.jpg)
所在地
福島県南相馬市
1日平均乗車人員
JR東日本(2004年)約40人
震災前は2面3線ホームだったが2017年の運転再開後は3番線が廃止されて2面2線ホームとなっている。廃止された3番線は線路が撤去され柵が設けられた。駅前は田んぼばかりで何もないが秘境駅までとはいかない。
常磐線は2020年春にSuicaの首都圏エリアが浪江駅まで、仙台エリアが小高駅まで拡大されることになったが、浪江駅と小高駅の間にある当駅はどちらにも所属せず、常磐線で唯一ICカード乗車券が使えない駅になってしまった。
常磐線
| (上り) | (下り) | 
.jpg) 駅名標2
駅名標2
.jpg) ホーム
ホーム
.jpg) 駅開業記念碑
駅開業記念碑
| JR東日本 | ||
|---|---|---|
| 駅構造 | 地上駅 | |
| ホーム | 2面2線 | |
| 開業日 | 1948年(昭和23年) | |
| 運営形態 | 無人駅 | |
| 路線 | ||
| 常磐線 | ||
| キロ程 | 273.5km | |
| 浪江 | 小高 | |
| 年度別1日平均乗車人員 | ||
| 2000年 | 30 | |
| 2001年 | 40 | |
| 2002年 | 40 | |
| 2003年 | 40 | |
| 2004年 | 40 | |
| 2011年3月〜2017年4月 東日本大震災により「浪江」〜「小高」間が休止 | ||
←NEXT→
.jpg)
SuicaやPASMOといったICカード乗車券は鉄道における乗車券に対して革命をもたらしたともいえる存在。下車駅までの乗車券の金額を調べることなくICカードに必要な金額分だけチャージすれば運賃を自動計算して差し引いてくれる。ものすごく便利だ。
しかしICカード乗車券も万能ではない。それは利用できる「エリア」が設定されていること。
.jpg)
ICカード乗車券は乗車駅から下車駅までの最安ルートを計算し運賃を差し引く。利用者が改札を通る際ICカードと改札機の間で高速な情報のやり取りを行い計算処理が行われる。スムーズな改札通過のためにはスピードを落とすわけにはいかず、ある程度計算の範囲を決めておく必要がある。それがエリアだ。
エリアが広くなりすぎるとその分計算量やデータ量が増えてしまい結果を出すのに時間がかかってしまう。今のようなスムーズな改札通過はできなくなってしまうだろう。特に利用者が多い都市部ではスピードの速さが望まれる。
ここからは常磐線のエリアについて話す。常磐線は300km以上もある長い路線のためエリアで分断されている区間がある。「浪江」より南が首都圏エリア、「小高」より北が仙台エリアとなりこのエリアを跨いでのICカード乗車券の利用はできない。もし首都圏エリアで乗車して仙台エリアで下車すると改札機で止められる。こうなってしまうと駅員に処理してもらうほかはない。
常磐線はこのように2つのエリアに分断されているがこのどちらにも属さない駅がある。それが桃内駅である。
.jpg)
桃内駅は浪江駅と小高駅の間にありちょうど首都圏エリアと仙台エリアの間に位置しているのだ。これにより桃内駅は常磐線内で唯一ICカード乗車券が使用出来ない駅となってしまっている。
なぜこんなことになってしまったのだろう?桃内駅の利用者が少ないから?震災による常磐線全線復旧に合わせてついでに対応させたのだろうか?境目となる駅を設けるためにあえて1駅だけ対応させなかったのか?いずれにせよ詳細は不明である。
←NEXT→
.jpg) 駅名標
駅名標
.jpg) 縦型駅名標
縦型駅名標
.jpg) 駅前。民家はほとんどない
駅前。民家はほとんどない
.jpg) 桃内駅の文字
桃内駅の文字
