東大島

ひがしおおじま

Higashi-ojima

(パラマウントヘッド本社前)

ホーム上に江東区と江戸川区の区境がある駅

所在地

東京都江東区

1日平均乗車人員

東京都交通局(2021年)約12,900人

Train line

都営新宿線

上り
馬喰横山・新宿・
京王線方面

下り
本八幡方面

各駅停車

どんな駅?

東京都交通局

 

当駅のホームは旧中川の真上にあり、旧中川は江東区と江戸川区の境目。そのためホーム上に行政区分標がある全国でも珍しい駅として関東の駅百選に選ばれている。駅長室は江東区側にあるので江東区の駅。

 

駅周辺

 

北に新宿線の車両基地である大島車両検修場を備えた東京都交通局大島総合庁舎が立地する。ただし車両基地の入出庫線は当駅ではなく隣の大島駅。こちらは乗務員基地も兼ねているため当駅で乗務員の交代が行われるが、当駅に急行は停車しないので各駅停車のみ交代を行う。

東京都交通局
 

路線

新宿線

新宿起点
14.1km

 

 

駅構造 高架駅

 

ホーム 2面2線

 

開業日 1978年(昭和53年)12月21日

 

Stamp

設置場所 大島口改札内

東大島駅駅舎と中川船番所資料館。東大島駅は旧中川の真上にホームがあり、旧中川が江東区と江戸川区の境目であるためホーム上に行政区分標が設置されている。中川船番所資料館は当駅から徒歩約5分、江戸時代に小名木川の中川口に設置されていた「中川番所」に関する展示を行う。

Gallery

駅名標。船堀駅と共に地上区間を成す1駅。荒川と中川を越えるため、海抜ゼロメートル地帯の地下の軟弱地盤を避けるため高架になったという。南側を走る東西線も同じ

駅名標2。パラマウントベッド本社前と書かれている。介護用ベッド最大手の日本のベッドメーカー。本社は大島口を出て徒歩約9分

旧中川の真上にあるホーム。当駅北側にある交通局大島総合庁舎には乗務員基地が設置されており、当駅で乗務員交代が行われる。さらにガラス張りのホームで立派な一駅なのだが、急行通過駅

待合室。2018年6月14日より供用開始。ホームの階段両端のそば、1つのホームに2つ設置されている

ホーム中程にに行政区分標がある。関東の駅百選選定理由の一つ。当駅船堀寄りが江戸川区、大島寄りが江東区になっている。乗務員基地などの交通局大島総合庁舎が江東区にあるためか、当駅は江東区の駅扱い

8両編成はホーム中ほどに停車する。新宿線の8両編成運転は2022年8月10日に終了し、全て10両編成となった。10-300形に中間車2両を組み込んで10両化したが、後に耐用年数が違ったりするなどの理由から8両丸ごと廃車にして10両を新造した

ホーム船堀寄りにある小松川口改札。小松川は川ではなく、江戸川区の地名

「駅エコ・プロジェクト」展示スペース。太陽光発電や風力発電・屋上緑化といった環境に配慮した設備が搭載されている。雨水をタンクにためて緑化に供給、風力・太陽光ハイブリッド発電で発電した電気を雨水を緑化へ供給する電源に使う

小松川口。江戸川区に位置する。大型集合住宅や団地が多い住宅街。この地域は海抜ゼロメートル地帯なため、避難場所として土地をかさ上げした大島小松川公園が当駅周辺に広がっている

小松川口出入口。広めなコンコース

ホーム大島寄りにある大島口改札。パラマウントベッド本社、江東区中川船番所資料館はこちらから。トイレはどちらの改札内にもある

<大島口。江東区に位置する。大島小松川公園はこちら側にも広がっている。公園北側の一部は地下に新宿線の車両基地である大島車両検修場がある

大島口ロータリーの中心に青龍のモニュメント。江東の地の東方を守護する。江東区の北部には玄武、西部には白虎、南部には朱雀のモニュメントがある

旧中川の真上にある駅舎。関東の駅百選選定理由の一つ。駅構内に江東区と江戸川区の境界がある珍しい構造。なぜこんな場所にあるのか、東に寄せると旧中川と荒川の間で土地が狭い、西に寄せるとこの川の間の人達にとって不便になってしまうことから、旧中川の上になったらしい

駅の看板

古めな駅の看板。大島口高架下、特別区道江388号線にて確認

Spot

江東区中川船番所資料館

こうとうくなかがわ

ふなばんしょしりょうかん

東大島駅から約350m


付近を流れる旧中川に設置されていた「中川番所」と水運に関わる展示を行う資料館。中川番所や船着き場を再現した実物大ジオラマや資料に加え、郷土の歴史や文化を紹介する展示室が設けられている。

中川番所は河川交通路上における江戸の出入口に設けられた関所のこと

旧中川が見える展望室。かつてこの辺りに中川番所があった

防災拠点再開発に伴い平成7年に発掘調査が行われると番所建物の礎石・漆器・陶器などが出土し、番所内での生活の一部がうかがえた

手軽な船遊びや江戸市中の移動に使われた日除船の模型

日本最古の魚拓(写真)。現在の墨田区で釣られたフナの魚拓で現在日本に残っている中では最古のもの

鮎箱。昔はクーラーがなかったため1匹ずつ並べて入れた

昭和20〜30年代の江東区の民家を再現

野菜のレプリカ。江東区周辺では江戸・東京向けの野菜栽培が盛んだった

コシタボ。腰巻を腰にひっかけて後ろ向きに進むと、アサリやシジミなどの貝を砂ごと籠でさらうというもの

昔の電気冷蔵庫はドアが一つしかなく、製氷室は今よりも氷が作りにくかった

資料館にほぼ隣接する旧中川・川の駅。土日祝に水陸両用バスが発着する

大島小松川公園にある旧小松川閘門。荒川と中川の水位調整を図るために昭和5年に完成した。現在は水上交通の衰退により廃止され、小松川公園内に保存されている

←NEXT→