平和台
へいわだい
Heiwadai
東邦酒類への工場の引き込み線があった駅
千葉県流山市
流鉄(2020年)約1,020人
流鉄流山線
上り
馬橋方面
下り
流山方面
駅周辺
駅周辺は平和不動産が開発・分譲を行う住宅地。当駅南西は「陸軍糧秣本廠流山出張所」という日本陸軍の食料品や馬の飼料を保管・供給する施設があったが戦後民間に払い下げられてキッコーマンの工場などが立地した。
路線
流山線
馬橋起点
5.1km
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業日 1933年(昭和8年)4月1日
運営形態 有人駅
設置場所 | 改札窓口 |
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醸造の街。流山市は京都府の伏見、愛知県の三河と並ぶみりんの名産地。江戸川流域は早稲米や糯米の産地で、水にも恵まれている立地条件から流山は江戸へのみりん供給地として生産量を伸ばし、江戸時代末期から明治時代にかけてその知名度を上げていった。流山青年の家は現在の流山市青少年指導センターを指していると思われる。
駅名標
縦型駅名標
ホーム。利用客は流鉄で並程度。単線のホームなので馬橋方面流山方面の乗り間違いに注意
流鉄のキャラクター「流之進(りゅうのしん)」。なの花号の車両正面のカラーリングがモチーフ。顔と手と耳はもふもふ
改札。流鉄は乗る時駅員によるきっぷの確認はしない。降りる時は改札口に駅員が出てきてきっぷの回収を行う
流山市ふるさと産品。餅や饅頭の菓子類、日本酒、キッコーマン本みりんなど
流山観光イラストマップ。流山観光スポットTOP30。1位は利根運河(運河水辺公園)
駅周辺は商店街。人、車通り共に多め。赤城神社まで徒歩約9分、一茶双樹記念館まで徒歩約8分
流山本町江戸回廊マップ・流山市広域案内図。ようこそ白みりん発祥の地へ。赤城神社、一茶双樹記念館・杜のアトリエ黎明
平和台駅の文字。東京都練馬区には東京メトロの平和台駅がある
赤城神社
あかぎじんじゃ
平和台駅から約650m
南流山駅から約1.5km
小山の上にある神社。言い伝えによると上州(群馬県)の赤城山が噴火し、土塊がここに流れて小山を形成したとされ、これが「流山」の地名になったと言われる。毎年10月に、神社の鳥居にある長さ約6.5m、重さ約500kgに達する大しめ縄をつくり変える「大しめ縄行事」が行われている。
※南流山駅のページでも紹介しています。
長さ約6.5m、重さ約500kgの大しめ縄。不浄をさえぎるものであり、祭礼のあとは取り除かれず1年の間人々を見守る
本堂の前は遊具と広場のある赤城山公園
公衆トイレ
赤城神社の社叢林(しゃそうりん)。流山の歴史を刻む象徴的な景観を形成している
主水舎
一茶双樹記念館
いっさそうじゅきねんかん
平和台駅から約550m
みりん醸造創設者の一人「秋元三左衛門(あきもとさんざえもん)」の商家や庭園を記念館として整備した場所。秋元三左衛門は俳人「小林一茶(こばやしいっさ)」と交流があり、一茶はここ秋元家を50回以上も訪れて近傍の俳人たちとともに句会を開いていた。入館料は無料。
秋元本家内。この商家は再現された建物。商家では客と応対する空間を「店(みせ)」という
流山味醂工場「糧秣(りょうまつ)線」。流鉄の貨物引込線であり、大正14年から昭和22年まで存在した旧陸軍「糧秣本廠流山出張所」からの軍事物資を流鉄で輸送するために敷設された
一茶庵
流山での小林一茶の句「刀禰川(とねがわ)は寝ても見ゆるぞ夏木立」「觜太(はしふと)の夢や見つらん夜の蝉」etc
一茶庵内
中門
夕月や 流れ残りの きりぎりす
双樹亭
双樹亭内
双樹亭内2
双樹亭内2
枯山水
小林一茶。江戸時代を代表する俳諧師の一人。一茶は俳号であり、本名は小林弥太郎
秋元三左衛門。俳号は双樹である。家業の傍ら俳句をたしなんでいた
「天晴」の掛け軸。秋元家が作っていた味醂の名前
小障子
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