点
2.5km
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業日 1927年(昭和2年)2月25日
運営形態 無人駅
駅名標
縦型駅名標
ホーム。2面2線相対式。2番線下り(上総中野方面)ホームは屋根なし
いちはらアート×ミックスの一環で設置された宇宙飛行士。タイトルは「7つの月を探す旅 第二の駅《村上氏の最後の飛行 あるいは月行きの列車を待ちながら》」。宇宙飛行士が駅のホームで月行きの列車を待っている
宇宙服のパッチ。里山トロッコが月をバックに夜空を走っている。上総村上 いちはらアートミックスの文字がある
夜明けのホーム
駅舎の中。無人駅、券売機が置かれている
TICKETS TO THE MOON。当駅で月行きのきっぷを売っている?
行灯式発車標。「ごい」と見られるのは当駅だけ
汲み取り式のトイレ。錆びたトタン板がいい味を出している
静かな駅前。市原市の中心部から少し外れた場所。上総国分寺跡まで徒歩約11分、市原市役所まで徒歩約26分
駅の看板
駅長と便所の看板。「便所」というのが時代を感じさせる
上総国分寺
かずさこくぶんじ
上総村上駅から約1km
奈良時代の中頃に、国の平和と繁栄を祈るため聖武天皇の命により全国60ケ所余りに建てられた国立寺院跡の一つ。発掘調査により門や塔などの遺構が確認されており、市原市が古代上総国の政治や文化の中心地だったことがうかがえる。
薬師堂
仁王門
春なのに紅葉する「春もみじ」がある
もみじと仁王門
将門塔
鐘楼
藤棚
菜の花
現在の上総国分寺を取り囲むように、創建当時の史跡である上総国分寺跡が広がる
かつて存在した西門の跡
七重塔の塔心礎。七重塔は復元すると約63mに及び、現在の市原市市役所第二庁舎より大きいという
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