土合
どあい
Doai
日本一のモグラ駅
JR東日本
上越線(高崎起点)69.3km
開業日 1936年(昭和11年)12月19日
上りホームが地上、下りホームが地下と上下線別ホーム。下りホームは地下70mの新清水トンネル内にあり、24段の連絡通路の階段と462段の階段を下っていく必要がある。改札口から下りホームまで徒歩約10分かかるというトンデモ構造。この構造から「日本一のモグラ駅」と呼ばれている。
設置場所 | WEBアプリ「TRAIN TRIP」で入手 |
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日本一のモグラえき。この言葉で土合駅が連想されるぐらい当駅の愛称として定着している。上越線は元々単線で当駅のホームも地上の1つしかなかったが、高度経済成長期に関東と新潟を移動する人が増えたため、下り線は輸送時間短縮のため山の中にトンネルを掘って複線化した。
下り(長岡方面)駅名標。当駅は群馬県みなかみ町に位置し、群馬県最北端の駅。次の土樽駅からは新潟県湯沢町に入る
新清水トンネル内の下りホーム。夏場に訪問したが、寒いぐらいひんやりしている。下りホームは標高583m地点にあり、駅舎は標高653.7m地点にある
ホームの間に隙間があるが本線(通過線)と副本線があった名残。現在は副本線が撤去され、本線側にホームがある
消火器。秘境駅な当駅でもきちんと防火対策されている
待合室。当駅の利用客は大半が観光客で、水上駅から長岡行きの列車に乗り下りホームで下車、階段を上っていくと思われる。逆パターンは少なめ?
待合室の中。上越線「水上」〜「越後湯沢」間は閑散区間。1日6往復(土休日)しか列車がなく、日中は運転間隔が大きく開く。良く言えば長く散策を楽しめる
土合駅特製ビール熟成中。地下に下りホームは1年を通して気温が15℃と低温であることから、みなかみ町のクラフトビール製造者と提携し、元運転事務室を利用してビールの熟成が行われている
ビールは2021年以降毎年秋に開催予定の駅でのビールイベントで楽しめる模様
地下ホームのトイレは使用停止されている。当駅のトイレは駅舎の外にあり、下りホームからだとあの長い階段を上ってから用を足す羽目になる。なので予め電車のトイレしておいたほうがよい
水上信号通信支区 土合下り配線室
とても長〜い地上への上り階段。462段ある。当駅は谷川岳の玄関口として、この長い階段登りが登山のウォーミングアップとして親しまれている
ようこそ「日本一のモグラ駅」へ。駅舎と下りホームの標高差は70.7m、改札口まで約10分を要する
階段の横を水が流れる。エスカレーターの設置スペースらしい
階段の途中にはベンチがある。疲れたら一息つける
先は長い・・・
上り切った
階段を上り切っても改札口はもう少し先。143m、階段24段の連絡通路を通る。奥にある壁は地下ホーム列車通過時の突風から守るための風よけ
連絡通路を歩く。長い階段を上りきって疲れているだろうがもう一息
お疲れ様でした。(階段数462段) 改札出口まで後143メートル階段2ヶ所で24段です。がんばって下さい。
駅とは思えない通路。ここで湯檜曽川と国道291号を跨ぐ
当駅にはグランピング施設「DOAI VILLAGE」というものがある。この先がそうなのだろう
出口。やっと着いたか・・・そう思わせてくれる看板
越後湯沢・小出・長岡・新潟方面。ここから乗り換えなしで行けるのは長岡駅まで
改札内。ここで上りホームか下りホームに行くか分かれる。トイレは一度駅の外へ
改札。1985年より無人。国鉄臭がするラッチが今も残る。ここから下りホームまで徒歩約10分を要するため、駅員がいた頃は下り列車の改札が発車10分前に打ち切られていたとか
みなかみ町の「おいでちゃん」。みなかみを愛する永遠の24歳。水上温泉の旅館で修行中の若女将。笑顔がチャームポイント。「おいで」にはみなかみにいらっしゃい、温泉が出るという意味がある。身長185cm(スーパーモデル並!?)
乗り場案内。1本で行けない新潟や、高崎・大宮・上野が表記されている
喫茶「mogura」。当時使われていた駅務室を喫茶店として改装した場所。水曜日定休で平日は休みの事が多い不定休
喫茶「mogura」の中にある縦型駅名標
旅客運賃料金精算所
この小さなスペースはいったい?
小さなスペースから上越線の上り線が見える
上りホームへ。水上方面へ行く際はあの長い階段を戻る必要はない
水上・高崎・大宮・上野方面。ここから乗り換えなしで行けるのは水上駅まで。ここで上野の文字が見られるのが良い
駅舎と上りホームを結ぶ通路
出口はこちら
地上の上り(水上方面)ホーム。上越線複線化前から、1936年当時開業時からのホームである。日本一のモグラ駅と呼ばれる地下ホームができるのは1967年のこと
上りホーム駅名標。右下に海抜六六五.五一Mと書いてある
上りホーム駅名標2。当駅海抜665メートル。テープの下が気になる
縦型駅名標。土合というのは川と川が合流する場所を意味するらしい
待合室
待合室の中
改札の外。谷川岳モチーフの三角屋根から外の光が差し込む
閉鎖されたきっぷ売場。この中は現在喫茶moguraとして活用されている
上り方面湯檜曽以遠行
日本一のモグラ駅土合駅。上越線で見つけた不思議。はるか地底のプラットホーム。
待合室があるが訪問当時は閉ざされていた。ここで寝泊まりやガスコンロ使用などが相次いでいたとか
スタンプ台だと思われるが、スタンプはない
登山カード入れ。登山に出かける際に提出し、もし提出者が遭難した時の捜索の足がかりとして使用される
いよいよ谷川岳です。谷川岳は美しい、しかし厳しい山です。安全登山のために次のことを守ってください。健康状態の確認とともにペースは遅い人に合わせる。装備、食糧を点検し、余裕ある行動をとる。天候が悪化したら無理をせず引き返す。登山届は必ずしてください
周辺地図。谷川岳ロープウェイ土合口駅まで約1.6km
駅前。山間部にある当駅周辺に建物はわずかでなかなかの秘境。国道291号、谷川岳ロープウェイ土合口駅、湯檜曽川、谷川岳ドライブイン。因みに谷川岳は上越新幹線の上毛高原駅からバスを利用して行くことも可能
ようこそ日本一のモグラえき土合へ
どあい
駅舎併設のトイレ
JR東日本土合駅
バス待合所。待合所の中が薄暗く、こんな所にバスが来るのかと思ってしまうが来る。行き先は上越新幹線「上毛高原駅」、上越線「水上駅」、谷川岳ヨッホ(谷川岳ロープウェイ駅)。日中1時間に1本あたり運行されるが、水上駅方面の運行はごくわずか