所在地
福島県相馬市
1日平均乗車人員
JR東日本(2021年)約910人
2面2線ホームと貨物列車待避用だと思われる中線を持つ。駅舎側1番線仙台方面ホームは原ノ町方面への折り返しに対応する。震災により約9か月運転休止となり「原ノ町」〜「相馬」間が復旧した後、原ノ町方面からの列車は1番線で折り返しを行っていた。当駅は特急ひたち停車駅である。
相馬市の代表駅で利用客はこの辺りでは多い。瓦屋根が特徴的な和風の駅舎は2002年に東北の駅百選に選ばれている。
常磐線
(上り) |
(下り) |
潮風かおる松川浦と城下町相馬。状態があまりよくない。松川浦とは相馬市東部の砂州によって大平洋と隔てられた潟湖(ラグーン)。海苔やカキが名物とされ旅館や民宿、地元の特産品などを販売する浜の駅松川浦などがあったりと、観光地化されている。相馬市は江戸時代、この地方を支配していた相馬氏の6万石の城下町として栄え、当駅から徒歩約20分の相馬中村城跡を中心に道路の作りや建物などから、城下町らしさを感じることができる。
駅名標2
縦型駅名標
ホーム
1番線ホームの待合室
原ノ町・いわき・水戸・上野方面
駅事務室
2023年3月17日にみどりの窓口が閉鎖した
仙台で新幹線乗り換えの必要時間は8分
松の木
駅出入口
駅前のトイレ
駅の看板
夜の相馬駅
相馬市歴史資料収蔵館・郷土蔵
そうましれきししりょうしゅうぞうかん・
きょうどくら
相馬駅から約800m
相馬市内の歴史資料を収蔵・展示する歴史資料収蔵館、同じく地域の民俗資料を保存・展示する郷土蔵の2つの建物で構成されている施設。外観は白と黒を基調とした重厚感のある和風のデザイン。歴史資料収蔵館は入館料有料で館内撮影不可、郷土蔵は入館料無料で館内撮影可能。
旧中村城時鐘。大手前の会所(会館)に懸けられていた時をつげる鐘
郷土蔵1階
戦時代用品。武器や兵器を作る金属が不足し工場や家庭から鉄や銅製品が回収された。このことから日用品の多くは金属に代わる材質で作られた代用品となった
郷土蔵2階
学校の机など
ランドセル。ボール紙製で壊れやすい
ねずみ取り機。中に入れたエサに触れると扉が閉まる
縄ない機。稲わらをより合わせて縄を作る
回転ボール。1枚156の穴にかいこが入りマユを作る
相馬中村城跡
そうまなかむらじょうあと
相馬駅から約1km
戦国時代から江戸時代にかけての大名、相馬氏の居城だった場所の一つ。中村城と言うが他の中村城と差別化するため相馬中村城と呼ばれている。比高15m程の丘に築かれ、丘の周辺には南西に流れる宇多川から引かれた水で水堀が配されている。
水掘
大手一ノ門
中の門
相馬中村神社の鳥居
南二の丸。「長友」とも呼ばれここには重臣の屋敷や馬屋などがあった
本丸鉢巻石垣。石材は川石の自然石に割石を混ぜ、石材の小面を横に据える野面積み
相馬野馬追に因んで馬の像
相馬中村神社の拝殿。相馬野馬追の出陣式はここで行われるようだ
手水舎
本丸と東二の丸を結ぶ橋
本丸跡に鎮座する相馬神社
本丸からの景色
二宮尊徳(にのみやそんとく)坐像。飢饉などで窮乏した相馬中村藩を立て直すため、「興国安民の法」を導入し財政の健全化に成功する
JR東日本 | ||
---|---|---|
駅構造 | 地上駅 | |
ホーム |
2面2線 |
|
開業日 |
1897年(明治30年) |
|
運営形態 | 業務委託駅 | |
路線 | ||
常磐線 | ||
キロ程 |
307km |
|
日立木 |
駒ケ嶺 |
|
年度別1日平均乗車人員 | ||
2000年 | 2,000 | |
2005年 | 1,720 | |
2010年 | 1,500 | |
2011年3月〜12月 東日本大震災により「原ノ町」〜「相馬」間が休止 | ||
2012年 | 900 | |
2015年 | 760 | |
2011年3月〜2016年12月 東日本大震災により「相馬」〜「浜吉田」間が休止 | ||
2016年 | 850 | |
2019年 | 1,120 | |
2020年 | 840 | |
2021年 | 910 |
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